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曲情報
「シガレッツ・アンド・アルコール」は、イギリスのロックバンド、オアシスのノエル・ギャラガー作詞の曲である。1994年10月10日にデビューアルバム『デフィニティブ・メイビー』(1994年)からの4枚目で最後のシングルとしてリリースされ、イギリスでは2枚目のUKトップ10入りを果たし、最高7位(「リヴ・フォーエヴァー」より3位上)を記録し、最終的に79週間チャートインした。2020年3月13日、リリースから約26年後に、この曲は60万枚の売り上げを記録し、プラチナ認定を受けた。
リフはパクるし、パクられてもいい
このリフはT-Rexの「Bang A Gong(Get It On)」のコピーそのものであるが、ノエル・ギャラガーは、昔から現在に至るまで他のアーティストの曲からギターリフを「借りている」ことを隠していないし、他のバンドがオアシスの曲から同じことをするのにも何の問題もないと発言している。
ロッド・スチュワートがカバーした
ロッド・スチュワートは、この曲のカバーを1998年のアルバム『When We Were the New Boys』に収録している。
ロングセラー
この曲が1996年12月に10回目のUKトップ75入りを果たしたとき、最もチャート入りした回数の多い曲の記録を更新した。それまでの記録保持者はフランク・シナトラの「My Way」で、1969年のリリース以来9回チャートインしていた。
歌詞の意味
この曲は満たされない日常の虚しさを抱えながら、それでも自分の人生を動かすのは自分しかいないと吐き捨てるように歌う姿が描かれている。期待して外に出ても結局刺激なんて見つからず、頼れるのは安っぽい逃避だけという現実の空虚さを冷めた目で見つめている内容。働くことさえ価値を感じられない社会への諦めや苛立ちが漂う一方で、誰かが状況を変えてくれるのを待っていても何も始まらないという、自嘲混じりの覚悟がにじむ。どうせやるなら勢いで突き進むしかないという投げやりな決め台詞が反復され、荒んだ心境の中にある微かな能動性と反骨精神がざらついた温度で響いている。
その他の動画
2008年ライブ、ウェンブリー(ロンドン)


