動画
歌詞&翻訳
When your day is long
一日がやけに長くて
And the night, the night is yours alone
夜があなたひとりのものになってしまっても
When you’re sure you’ve had enough
Of this life
こんな人生もううんざりだって確信してしまっても
Well, hang on
どうか踏ん張って
Don’t let yourself go
投げやりにならないで
‘Cause everybody cries
誰だって涙を流すし
Everybody hurts sometimes
傷つくこともあるんだ
Sometimes everything is wrong
何もかもがうまくいかないときもある
Now it’s time to sing along
そんなときこそ一緒に歌おう
When your day is night alone (Hold on, hold on)
孤独な夜に包まれてしまっても(踏ん張って、踏ん張って)
If you feel like letting go (Hold on)
諦めたくなってしまっても(踏ん張って)
If you think you’ve had too much
Of this life
こんな人生もう十分だって思ってしまっても
Well, hang on
どうか踏ん張って
‘Cause everybody hurts
誰だって傷つくんだから
Take comfort in your friends
友達に支えを求めていいんだ
Everybody hurts
誰だって傷つくんだ
Don’t throw your hand
諦めないで
Oh no
ああダメだ
Don’t throw your hand
諦めないで
If you feel like you’re alone
ひとりぼっちだって感じても
No, no, no, you’re not alone
いいや、決してひとりじゃないんだ
If you’re on your own in this life
この人生でひとりぼっちになってしまっても
The days and nights are long
昼も夜も長く感じてしまっても
When you think you’ve had too much
Of this life to hang on
踏ん張るにも、こんな人生うんざりだって思ってしまうときでも
Well, everybody hurts sometimes
それでも、誰だって傷つくときがあるし
Everybody cries
誰だって泣くんだ
Everybody hurts, sometimes
誰だって傷つくときがある
And everybody hurts sometimes
傷つくときだってあるんだ
So hold on, hold on
だから踏ん張って、踏ん張って
Hold on, hold on, hold on
踏ん張って、踏ん張って、踏ん張って
Hold on, hold on, hold on
踏ん張って、踏ん張って、踏ん張って
Everybody hurts
誰だって傷つくんだから
No, no, no, no, no, you’re not alone
いいや、違う 君は決してひとりじゃないんだ
曲情報
「Everybody Hurts(エヴリバディ・ハーツ)」は、アメリカのロックバンドR.E.M.が1992年に発表した8作目のスタジオアルバム『Automatic for the People』に収録された楽曲で、1993年4月にワーナー・ブラザース・レコードからシングルとしてリリースされた。作詞作曲はバンド全員にクレジットされているが、主にドラマーのビル・ベリーが手がけたとされる。プロデュースはスコット・リットとバンド自身が担当した。
全米Billboard Hot 100では最高29位にとどまったが、Cash Box Top 100では18位を記録し、オーストラリア、カナダ、フランス、アイスランド、アイルランド、オランダ、イギリスなどでトップ10入りを果たした。ミュージックビデオはテキサス州サンアントニオでジェイク・スコットが監督し、1994年のBillboard Music Video AwardsでPop/AC部門「年間最優秀クリップ賞」を受賞した。2003年には雑誌『Q』の「1001 Best Songs Ever」で31位にランクインし、2005年には『Blender』誌の「Greatest Songs Since You Were Born」で238位に選ばれている。
背景
楽曲の大部分はベリーが書いたが、彼のドラムはほとんど使われず、代わりにUnivoxのドラムマシンが使用された。ドラムパターンのサンプリングはベリーの手によるものである。ストリングスのアレンジは元レッド・ツェッペリンのジョン・ポール・ジョーンズが担当した。
ギタリストのピーター・バックによれば、当初はカントリー&ウエスタン調の1分程度の曲で、サビもブリッジもなかったという。試行錯誤の末、オーティス・レディング「Pain in My Heart」のようなスタックス風のソウル・バラードの雰囲気に仕上げられた。アルバムのライナーノーツでは「歌詞が異例にストレートなのは、10代の若者を対象にしたから」と説明されている。バックは「高校が地獄への入口のようだ、という感覚はリアルだ」と語っている。2005年のBBCインタビューでは「大学に行っていない若者や、比較的若い世代に向けて、あえて直接的に書くのもいい」と述べている。2022年にはマイケル・スタイプが「Nazarethの“Love Hurts”のカバーから着想を得た」と明かした。
スタイプは当初、パティ・スミスにデュエット参加を依頼していたが実現せず、後にスミスは自身のカバーを2007年のアルバム『Twelve』のボーナストラックに収録している。
ミュージックビデオ
MVは1993年2月、サンアントニオのI-10とI-35の高架道路付近で撮影された。渋滞中の車内の人々の心の声が字幕で映し出され、途中で高架橋に立つ男性が本のページを車に投げ落とす。その字幕には詩篇61章と126章の一節が引用されている。やがて人々は車を降り、歩き出し、次第に姿を消す。その様子をニュースが伝える場面で映像は終わる。スタイプは映像の大半で沈黙し、最後の「Hold On, Hold On」でのみ声を発する。
この演出はフェデリコ・フェリーニの映画『8½』のオープニングの渋滞シーンに着想を得ている。MVは1994年のBillboard Music Video Awardsで最優秀Pop/ACクリップ賞を受賞。2009年には公式YouTubeチャンネルにHD版が公開され、2025年初頭までに1億6800万回以上再生されている。