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「Seventh Sign」(セヴンス・サイン)は、スウェーデンのギタリスト、イングヴェイ・マルムスティーンが1994年5月9日に発表した7作目のスタジオ・アルバム『The Seventh Sign』の収録曲である。
評価と影響
『The Seventh Sign』は、1994年にスウェーデンのアルバムチャートで11位、スイスのアルバムチャートで47位を記録した。2014年7月には、ギター専門誌『Guitar World』において「Superunknown: 50 Iconic Albums That Defined 1994」の第46位に選出されている。
オールミュージックのスティーヴ・ヒューイは本作に5点中3点を与え、ジミ・ヘンドリックス風のワウペダルを多用したプレイについて「マルムスティーンのファンにとっては必要な作品だが、ネオクラシカルな作品(ソロやインストゥルメンタル)に比べるとインスピレーションに欠ける」と評した。また、パワー・バラード「Prisoner of Your Love」を「全くもって恥ずかしい」と酷評している。
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封印(Seven Seals, 七つの封印)とは?
「第七の封印」は、新約聖書『ヨハネの黙示録』に出てくる有名なモチーフのひとつ。黙示録5章において、神の右手に「巻物(書物)」があり、それに七つの封印がされていると描写される。この封印を解けるのは「子羊(キリスト)」だけで、子羊が一つずつ封印を解くたびに、終末を告げる出来事や災厄が起こるという流れになる。
各封印の内容(ざっくり)
- 第一の封印 → 白い馬(征服)
- 第二の封印 → 赤い馬(戦争)
- 第三の封印 → 黒い馬(飢饉)
- 第四の封印 → 蒼ざめた馬(死)
- 第五の封印 → 殉教者たちの叫び
- 第六の封印 → 大地震、太陽が黒くなり、星が落ちる(天変地異)
- 第七の封印 → 天が静まり、七つのラッパ(Seven Trumpets) の審判が始まる
黙示録8章1節で、「小羊が第七の封印を開いたとき、天におよそ半時間の静けさがあった」と記されている。この「沈黙」は、最終的な裁き(ラッパの災厄)が始まる直前の緊張を象徴すると解釈されている。つまり第七の封印は“終末の最後の段階が開かれる瞬間”を意味する。


