【曲解説】Shania Twain – Man! I Feel Like A Woman!

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2022年のコーチェラでハリー・スタイルズと共演した

曲情報

「Man! I Feel Like A Woman!」(マン・アイ・フィール・ライク・ア・ウーマン!)はカナダのシンガーソングライター、Shania Twain(シャナイア・トゥウェイン)の曲。この曲は1997年11月4日にリリースされた3枚目のアルバム『Come On Over』に収録された。

この曲はトゥウェインと彼女の長年のコラボレーターであり当時の夫でもあったロバート・ジョン “マット” ラングによって作詞・作曲され、ラングがプロデュースも担当した。1999年3月29日、アルバムからの8枚目のシングルとして北米のカントリーラジオ局で最初にリリースされ、その後同年後半に世界中でリリースされた。「Man! I Feel Like a Woman!」はカントリー・ポップの楽曲で、女性のエンパワーメント(自立や強さ)をテーマにした歌詞が特徴的であり、トゥウェインの代表曲の一つとなっている。

チャート、グラミー賞

商業的にも成功を収め、6か国でトップ10入りを果たし、カナダではトップ20、アメリカのBillboard Hot 100 では最高位23位を記録した。特にHot Country Songs チャートではトップ5に入り、アメリカレコード協会(RIAA)によって100万ダウンロード以上を記録しプラチナ認定を受けた。 さらに、この楽曲は2000年のグラミー賞で「最優秀女性カントリーボーカルパフォーマンス賞」を受賞した。

歌詞の意味

この曲は女性のエンパワーメント(自立や強さ)をテーマにした楽曲であり、トゥウェインは「女性でいることの最高なところは、自由にちょっとした楽しみを持てること」だと歌い、「メンズシャツ」に「ショート丈のスカート」を合わせることを楽しむと宣言している。

トゥウェインはBillboardのインタビューで、この曲の歌詞の意味について次のように説明している。

この曲はタイトルから生まれて、そのまま自然に書き上げられたの。 この表現は、現代の女性であることを祝福するものだと思うわ。私たちは多くの面で恵まれているし、ちょっと甘やかされてるくらいかもね。フェミニストはそうは思わないかもしれないけど、私は女性でいることがすごく楽しいと感じてるのよ。

また、トゥウェインはアメリカのLGBT向け雑誌「The Advocate」のインタビューでこの曲についてこう語っている。

私が作る音楽には、女性らしさやフェミニンな視点があるけど、それだけじゃなくて力強さもあるの。 これは単なる「ガールパワー(女性の力)」だけじゃなくて、「ゲイパワー」でもあると思う。 この曲はその両方を象徴しているんじゃないかしら。

let one’s hair down の意味

let one’s hair down」は直訳すると「髪をおろす」となり、慣用表現として「リラックスする」「くつろぐ」という意味として使われることが多い。しかし、この曲の歌詞では「夜の街に出てロマンスなんていらなからただ踊りたい」という文脈の中で、「羽目を外す」「羽根を伸ばす」「思いっきり楽しむ」「制約から解放されて自由に楽しむ」と言ったニュアンスで使われている。

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