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曲情報
「ザナドゥ」は、1980年のミュージカル映画『ザナドゥ』のサウンドトラックのタイトル曲である。イギリスのロックバンド、エレクトリック・ライト・オーケストラ(ELO)のジェフ・リンが作詞・作曲を手がけた。この曲はオーストラリア出身のシンガーソングライターで女優のオリビア・ニュートン=ジョンが歌い、楽器演奏はELOが担当した。1980年6月にシングルとしてリリースされ、ヨーロッパ各国でナンバーワンに輝いたほか、イギリスでは同年7月に2週間にわたってトップに立ち、ELOにとって唯一のUKチャート1位となった。また、アメリカのビルボードHot 100では最高8位にランクインした。
歌詞の意味
この曲は誰も行けないはずだった理想郷に恋人と共にたどり着き、まるで永遠が始まったかのような高揚を鮮やかに描いている。失われたはずの夢や昔の想いが再び光をまとい、無数の輝きの中で相手が流れ星のように現れるという幻想的な情景が広がる。長い時間を越えて叶った願いが現実となり、鮮烈な光と音に満ちた世界の中で二人が永遠に結びつく感覚が強く伝わる。現実と夢の境界が溶けてしまうような陶酔と、特別な場所に一緒にいる幸福が余韻として漂う曲になっている。
ザナドゥの由来
「ザナドゥ」という言葉はサミュエル・テイラー・コールリッジ(1772-1834)の詩『クブラ・カーン』の中に登場するクブラ・カーンがドームの建設を命じた架空の土地の名前である。この名前はフビライ・ハンの金朝の首都であった上都(Shàngdū)から影響を受けている。


