【歌詞和訳】Elliott Smith – A Distorted Reality Is Now A Necessity To Be Free

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歌詞&翻訳

I’m floating in a black balloon
僕は黒い風船の中を漂ってる
O.D. on Easter afternoon
イースターの午後に薬物を過剰摂取して
My mama told me “Baby stay clean
母さんは言ったんだ、「ベイビー、クリーンなままでいなさい
There’s no in-between”
中途半端なんてないのよ」って
And all you ladies and you gentlemen
でもね、紳士淑女のみなさん
Between is all you’ve ever seen or been
中途半端こそ君たちが見てきたもので、君たち自身なんだろ
Fit poorly and arrange the sight
不格好な姿を無理に整えて
Doll it up in virgin white
純白に飾り立てて

You disappoint me
君たちにはがっかりさせられるよ
You people raking in on the world
君たちは世界の富をむさぼる人々なんだ
The devil’s script sells
悪魔の台本が君たちに売りつけてる
You the heart of a blackbird
黒い鳥の心を

Shine on me baby, because it’s raining in my heart
僕を照らしてくれ、ベイビー、心の中で雨が降ってるから

Sun’s rising on a chopping glare
スモッグに光を拡散されながら、ぎらぎらと太陽が昇っていく
Rain dropping acid bought up in the air
空に蓄積された酸の雨が降り注いでる
A distorted reality is now a necessity
歪んだ現実こそが今や必要不可欠なんだ
To be free
自由になるために

It’s so disappointing
本当にがっかりするよ
First I put it all down to luck
最初は全て運のせいだって流していたけど
God knows why my
本当にわからないんだ
Country don’t give a fuck
どうしてこの国がこんなにも無関心なのか
Fuck
気にもしないんだ

Shine on me baby, because it’s raining in my heart
僕を照らしてくれ、ベイビー、心の中で雨が降ってるから
Shine on me baby, because it’s raining in my heart
僕を照らしてくれ、ベイビー、心の中で雨が降ってるから

和訳リンク

曲情報

 「A Distorted Reality Is Now A Necessity To Be Free」(ア・ディストーテッド・リアリティ・イズ・ナウ・ア・ネセッシティ・トゥ・ビー・フリー)はアメリカのシンガーソングライター、エリオット・スミスの6枚目にして最後のスタジオアルバムである『フロム・ア・ベースメント・オン・ザ・ヒル』に収録された曲。2000年から2003年にかけてレコーディングされ、スミスの死により何度も発売が延期されたが、2004年10月18日に英国とヨーロッパではDominoから発売され、米国では翌日の2004年10月19日にレコードレーベルAnti-から、彼の死からほぼ1年後に発売された。

歌詞の意味

Sun’s rising on a chopping glareの意味

Sun’s rising on a chopping glare
スモッグに光を拡散されながら、ぎらぎらと太陽が昇っていく

 ”chopping” は断続的で揺れるようなイメージを与え、”glare” は強い光、ぎらぎらとした光を指す。直訳すると「太陽がちらつくぎらぎらした光の中で昇っている」となる。これを深読みしてドラッグの体験と重ねることもできるが、エリオット・スミスが、日差しが強く、ロサンゼルス型スモッグで有名なロサンゼルスに住んでいたことを考えると、シンプルに「強い日差しがスモッグに光を拡散されながら、太陽が昇っていく」という描写として捉える方が自然である。海外でもこの説が支持されていた。

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