【和訳】Michael Jackson – Black Or White

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歌詞&翻訳

Aouw! (Ooh)
アウ!(オウ)
Aouw!
アウ!

I took my baby on a Saturday bang
土曜日に彼女を連れ出したんだ
Boy, is that girl with you?
あの子は君の彼女かい?
Yes, we’re one and the same
そう、僕たちはカップルだよ

Now, I believe in miracles
今、僕は奇跡を信じてる
And a miracle has happened tonight, hee!
そして今夜、奇跡が起こったんだ、ヒー!
But if you’re thinking about my baby
でも僕の恋人について考えているなら
It don’t matter if you’re black or white, ooh!
黒人だろうが白人だろうが関係ないんだ、オウ!

They print my message in the Saturday Sun
土曜日の『ザ・サン』に僕のメッセージが載ったんだ
I had to tell them
彼らに言わなきゃならなかったんだ
“I ain’t second to none”
「僕は誰にも負けない」って

And I told about equality and it’s true
そして平等について話した、それは真実だ
Either you’re wrong or you’re right, hee!
君が間違っているか正しいかなんて関係ない、ヒー!
But if you’re thinking about my baby
でも僕の恋人について考えているなら
It don’t matter if you’re black or white, hoo!
黒人だろうが白人だろうが関係ないんだ、フー!

Gone witcha babe!
さあ行こう、ベイビー!
Hee-hee!
ヒー・ヒー!

I am tired of this devil
この悪魔にはもううんざりだ
I am tired of this stuff
こんなことにはもううんざりだ
I am tired of this business
こんな問題にはもううんざりだ
Oh, when the going gets rough
そう、困難な時でも
I ain’t scared of your brother
奴らなんて怖くない
I ain’t scared of no sheets
シーツをかぶった集団なんて怖くない
I ain’t scared of nobody
誰も怖くなんかないよ
Go when the going gets mean
困難な状況に立ち向かえ

Protection for gangs, clubs, and nations
ギャングや組織、国家を守ることは
Causing grief in human relations
人間関係に悲しみをもたらすんだ
It’s a turf war on a global scale
それは世界規模の縄張り争いだ
I’d rather hear both sides of the tale
僕は両方の意見を聞きたいんだ
See, it’s not about races, just places, faces
見てくれ、これは人種の問題じゃない、ただの場所と人々の問題さ
Where your blood comes from is where your space is
血統や出身地で君の居場所が決まるなんて考えは間違っているんだ
I’ve seen the bright get duller
輝いていたものがくすんでいくのを見てきた
I’m not gonna spend my life being a color
僕は一生を肌の色に縛られて過ごす気なんてないよ

Don’t tell me you agree with me
僕に同意するなんて言わないでくれ
When I saw you kicking dirt in my eye (Hee-hee!)
僕の目に泥を蹴り込むのなら (ヒー・ヒー!)
But if you’re thinking about my baby
でも僕の恋人について考えているなら
It don’t matter if you’re black or white
黒人だろうが白人だろうが関係ないんだ

I said if you’re thinking of being my baby
僕の恋人になりたいなら
It don’t matter if you’re black or white
黒人だろうが白人だろうが関係ないって言ったんだ
I said if you’re thinking of being my brother
僕の兄弟になりたいなら
It don’t matter if you’re black or white
黒人だろうが白人だろうが関係ないって言ったんだ

Alright, alright
さて、さて
(Ooh-ooh-ooh)
(オウ・オウ・オウ)
Alright (Yeah, yeah, yeah), yeah, now
さて (イェー、イェー、イェー)、今だ
Alright, alright (Ooh-ooh-ooh)
さて、さて (オウ・オウ・オウ)
Shamone, don’t (Yeah, yeah, yeah)
さあ、やめろ (イェー、イェー、イェー)
Yeah, now, alright
ああ、今だ、さて
It’s black, it’s white
黒人だ、白人だって
It’s tough for you to beat that (Yeah, yeah, yeah)
それに勝つのは難しいんだ (イェー、イェー、イェー)
It’s black, it’s white, hoo!
黒人だ、白人だ、フー!
It’s black, it’s white
黒人だ、白人だって
It’s tough for you to beat that (Yeah, yeah, yeah)
それに勝つのは難しい (イェー、イェー、イェー)
It’s black, it’s white, hoo!
黒人だ、白人だ、フー!

曲情報

 「Black Or White」(ブラック・オア・ホワイト)はアメリカのシンガーソングライター、マイケル・ジャクソンの曲。この曲は1991年11月26日にリリースされた8枚目のスタジオアルバム『Dangerous』(デンジャラス)に収録され、アルバムから最初のシングルとして1991年11月11日にリリースされた。

 これはジャクソンにとってソロアーティストとして12番目のビルボードホット100でのナンバーワンシングルとなり、ビートルズ(20)とエルヴィス・プレスリー(18)に次いで、ホット100で1位を獲得した曲の数が3位(ダイアナ・ロス&シュープリームスとタイ)となった。後にこの記録はマライア・キャリー(18)とリアーナ(14)に抜かれた。この曲はまた、ビートルズの「ゲット・バック」以来22年で最も急上昇したシングルで、発売2週目に35位から3位に急上昇し、3週目には1位を獲得した。

歌詞の意味

君が間違っているか正しいかなんて関係ない?

And I told about equality and it’s true
そして平等について話した、それは真実だ
Either you’re wrong or you’re right, hee!
君が間違っているか正しいかなんて関係ない、ヒー!

 「君が間違っているか正しいか」というフレーズは、人種差別に対して正しいと考える人がいようが、間違っていると考える人がいようが、そんな議論自体が問題の本質ではないということ。つまり、ここで強調されているのは、個々の正誤よりも、差別そのものが無意味であるという点である。

 人種差別を解決するためには、複雑な倫理的議論や個々の意見の違いに焦点を当てるのではなく、人種や肌の色に関係なく、全ての人を平等に見るという単純な考え方が重要だということである。これは「差別なんて気にしない心を持つこと」であり、倫理的に正しいかどうかという議論を超えて、シンプルに全ての人を平等に扱うべきだというメッセージである。

シーツをかぶった集団とは?

I ain’t scared of no sheets
シーツをかぶった集団なんて怖くない

 直訳すると「僕はシーツなんて怖くない」となる。ain’tの文の中でのnoは単に強調を表しているだけなので意味は大して変わらない。ここでのシーツとは、クー・クラックス・クラン(KKK)が着用する白いフード付きローブのことを指していると思われる。KKKは選民思想を持った白人至上主義団体である。

日本語に訳すと不自然になる英語の言い回し(条件文)

Don’t tell me you agree with me
僕に同意するなんて言わないでくれ
When I saw you kicking dirt in my eye (Hee-hee!)
君が僕の目に泥を蹴り込むのなら (ヒー・ヒー!)

 When I saw you kicking dirt in my eyeは直訳では「君が僕の目に泥を蹴り込むの見たときには」となる。このように自分が動作の主体であるにも関わらず、相手への要求の条件とするのは英語ではよく使われる言い回しでも、日本語では不自然な言い回しである。そのため訳では「見たのなら」の部分を削った。

その他の動画

 MVのロングバージョン

 ミュンヘンでのライブ・バージョン

正式な歌詞

 アルバム『Dangerous』のブックレットに記載された正式な歌詞。