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Take Thatのカバー
曲情報
「ハウ・ディープ・イズ・ユア・ラヴ」(邦題:愛はきらめきの中に)は、ビージーズが1977年に作曲・録音し、同年9月にシングルとしてリリースされたポップバラードである。この曲は最終的に映画『サタデー・ナイト・フィーバー』のサウンドトラックの一部として使用された。
米ビルボードホット100でナンバーワンに
イギリスとオーストラリアでは3位のヒットとなった。アメリカでは、1977年12月25日にビルボードホット100で1位になり、 17週間トップ10に留まった。アメリカのアダルトコンテンポラリーチャートでは6週間トップに留まった。
テイク・ザットのカバーがイギリスで3週連続1位
この曲はテイク・ザットによって1996年のグレイテスト・ヒッツアルバムでカバーされ、イギリスのシングルチャートで3週間1位に達した。このシングルは67万枚以上を売り上げ、イギリスでプラチナ認定を受けた。この曲は、デンマーク、イスラエル、アイルランド、リトアニア、スペインでもチャートでトップを獲得した。
ファンやメンバーからも愛される名曲
「ハウ・ディープ・イズ・ユア・ラヴ」はローリング・ストーン誌の「史上最高の歌500選」で375位にランクされている。2011年12月に放映されたイギリスのテレビ特別番組では、ITVの視聴者によって国民のお気に入りのビージーズの曲に選ばれた。ビージーズの2001年のビルボード誌のインタビューで、バリーはこの曲が一番好きなビージーズの曲だと語っている。
アルバムの驚異的な売上
『サタデー・ナイト・フィーバー』は、1977年の映画、ジョン・トラボルタ主演の映画『サタデー・ナイト・フィーバー』のサウンドトラックアルバムである。サウンドトラックは1977年11月15日にRSOレコードから発売された。マイケル・ジャクソンのスリラーが発売される前、『サタデー・ナイト・フィーバー』は音楽史上最も売れたアルバムであり、現在でも世界中で最も売れているサウンドトラックアルバムの1つであり、売上枚数は4000万枚を超えている。
アメリカでは、アルバムは少なくとも1600万枚の出荷で16×プラチナに認定された。アルバムは1978年1月から7月まで24週間連続でチャートのトップに留まり、1980年3月まで120週間ビルボードのアルバムチャートに留まった。ビージーズが提供したアルバムからの3つのシングル、「ハウ・ディープ・イズ・ユア・ラヴ」「ステイン・アライヴ」「ナイト・フィーバー」とイヴォンヌ・エリマンの「イフ・アイ・キャント・ハヴ・ユー」は、すべてアメリカで1位に達した。イギリスでは、アルバムは18週間連続1位だった。アルバムは欧米でディスコ現象を象徴し、国際的なセンセーションを巻き起こした。
歌詞の意味
この曲は、外界からの干渉や誤解にさらされながらも、ふたりの関係を支える愛の確かさを語り手が相手に問いかける内容になっている。語り手は相手の存在を、日常のささやかな温もりから深い孤独の闇を照らす光に至るまで、自身を支える拠り所として受け止めている。相手の愛情がしばしば曖昧に感じられる場面があっても、その内側にこそ本物の思いがあると確信し、その深さを共有してほしいという願いが中心に置かれている。
周囲の無理解や雑音は、ふたりの関係を揺らす外的要因として描かれるが、語り手はそれらを跳ね返す力が関係の内側にあると信じている。「世界の愚かさ」によって引き離されそうになるなかで、語り手は相手との結びつきが固有のものとして存在していることを改めて確認し、その愛を守るためには互いの思いの深さを確かめ合う必要があると考えている。
全体として、外部の圧力を背景にしながら、真摯で親密な愛の対話が展開され、愛の深度をめぐる問いがふたりの関係を強める重要な契機として描かれている。

