【歌詞和訳】Paul McCartney & Stevie Wonder – Ebony and Ivory

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歌詞&翻訳

Ebony and ivory
エボニーとアイボリーは
Live together in perfect harmony
Side by side on my piano keyboard
ピアノの鍵盤の上で肩を並べて完璧なハーモニーの中で共に生きてるっていうのに
Oh Lord, why don’t we?
ああ、どうして僕らに同じことができないんだ?

We all know that people are the same wherever you go
人はどこへ行ってもみんな同じだって僕らはわかってる
There is good and bad in everyone
誰の中にも善と悪がある
And we learn to live
僕らは生きることを学ぶんだ
We learn to give each other
What we need to survive together alive
共に生き延びるために必要なものをお互いに与え合うことを学ぶときに

Ebony and ivory
エボニーとアイボリーは
Live together in perfect harmony
Side by side on my piano keyboard
ピアノの鍵盤の上で肩を並べて完璧なハーモニーの中で共に生きてるっていうのに
Oh Lord, why don’t we?
ああ、どうして僕らに同じことができないんだ?

Ebony, ivory
エボニー、アイボリー
Living in perfect harmony
完璧なハーモニーの中で生きてる
Ebony, ivory, ooh
エボニー、アイボリー、ウー

We all know that people are the same wherever you go
人はどこへ行ってもみんな同じだって僕らはわかってる
There is good and bad in everyone
誰の中にも善と悪がある
We learn to live
僕らは生きることを学ぶんだ
When we learn to give each other
What we need to survive together alive
共に生き延びるために必要なものをお互いに与え合うことを学ぶときに

Ebony and ivory
エボニーとアイボリーは
Live together in perfect harmony
Side by side on my piano keyboard
ピアノの鍵盤の上で肩を並べて完璧なハーモニーの中で共に生きてるっていうのに
Oh Lord, why don’t we?
ああ、どうして僕らに同じことができないんだ?
Side by side on my piano keyboard
ピアノの鍵盤の上で肩を並べているっていうのに
Oh Lord, why don’t we?
ああ、どうして僕らは一緒になれないの?

[以下繰り返し]
Ebony, ivory
エボニー、アイボリー
Living in perfect harmony
完璧なハーモニーの中で生きてる

曲情報

 「Ebony and Ivory」(エボニー・アンド・アイボリー)は、ポール・マッカートニーがスティーヴィー・ワンダーをフィーチャーして1982年にリリースした楽曲で、同年3月29日にマッカートニーの3作目のソロ・アルバム『Tug of War(タッグ・オブ・ウォー)』からのリード・シングルとして発表された。マッカートニーが作詞作曲を手がけ、ピアノの黒鍵と白鍵を人種間の調和の象徴として用いている。このシングルはイギリスとアメリカの両チャートで1位を獲得し、1982年のアメリカで最も売れたシングルの一つとなった。アパルトヘイト時代の南アフリカでは、ワンダーが1984年のアカデミー賞受賞時にネルソン・マンデラに賞を捧げたことを受けて、南アフリカ放送協会によって放送禁止となった。

 マッカートニーとワンダーは1981年初頭、モントセラトで「Ebony and Ivory」の録音を開始した。このシングルは、マッカートニーが他の有名アーティストと初めて正式に共演した作品であり、後のマイケル・ジャクソンとのコラボレーションの先駆けともなった。この曲はまた、マッカートニーのベスト盤『All the Best!』(1987年)、『Pure McCartney』(2016年)、ワンダーのベスト盤『The Definitive Collection』(2002年)の2枚組バージョンにも収録されている。2013年には、『Billboard』誌によってHot 100史上最も成功した楽曲第69位に選ばれた。

背景

 「Ebony and Ivory」はスコットランドにあるマッカートニーの農場で書かれた。楽曲はピアノの黒鍵(エボニー)と白鍵(アイボリー)を、人種の融合と調和のメタファーとして用いており、そのタイトルはスパイク・ミリガンの「黒い音、白い音、両方を弾いてこそハーモニーになるんだよ!」という発言に触発されたものである。この比喩表現自体は19世紀から存在し、1920年代にはジェームズ・アグレイによって広まり、汎アフリカ主義の雑誌『The Keys』の名称にも影響を与えた。

 マッカートニーは当初、黒人男性シンガーとのデュエットを構想しており、1981年2月27日から3月2日にかけて、ジョージ・マーティンのモントセラトにあるAIRスタジオでワンダーと録音を行った。その後、ロンドンのAIRスタジオでマッカートニーがオーバーダビングを行った。両者の多忙なスケジュールのため、ミュージックビデオの撮影は別々に行われた(この点についてはDVDボックス『The McCartney Years』のコメンタリーでマッカートニーが説明している)。

 ソロバージョンのビデオも制作され、マッカートニーがピアノを演奏する様子がスポットライトの中で映されるほか、刑務所内の黒人男性がこの曲に心を動かされて踊ったり聴き入ったりする様子が描かれている。このバージョンは1982年2月11日にバリー・マイヤーズが監督し、同日マッカートニーは『Tug of War』のプロモーション用インタビューも収録した。

 シングルのB面曲「Rainclouds(レインクラウズ)」はマッカートニーとデニー・レインによって作曲されたが、初期のプレス盤ではマッカートニー単独のクレジットとなっていた。著者チップ・マディンガーとマーク・イースターによれば、この楽曲は1980年12月9日、ジョン・レノンがニューヨークで銃撃された知らせを受けた直後に、マッカートニーがスタジオで作業していたことで「最も悪名高い」とされる。彼がその夜ロンドンのAIRスタジオを出る際、テレビ記者に事件について尋ねられ、「ついてないね(drag, isn’t it?)」と答えた映像が世界中で放送され、その無表情な様子は実際には深いショックを隠していたにもかかわらず、報道陣から批判を浴びることとなった。

歌詞の意味

タイトル「Ebony and Ivory」の意味

Ebony(エボニー)」=黒檀=ピアノの黒鍵
Ivory(アイボリー)」=象牙=ピアノの白鍵

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