【歌詞和訳】Journey – Open Arms

動画

オフィシャルビデオ(1982年)

オーディオ(2024年リマスター)

歌詞&翻訳

Lying beside you
君のそばに横たわりながら
Here in the dark
この暗闇の中で
Feeling your heartbeat with mine
君の鼓動を感じながら、自分の鼓動と重ねて感じている
Softly, you whisper
そっとささやく君の声
You’re so sincere
君の言葉は本当に誠実で
How could our love be so blind?
どうして僕らの愛はこんなにも盲目だったんだろう?

We sailed on together
僕らは一緒に航海を続け
We drifted apart
いつの間にか離れてしまった
And here you are by my side
そして今、君はまた僕のそばにいる

So now, I come to you
だから今、僕は君のもとへ行く
With open arms
両腕を広げて君を迎えるんだ
Nothing to hide
もう何も隠しはしない
Believe what I say
僕の言葉を信じてほしい
So here I am
ここにいるよ
With open arms
心を開いて
Hoping you’ll see
君に気づいてほしい
What your love means to me
君の愛が僕にとってどれほど大切かを
Open arms
両腕を広げて

Living without you
君なしで生きること
Living alone
ひとりで生きること
This empty house seems so cold
この空っぽの家はあまりにも冷たかった
Wanting to hold you
君を抱きしめたくて
Wanting you near
君をすぐそばに感じたくて
How much I wanted you home
どれほど君に帰ってきてほしいと願ったか

But now that you’ve come back
でも今、君が戻ってきて
Turned night into day
暗闇を光に変えてくれた
I need you to stay
だから君にはここにいてほしい

So now, I come to you
だから今、僕は君のもとへ行く
With open arms
両腕を広げて君を迎えるんだ
Nothing to hide
もう何も隠しはしない
Believe what I say
僕の言葉を信じてほしい
So here I am
ここにいるよ
With open arms
心を開いて
Hoping you’ll see
君に気づいてほしい
What your love means to me
君の愛が僕にとってどれほど大切かを
Open arms
両腕を広げて

曲情報

 「Open Arms」はアメリカのロックバンドJourneyの楽曲である。この曲は映画『Heavy Metal』のサウンドトラックとしてリリースされ、1981年のアルバム『Escape』にも収録された。バンドメンバーのSteve PerryとJonathan Cainによって共作されたこの楽曲は、離れかけた人間関係を再生しようとするパワーバラードである。この曲はJourneyの一番知られているラジオヒットの一つであり、1982年の2月にUS Billboard Hot 100で最高で二位に到達し、6週間その位置を続けた。これは『Centerfold』(J. Geils Band)と『I Love Rock ‘n’ Roll』(Joan Jett and the Blackhearts)によって防がれたものであった。また、カナダでも2位に到達した。

 「Open Arms」はさまざまな音楽アーティスによってカバーされており、1996年にアメリカのシンガーソングライターMariah Careyにより大きなヒットとなった。特に英国では、4位まで上り、この曲の最も知られたバージョンとなった。その他にも、Barry Manilow、Boyz II Men、Dolly Parton、Celine Dionなどのアーティスによってカバーされている。また、音楽オーディション主義の歌唱コンテストでも人気があり、アメリカのThe VoiceやAmerican Idol、英国のThe X Factorなどで演奏されている。

 Journey版の「Open Arms」は「今までで最も美しいラブソンの一つ」と評されている。VH1はこの曲を「最大のパワーバラード」として選んだ。AllMusicのMike DeGagneは、この曲を「ロックの最も美しいバラードの一つ」とし、「Steve Perryだけが驚くほどの真実味と感じさせる感覚を持ち合わせる」と評した。

 Journeyは「Open Arms」を7枚目のスタジオアルバム『Escape』のために録音し、プロデュースはKevin ElsonとMike Stoneが担当した。Jonathan CainはThe Babysに在籍していた頃にこの曲の作曲を始めたが、ボーカル兼ベーシストのJohn Waiteが「感傷的すぎる」として却下した。Cainは最終的にEscapeの作曲セッションでSteve Perryと曲を完成させ、キーをAからDに変更し、メロディーも若干変更した。しかし、ギタリストのNeal Schonは「Journeyがこれまで試みたことのないタイプの曲」としてこの曲に否定的であった。他のメンバーもバラードの演奏には消極的だった。

 2005年、Perryは『Live in Houston 1981: The Escape Tour』のプロデュース中に、24年前のバンドの演奏を聞いて涙をこらえたと語っている。特に「wanting you near」のラインは、彼が特別にこだわった部分であった。

 VH1の『Behind the Music』のJourneyエピソードでは、レコーディング中にSchonがPerryとCainをからかっていたことが語られている。しかし、1981年秋のEscapeツアーで初めてライブ演奏された際、観客の反応は圧倒的だった。Schon自身も驚き、「この曲は本当にすごい」とコメントし、Perryはそれに憤慨したと後に述べている。

 「Open Arms」は、カナダのアニメ映画『Heavy Metal』のサウンドトラックにも使用され、1982年1月にアルバム『Escape』から3枚目のシングルとしてリリースされた。また、1982年の映画『The Last American Virgin』でも2度使用された。Billboard Hot 100で6週間2位を記録し、Adult Contemporaryチャートのトップ10にも入った。

 この曲は、ロック史上有数のパワーバラードとして語り継がれ、VH1の「史上最高のパワーバラード25選」で1位に選ばれた。Billboardは「感傷的なバラードで、繊細なキーボードとSteve Perryの魅惑的なボーカルが特徴」と評した。この曲は1992年のボックスセット『Time3』および2001年のコンピレーションアルバム『The Essential Journey』にも収録されている。

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