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曲情報
「Good Feeling(グッド・フィーリング)」は、アメリカのラッパー、フロー・ライダーによる楽曲で、2012年のEP『Good Feeling』および4作目のスタジオ・アルバム『Wild Ones』に収録されている。アメリカでは2011年8月29日にアルバムのリードシングルとしてリリースされた。作詞にはフロー・ライダーのほか、Dr. Luke、Cirkut、ブレイヤン・アイザック、アラシュ・ポウルノウリ、アヴィーチー(本名ティム・バーグリング)、エタ・ジェイムズ、リロイ・カークランド、パール・ウッズが名を連ねている。プロデュースはDr. LukeとCirkutが担当した。
この曲には、アヴィーチーの2011年の楽曲「Levels」がサンプリングされており、その「Levels」自体がエタ・ジェイムズの1962年の楽曲「Something’s Got a Hold on Me」をサンプリングしている。そのため、ジェイムズ、カークランド、ウッズ、アヴィーチー、ポウルノウリにも作曲者クレジットが与えられている。「Good Feeling」は、Dr. Lukeとの4度目のコラボレーションであり、Cirkutとの初の共同作業でもある。その後、フロー・ライダー、Dr. Luke、Cirkutは、タイオ・クルーズとの「Hangover」で再びタッグを組むことになる。
「Good Feeling」は「ビルボードHot 100」チャートで最高3位を記録し、フロー・ライダーにとって6曲目のトップ10ヒット、4曲目のトップ5入りとなった。この曲は、16か国でトップ10入りを果たした。
背景と構成
「これは伝説的だよ、エタ・ジェイムズがフィーチャーされてるんだから。信じられないよ」
—フロー・ライダー
「Good Feeling」は、アルバム『Wild Ones』からのリードシングルである。Dr. Lukeは以前に「Right Round」「Touch Me」「Who Dat Girl」といったフロー・ライダーの楽曲をプロデュースしており、Cirkutも「Who Dat Girl」で関わっていた。この楽曲にはアコースティックギターの要素、コンピュータ処理されたビート、エネルギッシュなキーボードが用いられており、アヴィーチーの「Levels」からのサンプルが大きな特徴となっている。そしてその「Levels」は、エタ・ジェイムズの1962年のゴスペル風ヒット曲「Something’s Got a Hold on Me」をサンプリングしている。2012年1月20日にジェイムズが死去した後、フロー・ライダーはこの曲を彼女に捧げた。
評価
「Good Feeling」は、音楽評論家から概ね好意的な評価を受けた。Pop Crushのトレント・フィッツジェラルドは5点中4点を付け、「この曲は確実にダンスフロアを熱くする」と述べた。また「MTVの『ジャージー・ショア』を愛するフィストポンピングな観客にとってのアンセムになりそうだ」とも語っている。
Pop Dustのキャサリン・セント・アサフは「これまでで最も聴きやすいフロー・ライダーの曲かもしれない」「かなりいい出来だ」と高く評価した。
一方、Digital Spyのロバート・コプシーは5点中2点と低評価をつけ、「アヴィーチーの『Levels』、さらにはエタ・ジェイムズの『Something’s Got a Hold on Me』のサンプリングによって、このクラブラップはまるでスーパーマーケットの缶詰スパゲッティのように“偽物感”がある」と酷評している。
歌詞の意味
この曲は、自分の内側から湧き上がる圧倒的な高揚感を、成功への確信と結びつけて語る内容になっている。強気な自己宣言や比喩的な達成イメージが次々と積み重ねられ、困難を押しのけて前へ進む推進力が中心に据えられる。自分の力を信じる姿勢と、人生そのものを肯定的に捉える態度が明快に示され、躍動感のある自己鼓舞の感覚が全体を支えている。


