【曲解説】Iron Maiden – Iron Maiden

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ライブアルバム『A Real Dead One』に収録されたバージョン

曲情報

「Iron Maiden」(アイアン・メイデン、邦題:鋼鉄の処女)は、イングランドのヘヴィメタル・バンド、アイアン・メイデンのデビュー・スタジオ・アルバムに収録された楽曲。このアルバムは1980年4月11日にEMIレコードからイギリスで発売され、アメリカではハーヴェストとキャピトル・レコードからリリースされた。北米版には、イギリスではアルバム未収録シングルとして発表された「Sanctuary」が収録されていた。1998年には1995年以前の作品群とともにリマスターされ、全地域で「Sanctuary」が追加されたが、2014年のアナログ盤再発、2015年のデジタル配信、2018年のCD再発ではオリジナルの収録曲順に戻されている。本作はギタリストのデニス・ストラットンが唯一参加したアルバムである。

バンドは後にアルバムのプロダクションの質を批判しているものの、発売当時は批評的にも商業的にも成功を収め、全英アルバムチャートで4位を記録し、バンドがヨーロッパ本土で注目を集めるきっかけとなった。

歌詞の意味

タイトルには二重の意味が込められている。スティーヴ・ハリスは「Iron Maiden」という言葉が、冷酷な女を表す言葉にもなり得ると考えていた(実際、マーガレット・サッチャーのあだ名は「鉄の女=Iron Maiden」であり、いくつかのシングルのジャケットにも彼女が登場している)。この曲では、男たちを誘惑して寝室へ連れ込み、自分の「商品」(=拷問器具)を見せびらかし、やがて彼らをアイアン・メイデンで殺す女が描かれている。

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