【曲解説】Eurythmics – Sweet Dreams (Are Made Of This)

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曲情報

「スウィート・ドリームス(アー・メイド・オブ・ディス)」は、イギリスのシンセポップデュオ、ユーリズミックスの曲である。1983年1月に同名の2枚目のアルバムからの4枚目かつ最後のシングルとしてリリースされた。この曲は彼らのブレイクスルーヒットとなり、このデュオの名を世界に知らしめた。1983年3月にはイギリスのシングルチャートで2位に達し、6か月後にはアメリカのビルボードホット100で1位を獲得した。アメリカでリリースされた彼らにとって初のシングルとなった。

歌詞の意味

アニー・レノックスとデイヴ・スチュワートは、ツーリストが解散し、ユーリズミックスを結成した後にこの曲を書いた。2人はカップルとしても別れたが、一緒に仕事を続けた。彼らは電子音楽に興味を持ち、新しいシンセサイザーを購入した。スチュワートによると、彼は新しいシンセサイザーの1つでこの曲のビートとリフを作り出すことに成功したが、それを聞いたレノックスは「これは一体何だ?」と言って別のシンセサイザーで演奏し始め、2つのシンセサイザーの対決からこの曲の始まりが生まれたという。

レノックスによると、歌詞はツーリストの解散後の不幸な時期を反映したもので、彼女は彼らが「夢の世界にいる」と感じ、彼らが追い求めていたものは何でも決して実現しないと感じていた。彼女はこの歌を「私たちの状態を見て。これ以上悪くなるなんてありえない」と言っていると表現し、「私はとても傷つきやすく感じていた。この歌は私が感じていた絶望と虚無主義を表現したものだ」と付け加えた。スチュワートは歌詞があまりにも憂鬱すぎると考え、より明るいものにするために「頭を上げて前に進もう」という歌詞を加えた。

「彼らの中にはあなたを利用したい者もいるし、虐待されたい者もいる」という歌詞について、レノックスは「みんなはこれがセックスやSMについてのものだと思っているけど、全然そんなことない」と述べている。この曲のタイトルについて彼女は「どうやら、これはイギリスのポップスで最も聞き間違えられる歌詞のようです。みんな私が『甘い夢はチーズでできている』と歌っていると思っているようです」と述べている。

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