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「You’re Still The One」(ユー・アー・スティル・ザ・ワン)はアメリカのカントリーミュージック歌手、Shania Twain(シャナイア・トゥウェイン)の曲。この曲は1997年11月4日にリリースされた3枚目のアルバム『Come On Over』に収録され、1998年1月13日にアルバム初のポップラジオシングルとしてリリースされた。
背景
カナダの歌手シャナイア・トゥエインは、1991年にアメリカのレーベル、マーキュリー・ナッシュビル・レコードと契約し、1993年4月にセルフタイトルのデビュー・アルバムをリリースした。しかし、このアルバムは商業的に失敗し、わずか10万枚しか売れなかった。それにもかかわらず、トゥエインの歌声と「What Made You Say That」のミュージックビデオが、ザンビア出身の音楽プロデューサー、ロバート・ジョン・“マット”・ラングの関心を引いた。
二人は電話を通じてソングライティングのコラボレーションを始め、1993年6月のファン・フェア・フェスティバルで初めて対面した。その後、すぐに恋愛関係に発展し、同年12月に結婚。しかし、音楽業界の関係者からは二人の文化的な背景の違いや17歳の年齢差を理由に、関係を懐疑的に見る声が上がった。また、ラングがトゥエインの2作目のスタジオ・アルバム『The Woman in Me』(1995年)に深く関与したことで、彼が「全てを支配するスヴェンガリのようなプロデューサーであり、トゥエインを操る傀儡のように扱っている」との憶測も広まった。
トゥエイン自身も、周囲が二人の関係を信じていないと感じていた。「彼は若くて美しい女性と結婚し、私は成功したプロデューサーと結婚した。だから、人々はそれだけが理由で、長続きするはずがないと思っていた」と語っている。この批判に対する反論として、また夫婦としての成功を称えるために、彼女は「You’re Still the One」を書いた。
彼女はギターを弾きながら作曲を始め、内省的な「フォークシンガー・ソングライター」のような気分で歌詞を考えていた。そして、コーラスのメロディを繰り返し歌っていると、ラングが「You’re still the one」というカウンターメロディを思いついた。トゥエインは「突然、ヒットするコーラスが生まれた」と回想し、すぐに曲が完成したと語っている。
「You’re Still the One」は、アルバム『Come On Over』(1997年)の他の楽曲とともに、テネシー州ナッシュビルのマスターフォニックス・トラッキング・ルームでレコーディングされ、マイク・シプリーによってミックスされた。プロデュースはラングが担当し、バックグラウンド・ボーカルも務めている。
歌詞の意味
この曲は、愛と絆の強さをテーマにしたラブソング。主人公は、時間が経ち、困難な道を歩んできたにも関わらず、相手への愛が変わらず続いていることを感じている。歌詞では、周りの人々が二人の関係が続かないだろうと予想していたことを振り返りながら、実際には二人は今もなお強い絆で結ばれていることが強調されている。
「You’re still the one」というフレーズが繰り返されることで、主人公が愛する相手に対する変わらぬ思いを表現している。どんな困難や試練があっても、相手が自分の唯一の存在であり、これからも一緒に歩んでいく決意を感じさせる。
全体として、この曲は長年にわたる愛の強さ、信じ続けることの大切さを歌っており、相手に対する深い愛情と感謝の気持ちが込められている。
mighta とは
“mighta” は “might have” を口語的に発音したときの崩れた形で、カジュアルな英語や歌詞、会話でよく使われる。
正式な文書では “might have” を使うが、口語や歌詞では “mighta” と表記されることがある。
正式な表現: We might have taken the long way.
口語・スラング: We mighta taken the long way.
(「私たちは遠回りしたかもしれない」)


