音源
曲情報
「BUTTERFLIES」(バタフライズ)カナダ人歌手ジャスティン・ビーバーの7枚目のスタジオ・アルバム『SWAG』に収録された曲。このアルバムは2025年7月11日にデフ・ジャム・レコーディングスよりサプライズ・アルバムとしてリリースされた。
歌詞の意味
この曲はお金や欲望にまみれた現実の中でも、本当の価値は人とのつながりにあるという想いと、恋や愛情がもたらす抗えない不安定さを重ねて描いている。冒頭の言葉では金銭に支配される世界への嫌悪が露わになり、その後に続く歌詞では愛が残すぬくもりと苦しさが揺れ動く。痛みと喜びが混ざり合った関係の中で、手放せない感情が胸の奥に留まり続け、どうしても消えない“蝶のようなざわめき”が心を支配していく。
前へ進もうとしても揺れが収まらず、愛があるからこそ離れられない不安定さが反復の中で強調される。滑り落ちていくような感覚は関係の脆さと執着を象徴し、依存にも近い切実さがにじんでいる。お金では埋まらない心の渇きと、愛だけが残す深い痕跡を対比させながら、感情の迷路をさまよう姿を生々しく映し出す曲になっている。
冒頭の歌詞の意味
冒頭の「金、金、金」の歌詞はパパラッチに対して。
Butterflies の意味
「Butterflies」は基本的に「蝶(たち)」という意味だが、この歌詞では「butterflies in one’s stomach」という慣用句を省略した形で使われている。「butterflies in one’s stomach」は直訳すると「胃の中の蝶」という意味で、緊張や不安などでお腹の中に蝶が飛んでるかのようにヒクヒクすることを表す言葉だが、日本語で近い言葉は「胸のざわめき」「ハラハラ」「ドキドキ」「ソワソワ」である。恋愛の文脈ではポジティブな「ときめき」の意味合いが強くなる。
slip away の意味
「slip away」は手のひらにすくった水が指の隙間から「すり抜けていく」「こぼれ落ちる」「消えていく」「離れていく」「徐々に失われていく」というようなイメージの表現で、この歌詞では気持ちが沈んだり、壊れていくことを指している。

