【曲解説】Justin Bieber – SWEET SPOT

音源

曲情報

SWEET SPOT」(スウィート・スポット)カナダ人歌手ジャスティン・ビーバーの7枚目のスタジオ・アルバム『SWAG』に収録された曲。このアルバムは2025年7月11日にデフ・ジャム・レコーディングスよりサプライズ・アルバムとしてリリースされた。

この曲はアメリカの女性ラッパー、Sexyy Redをフィーチャーしている。

歌詞の意味

この曲は濃密な官能と相手への強い渇望を正面から描き、ふたりの身体的な親密さを中心に関係の熱量を高めていく内容になっている。触れたい、知りたいという欲求が柔らかな語り口とともに積み重なり、相手の存在そのものが甘い刺激として心と身体を満たしていく流れが軸にある。関係の核心にあるのは、相手に委ねたいという素直な欲望と、ひとつひとつの仕草が熱に変わっていく感覚で、そこに恋のとろけるような余韻が重なっている。

Sexyy Red の登場によって、曲はさらに奔放で大胆な色合いを帯び、互いに遠慮なく欲望を開示し合う関係として描かれる。相手への夢中度や身体的な相性が率直に語られ、その開放感が音楽全体の勢いを押し上げている。ふたりが求め合う激しさと甘さは対立するのではなく、同じ熱を共有することでより深く結びついていく。欲望、遊び心、愛情が入り混じり、刺激的でありながらもどこか幸福な余韻を残す曲になっている。

hoochie coochie(ホーチー・クーチー)とは?

hoochie coochie(ホーチー・クーチー)」の「hoochie」は「性的に奔放な女性」「尻軽女」を指すスラングで、「coochie(クーチー)」は女性器のこと。この言葉は19世紀末〜20世紀初頭の官能的な踊り(ベリーダンス風)を表す表現として流行したが、その後、スラング化が進み、現在では「セクシーな女性」や「セックスそのもの(性行為や性的な動き)」「女性器の婉曲的表現」として使われている。

この歌詞では「hoochie coochie mamma(男をたぶらかす女、特に他の女性の彼氏や夫に色目を使うような女性)」の意味に近く、「セクシーで男を夢中にさせる性的魅力」「男を手玉に取るような魅惑的な雰囲気」などの意味で解釈できる。

coochie shop(クーチー・ショップ)とは?

coochie(クーチー)」は女性器のこと。「shop」は「店」「~屋さん」という意味だが、ここでは「何でも揃ってる」「好きなものを選べる」という意味の比喩として使われている。つまり「coochie shop(クーチー・ショップ)」は直訳すると「おまんこ屋さん」となるが、その意味は「私の身体は魅惑的なもので溢れてる / どうぞ自由に味わって」ということ。

ちなみに、菊池さんがアメリカに留学する場合、「クーチー」というあだ名をつけられる可能性があるため注意が必要である。

pit stop(ピットストップ)とは?

pit stop(ピットストップ)」とは主にレース中の給油やタイヤ交換などのために一時的に停車することを指す言葉。

ちなみに「Skrrt」はタイヤが急ブレーキや急ハンドル、急加速などの際に、路面と擦れて発生する甲高い音(スキール音)のこと。

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