動画
オーディオ
エド・サリヴァン・ショーでのパフォーマンス
歌詞&翻訳
Dandy, Dandy
ダンディ、ダンディ
Where you gonna go now?
今度はどこへ行くつもりだ?
Who you gonna run to?
誰のところへ駆け込むんだ?
All your little life
お前のちっぽけな人生は
You’re chasin’ all the girls
They can’t resist your smile
その笑顔にみんな抗えない女の子たちを追いかけてばかり
Uh-hmm, they long for
そうさ、彼女たちみんなお前を欲しがるんだ
Dandy, Dandy
ダンディ、ダンディ
Chattin’ up the ladies
女たちとおしゃべりして
Ticklin’ their fancy
彼女たちをくすぐってその気にさせ
Pourin’ out your charms
自分の欲望を満たすために
To meet your own demands
甘い言葉を惜しげもなくばらまきながら
And you turn it off at will
スイッチを切るみたいに好きなときにやめられる
Huh-oh, they long for
そうさ、彼女たちみんなお前を欲しがるんだ
Dandy, Dandy
ダンディ、ダンディ
Knockin’ on the back door
裏口をノックして
Climbin’ through the window
窓から忍び込む
Hubby’s gone away
旦那が留守にしている間に
And while the cat’s away
猫がいない隙に
The mice are gonna play
ネズミが遊び回るみたいに
Uh-hmm, you low-down
お前は本当にどうしようもないやつさ
Dandy, Dandy, Dandy
ダンディ、ダンディ、ダンディ
Dandy, you know you’re moving much too fast
ダンディ、お前は速すぎる
And Dandy, you know you can’t escape the past
そしてダンディ、過去からは逃げられないってわかってるだろ
Look around you and see the people settle down
周りを見てごらん みんな落ち着いていってる
And when you’re old and grey
年を取って白髪になったとき
You will remember what they said
お前は思い出すだろう
That two girls are too many
「二人でもう十分
Three’s a crowd and four you’re dead
三人で窮屈、四人じゃ命取りだ」って言われたことを
Oh Dandy, Dandy
ああ、ダンディ、ダンディ
When you gonna give up?
いつ遊びをやめるつもりだ?
Are you feelin’ old now?
今はもう年を感じてるのか?
You always will be free
でもお前はこれからもずっと自由で
And you need no sympathy
同情なんて求めず
A bachelor you will stay
生涯独身でいるんだろうな
And Dandy you’re all right
まあダンディ、それでいいよ
You’re all right
それでいい
You’re all right
それでいい
You’re all right
それでいい
You’re all right
お前はそれでいいよ
曲情報
「Dandy」(ダンディ)は、イギリスのロック・バンド、キンクスが1966年に発表した楽曲で、アルバム『Face to Face』に収録されている。
リリースと評価
「Dandy」はイギリスとアメリカではアルバム『Face to Face』にのみ収録されたが、大陸ヨーロッパではシングルとしてリリースされ、ドイツで1位、ベルギーで2位、オランダで3位、オーストリアで6位を記録した。一部の国(ノルウェーなど)では「Party Line」とA面を入れ替えてリリースされた。
AllMusicのスチュワート・メイソンは「ダンディ」について、「近所のロザリオ(遊び人)を題材にした歌詞を、レイ・デイヴィスは嫌悪と賞賛が入り混じった絶妙な調子で歌っている。その皮肉に満ちたボーカルが曲を特別なものにしている。音楽的にはジョージ・フォームビーの音楽ホールの伝統に立ち返ったようで、デイヴ・デイヴィスのギターは高音域で澄んでおり、ウクレレあるいは電気ゴムバンドのように聞こえる。ゆったりとスイングする曲調は、古いヴォードヴィルのヒット曲のようだ。『Dandy』は魅力的で、ややサブバージョン的な名曲だ」と評した。また、同じくAllMusicのスティーヴン・トーマス・アールワインは、『Face to Face』の「音楽ホール風シャッフルの『Dandy』」を「素晴らしい瞬間」と表現した。
「Dandy」は1966年から1969年までキンクスのライブで定番曲として演奏されたが、その後はセットリストから外された。
カバー・バージョン
ハーマンズ・ハーミッツ
ハーマンズ・ハーミッツは1966年に「Dandy」をシングルとしてリリースし、北米でヒットさせた。カナダのRPMシングルチャートで1位、アメリカのBillboard Hot 100で5位、ニュージーランドで3位を記録した。このバージョンはイギリスではシングルとしてはリリースされていない。
キンクスのオリジナルとハーマンズ・ハーミッツのカバーを比較して、スチュワート・メイソンは「アメリカでヒットしたのはハーマンズ・ハーミッツの『Dandy』だったが、1966年の傑作『Face to Face』に収録されたキンクス自身のバージョンの方が、ピーター・ヌーンの愛嬌があるが気の抜けた演奏よりもはるかに優れている」と述べた。『Cash Box』誌はハーマンズ・ハーミッツ版を「美味な一曲」と評している。
その他のバージョン
ロッキン・ヴィッカーズも1966年に「Dandy」をシングルのA面としてリリースしている(このバンドは後にホークウィンドやモーターヘッドで活動するレミーが在籍していたことで知られる)。また、イギリスの歌手クリントン・フォードも同年にシングルとしてリリースした。さらに、同じPye Records所属のデヴィッド・ガリックは1967年のアルバム『A Boy Named David』に収録し、1968年にはドイツで『David Garrick and the Dandys – Blow-Up Live』というライブ盤