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歌詞&翻訳
(Two, three, four)
(2、3、4)
Ah
Ah
We come from the land of the ice and snow
俺たちは氷と雪の国からやってきた
From the midnight sun where the hot springs flow
真夜中の太陽の下で、湧き出す温泉の地から
The hammer of the gods
トールハンマーが
Will drive our ships to new lands
俺たちの船を新たな地へと導く
To fight the horde and sing and cry
敵の大軍と戦い、勝利の歌を歌い、雄叫びを上げるために
Valhalla, I am coming
ヴァルハラよ、俺は向かっている
On we sweep with threshing oar
俺たちは荒々しくオールを漕ぎ進む
Our only goal will be the western shore
目的はたったひとつ、西の岸辺だ
Ah
Ah
We come from the land of the ice and snow
俺たちは氷と雪の国からやってきた
From the midnight sun where the hot springs flow
真夜中の太陽の下で、湧き出す温泉の地から
How soft your fields so green
お前の緑のやわらかな野原は
Can whisper tales of gore
血塗られた物語をなんと優しく囁くことだろうか
Of how we calmed the tides of war
俺たちがいかにして戦の潮流を鎮めたか
We are your overlords
俺たちがお前の征服者だ
On we sweep with threshing oar
俺たちは荒々しくオールを漕ぎ進む
Our only goal will be the western shore
目的はたったひとつ、西の岸辺だ
So now you’d better stop
だから今すぐ立ち止まって
And rebuild all your ruins
すべての廃墟を立て直した方がいい
For peace and trust can win the day
平和と信頼こそが最後に勝利をもたらすんだ
Despite of all your losing
たとえ今は負け続けていようとも
Ooh, ooh, ooh, ooh
Ooh, ooh, ooh
Ooh, ooh, ooh
Ooh, ooh, ooh
Ooh, ooh, ooh
曲情報
「Immigrant Song(イミグラント・ソング)」は、イングランドのロックバンド、レッド・ツェッペリンの楽曲である。繰り返しのリフを基盤に構成されており、歌詞には北欧神話の要素が盛り込まれている。ボーカルのロバート・プラントは戦いとヴァルハラを連想させる咆哮のような歌唱を披露している。この曲は1970年のアルバム『Led Zeppelin III』に収録され、シングルとしてもリリースされた。ライブ録音もいくつかのレッド・ツェッペリンのアルバムに収録されている。ほかのアーティストによるカバーやライブ演奏も存在する。
レッド・ツェッペリンはアルバム志向のバンドとして知られているが、「Immigrant Song」はいくつか存在する彼らのヒットシングルのひとつである。この楽曲の人気により、『Led Zeppelin Remasters』(1990年)や『Early Days: The Best of Led Zeppelin, Vol. 1』(1999年)などのコンピレーション・アルバムにも収録されている。
背景
「Immigrant Song」は、1970年夏に行われたアイスランド、バース、ドイツを巡るツアー中に書かれた。ツアー初日はアイスランドのレイキャビクであり、プラントはこの地での経験から歌詞を着想した。プラントは次のように述べている。
「僕らが気取っていたわけじゃない…僕らは本当に氷と雪の国から来たんだ。文化使節団としてアイスランド政府に招かれてコンサートを開いた。到着の前日に公務員がストライキをしていて、コンサートは中止になりかけたけど、大学がホールを用意してくれて、すばらしい時間を過ごすことができた。子どもたちの反応は驚くべきものだったよ。“Immigrant Song”はその旅についての曲で、非常に異なるアルバムのオープニングを飾るために書かれたんだ」
レイキャビクでの公演から6日後、レッド・ツェッペリンはバース・フェスティバルで初めてこの曲を演奏した。
作曲と歌詞
楽曲はプラントによる特徴的な咆哮のような歌い出しで始まり、ギタリストのジミー・ペイジ、ベーシストのジョン・ポール・ジョーンズ、ドラマーのジョン・ボーナムによる断続的なスタッカートリフに乗せて進行する。曲はF♯マイナーで演奏され、テンポは毎分112拍の中速。アルバムバージョンの冒頭には微かにカウントオフとヒス音が聞こえるが、これはシングルバージョンではカットされている。ヒス音はエコーユニットによるフィードバックである。
この曲のフレーズは、スティーヴン・デイヴィスのバンド伝記『Hammer of the Gods: The Led Zeppelin Saga』のタイトルにも使用された。また、歌詞はバイキングのような戦士の冒険を描く内容であり、こうしたモチーフはアイアン・メイデン、サクソン、マノウォー、アモン・アマースといったバンドのルックスや歌詞にも影響を与えた。