音源
曲情報
「405」(フォー・オー・ファイヴ)カナダ人歌手ジャスティン・ビーバーの7枚目のスタジオ・アルバム『SWAG』に収録された曲。このアルバムは2025年7月11日にデフ・ジャム・レコーディングスよりサプライズ・アルバムとしてリリースされた。
歌詞の意味
この曲は恋の勢いと高揚感が一気に加速していく瞬間を、ドライブのスピードや視線の熱さに重ねて描いている。相手が隣にいるだけで景色が変わって見え、触れ合いも言葉もすべてが刺激になって胸を揺らす感覚が中心にある。止められない引力に引き寄せられながら、危うさすら心地よいものとして受け入れてしまうほど深く夢中になっていく流れが鮮やかに表現されている。
軽い遊びではなく、相手と過ごす時間そのものが特別になっていき、離れがたさが募るほど感情が揺れ動き、素直な弱さまで露わになる。繰り返されるフレーズには、もっとそばにいてほしいという切実な願いと、恋が持つ甘い中毒性が滲んでいる。勢いと情感が同時に押し寄せることで、恋がスリルと幸福をどちらも運んでくる瞬間をそのまま閉じ込めた曲になっている。
「405」(フォー・オー・ファイヴ)の意味
この曲のタイトル「405」は、アメリカの高速道路「Interstate 405(I-405)」を指している。特にカリフォルニア州ロサンゼルス周辺では非常に有名な道路で、日常的に大渋滞することでも知られている。
Spider-Man on your ass?
ちょっと何を言ってるのかよくわからないナンセンスかつランダムなフレーズで、英語圏でも悪い意味で話題になっていた。
Verse1にも「your ass」が出てくるが、この「your ass」は「you(君)」をカジュアル・粗野に言い換えたもので、「お尻」という意味はない。
また、ここでは「君が助手席に座ってる」と言っているのに、Verse2では「You hit the gas(君がアクセルを踏む)」と言っている。ここもよくわからない部分である(席を交代した?)
もし、Verse2からセックスの文脈が始まっているなら、「You hit the gas(君がアクセルを踏む)」はセックスを君から積極的に始めたことの比喩なのか、あるいは感情の加速や性行為の動きの激化を比喩的に言っていると解釈できなくもない。スパイダーマンはかがんだ姿勢が特徴的なため、バックでやってることの比喩とも取れるし、クモ糸の貼り付く性質とかけて「君のお尻が魅力的すぎて離れられない」と言っているのかもしれない。
車を運転する文脈が続いてるとするなら、スパイダーマンはシートカバーか何かを指しているのかもしれないが、「You know it’s fat(そのお尻ヤバいね)」が意味をなさなくなる。また、ただのドライブに「You’re the first one that I wanted to do that with me(僕が一緒にそれをしたいと思ったのは、君が初めてなんだ)」というフレーズが続くのも不自然である。

