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オーディオ
オーディオ(ライブアルバム『A Real Dead One』収録バージョン)
曲情報
「Running Free」(ランニング・フリー)は、イングランドのヘヴィメタル・バンド、アイアン・メイデンのデビュー・シングルであり、1980年2月8日に7インチ45回転レコードとして発売された。スティーヴ・ハリスとポール・ディアノによって作曲され、バンドのデビュー・アルバム『Iron Maiden』(1980年)の3曲目(1998年のリイシュー盤では4曲目)に収録されている。1985年にはライブ・アルバム『Live After Death』からの最初のシングルとしてライブ・バージョンが発表され(バンドにとって12枚目のシングル)、1990年には『The First Ten Years』ボックスの一部として、次のシングル「Sanctuary」と組み合わせて再発された。1985年のライブ・シングルも同ボックスで「Run to the Hills」とカップリングされている。
背景
ヴォーカルのポール・ディアノによると、この楽曲の歌詞は「非常に自伝的な内容」であり、「LAの刑務所で一晩を過ごしたことはないが、16歳の頃のようにただ暴れ回り自由に走り回ることを歌っている。スキンヘッド時代から来ている」と述べている。音楽的にはバンドの中でもより伝統的なロック寄りの楽曲であり、ミック・ウォールは「アイアン・メイデンがパンク・メタルの極みにあった瞬間」と評している。現在でもライブで頻繁に演奏されている楽曲のひとつである。
ジャケットとB面
シングルのカバーアートは、アイアン・メイデンのマスコットであるエディの最初の公式登場として有名である。ただし顔はアルバム発売まで伏せられていたため隠されている。背景の壁には「Scorpions」「Judas Priest」「AC/DC」「Sex Pistols」「Led Zeppelin」といったバンド名のほか、ウエストハム・ユナイテッドへのオマージュである「Hammers」や、The Sensational Alex Harvey Bandを示す「Vambo」の落書きも描かれている。
B面「Burning Ambition」は1979年11月にウェセックス・スタジオでガイ・エドワーズをプロデューサーに録音された楽曲で、デニス・ストラットンとクライヴ・バー加入直前の4人編成によるものである。スティーヴ・ハリスがGypsy’s Kiss時代に作曲した初期の楽曲のひとつであり、ドラムはダグ・サンプソンが担当した数少ない公式音源でもある。ギターソロはデイヴ・マーレイが演奏した。この曲は当時アルバムには収録されず、後に『Eddie’s Archive』ボックスセットの一部『Best of the B Sides』に収録され、またDVD『The History of Iron Maiden – Part 1: The Early Days』のサウンドトラックでも使用された。
特記事項
ドイツおよびフランス盤7インチには、誤ってダグ・サンプソンがドラムを担当し、デイヴ・マーレイのみがギターを弾いたウェセックス・スタジオ版「Running Free」が収録された。同バージョンは初期プレスのコンピレーション『Axe Attack』にも収録されている。
また、日本での最初のシングルは「Prowler」がA面、「Running Free」がB面として発売され、ジャケットにはシングル「Sanctuary」の検閲済みバージョンのカバーが使用された。
歌詞の意味
ボトルトップとは?
ボトルトップとは、そのまま固有名詞で「ボトルトップ」というバー/クラブの名前を指している。


