動画
歌詞&翻訳
Oh my God
Ooh-ooh
Cha
Welcome to the jungle
ジャングルへようこそ
We got fun and games
ここには楽しみとゲームがある
We got everything you want
お前が欲しいものは全部揃ってる
Honey, we know the names
ハニー、リストには名前がずらっと並んでるんだ
We are the people that can find
Whatever you may need
お前が必要とするかもしれないものを見つけてやろうじゃないか
If you got the money, honey
金さえ持ってるなら、ハニー
We got your disease
お前を蝕むものだって用意してるぜ
In the jungle
ジャングルで
Welcome to the jungle
ジャングルへようこそ
Watch it bring you to your
ほら、よく見てろよ
Sha-na-na-na-na-na-na-na knees, knees
お前はここで跪くことになるんだから
Whoa, I–
ウォー、俺は――
I wanna watch you bleed!
お前が血を流すのを見たいんだ!
Welcome to the jungle
ジャングルへようこそ
We take it day by day
俺たちは日々を生きている
If you want it, you’re gonna bleed
欲しいものがあったら血を流さなきゃな
But it’s the price you pay
それが当然の対価なんだ
And you’re a very sexy girl
お前は実にセクシーな女の子で
Who’s very hard to please
なかなか満足しない子だ
You can taste the bright lights
眩しい世界を味わえるだろうが
But you won’t get them for free
ただじゃ手に入らない
In the jungle
ジャングルで
Welcome to the jungle
ジャングルへようこそ
Feel my, my, my, my serpentine
俺の、俺の、俺の、俺の甘い誘惑を感じてみな
Whoa, I–
ウォー、俺は――
I wanna hear you scream!
お前の叫び声が聞きたいんだ!
Ah ah ah ah ah ah ah ah
Welcome to the jungle
ジャングルへようこそ
It gets worse here every day
ここじゃ毎日ひどい状況に追い込まれていく
You learn to live like an animal
お前は動物みたいに生きることを学ぶんだ
In the jungle where we play
俺たちが遊ぶジャングルで
If you got a hunger for what you see
欲しいものに飢えているなら
You’ll take it eventually
いずれ手に入るさ
You can have anything you want
欲しいものは何でも手に入る
But you better not take it from me
でも俺から奪おうとすんなよ
In the jungle
ジャングルで
Welcome to the jungle
ジャングルへようこそ
Watch it bring you to your
ほら、よく見てろよ
Sha-na-na-na-na-na-na-na knees, knees
お前はここで跪くことになるんだから
Ooh, I– I’m gonna watch you bleed!
ウー、これからお前が血を流す姿を見届けてやるよ!
And when you’re high, you never
そしてハイになったら
Ever want to come down
二度と降りたくなくなる
So down, so down
降りたくない、降りたくない
So down
降りたくない
Yeah, now
You know where you are?
自分がどこにいるかわかってるか?
You’re in the jungle, baby!
お前はジャングルにいるんだぜ、ベイビー!
You’re gonna die
お前はこれから死ぬんだ
In the jungle
ジャングルで
Welcome to the jungle
ジャングルへようこそ
Watch it bring you to your
ほら、よく見てろよ
Sha-na-na-na-na-na-na-na knees, knees
お前はここで跪くことになるんだから
In the jungle
ジャングルで
Welcome to the jungle
ジャングルへようこそ
Feel my, oh, my, my serpentine
感じろ、ああ、俺の、俺の甘い誘惑を
Jungle
ジャングル
Welcome to the jungle
ジャングルへようこそ
Watch it bring you to your
ほら、よく見てろよ
Sha-na-na-na-na-na-na-na knees, knees
お前はここで跪くことになるんだから
Down in the jungle
ジャングルの奥で
Welcome to the jungle
ジャングルへようこそ
Watch it bring you to your
ほら、よく見てろよ
It’s gonna bring you down!
それがお前を地獄に突き落とすのさ!
Huh!
フー!
曲情報
「Welcome to the Jungle(ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル)」は、アメリカのロックバンド、Guns N’ Roses(ガンズ・アンド・ローゼズ)が1987年に発表したデビューアルバム『Appetite for Destruction(アペタイト・フォー・ディストラクション)』のオープニングトラックである。1987年9月にイギリスで、1988年10月にアメリカを含めた地域でアルバムの2枚目のシングルとしてリリースされ、アメリカのBillboard Hot 100で7位、イギリスのシングルチャートで24位を記録した。
1987年のリリース時、7インチシングルにはAC/DCの「Whole Lotta Rosie」のライブ版が、12インチシングルにはバンドのデビューシングル「It’s So Easy」とボブ・ディランの「Knockin’ on Heaven’s Door」のライブ版が収録された。2009年にはVH1によって「史上最高のハードロックソング」に選ばれ、2021年には『Rolling Stone』誌の「史上最高の500曲」で491位にランクインした。
背景と作曲
ボーカルのAxl Rose(アクセル・ローズ)は、シアトルを訪れた際にこの曲の歌詞を書いた。「大きな街だけど、ロサンゼルスと比べると小さな街だし、学べることも違う。もっと田舎っぽく感じた。自分の目に映ったものをそのまま書いた。来たばかりの人間でも、探せば何でも見つかる街だと思った」と述べている。ギタリストのIzzy Stradlin(イジー・ストラドリン)はこの曲について「ハリウッドの路上について、本当のことを歌っている」とまとめている。
Slash(スラッシュ)は自伝『Slash』の中で楽曲制作の経緯を語っている。バンドが新曲作りに取り組んでいた際、ローズがスラッシュの母親の家の地下で彼が弾いていたリフを思い出し、バンドに披露した。それをもとにバンドは曲の骨組みを短時間で完成させ、スラッシュがさらに新しいギターパートを加えていった。「これは本当にバンド全員で初めて共同作業した曲だった。当時は皆で行き当たりばったりに生活しながら、自然な感覚で一緒に演奏していた。そこには他にはない何かがあったんだ」と振り返っている。
ブレイクダウン部分は、Duff McKagan(ダフ・マッケイガン)が1978年に自身のパンクバンド、the Vains(ザ・ヴェインズ)のために書いた曲「The Fake」に基づいている。マッケイガンによれば、これは彼が初めて書いた曲であり、後にバンドによってシングルとしてリリースされたという。
スラッシュによると、曲は約3時間で書き上げられた。
ローズは、ニューヨークでホームレスの男に遭遇した体験から歌詞のインスピレーションを得たと語っている。バスから降りたところで男に「ここがどこかわかってるか?ジャングルだぜ、ベイビー。お前は死ぬぞ!」と叫ばれたという。「あれは本当に率直で印象的な言葉だった。ロサンゼルスで、いわゆる底辺の生活をしていたら、誰でも共感できるはずだ」とスラッシュは述べている。
評価
「Welcome to the Jungle」は、マーティン・ポポフ著『The Top 500 Heavy Metal Songs of All Time』で19位にランクインした。2008年にはVH1によって「史上2番目に偉大なメタルソング」に選ばれ、2006年には「80年代の偉大な100曲」で26位に、2009年には「史上最高のハードロックソング」として再び1位に選出された。『Rolling Stone』誌の「史上最高の500曲」では2004年版で467位、2010年版で473位、2021年版で491位にランクインした。また、2009年には『Rolling Stone』読者によって「史上最高のスポーツアンセム」にも選ばれた。Q誌の「1001 Best Songs Ever」では764位にランクインしている。さらに、PasteとKerrang!の両誌でガンズ・アンド・ローゼズの最高傑作と評されたほか、2006年の『Blender』誌の調査で「ロサンゼルスについての最高の曲」とも評された。
スラッシュは「『Welcome to the Jungle』には高いエネルギーと攻撃的な勢いがあったけど、同時に感情の繊細さもあった。アクセルがどこかに向かえば、バンド全体がそれについていった。あの時代、あのバンドには本当に魔法のような何かがあった」と語っている。
『Cash Box』誌は同曲を「堅実で満足感のあるメタルの塊」と評価している。
ミュージックビデオ
ガンズ・アンド・ローゼズのレーベルであるゲフィン・レコードは、この曲のミュージックビデオをMTVに売り込むのに苦労していた。最終的にDavid Geffen(デヴィッド・ゲフィン)がMTVと取引をまとめ、ビデオは日曜早朝5時頃に1回だけ放送された。この一度きりの放送後、視聴者から再放送を求める多数の電話が寄せられた。
この早朝放送にもかかわらず、ビデオは注目を集め、MTVで最もリクエストの多いビデオとなった。Nigel Dick(ナイジェル・ディック)が監督したビデオは、アクセル・ローズがロサンゼルスのバスから降りるシーンから始まる。イジー演じるドラッグディーラーが登場し、ローズに商品を売ろうとするが拒否される。ローズが店のショーウィンドウ越しにテレビを眺める場面では、バンドのライブ映像が流れ、スラッシュが壁にもたれかかりながら紙袋に入った瓶から酒を飲む姿も映し出される。ビデオの終盤では、ローズが都会的なパンクファッションに変貌を遂げ、まるで『時計じかけのオレンジ』のルドヴィコ療法を彷彿とさせる過程を経る。
当時のバンドマネージャー、Alan Niven(アラン・ニーヴン)は『Rolling Stone』誌のインタビューで、このビデオについて「『真夜中のカーボーイ』『地球に落ちて来た男』『時計じかけのオレンジ』の3本の映画からアイデアを盗んだ」と明かしている。
歌詞の意味
We got your disease の意味
If you got the money, honey
金さえ持ってるなら、ハニー
We got your disease
お前を蝕むものだって用意してるぜ
ここでの「got」は「have」とほぼ同じ意味で、「持っている / ある」という意味。「your disease」は直訳すると「お前の病気」だが、ここでは「お前を蝕むもの」、つまり「ドラッグ」や「アルコール」「セックス」「ギャンブル」「名声」など、「ジャングル」=「都会」が提供する堕落の誘惑を指してる。
serpentine の意味
Feel my, my, my, my serpentine
俺の、俺の、俺の、俺の甘い誘惑を感じてみな
この部分は直訳すると「俺の蛇のような動きを感じてみな」となる。serpentine は「蛇の」「蛇のような動きをする」「狡猾な」「誘惑的な」という意味。ここでは「都会の悪い人間」もしくは「擬人化された都会自身」である歌い手(語り手)が、「都会の誘惑の罠にかかれ」という意味でこのフレーズを発している。聖書に出てくるアダムとイヴをそそのかした serpent(蛇)のように、蛇には誘惑的で人を甘い罠にかけて破滅させようとするイメージが英語圏にはある。