動画
歌詞&翻訳
Empty spaces, what are we living for?
すべてが空虚に見えるとき、俺たちはなんのために生きてるんだ?
Abandoned places, I guess we know the score
廃墟と化した場所、答えはわかっているはずさ
On and on
続いていく
Does anybody know what we are looking for?
俺たちが何を求めているのか、誰かわかる人はいるのか?
Another hero, another mindless crime
またひとりの英雄、またひとつの意味なき罪
Behind the curtain, in the pantomime
幕の裏側、仮面劇の中で
Hold the line
耐え抜け
Does anybody want to take it anymore?
誰かもう一度立ち向かいたい者はいないのか?
The show must go on
ショーは続けなきゃならない
The show must go on, yeah
ショーは続けなきゃならない、そうさ
Inside, my heart is breaking
心は今にも壊れそうで
My makeup may be flaking
化粧は崩れてしまうかもしれないけど
But my smile still stays on
それでも笑顔は保つんだ
Whatever happens, I’ll leave it all to chance
何が起ころうと、すべて運命に任せるよ
Another heartache, another failed romance
またひとつの痛み、またひとつの壊れた恋
On and on
続いていく
Does anybody know what we are living for?
誰か知っているのか、俺たちは何のために生きているのか?
I guess I’m learning (I’m learning, I’m learning, I’m learning)
きっと学んでいる(学んでいる、学んでいる、学んでいる)
I must be warmer now
今は少し暖かく感じるんだ
I’ll soon be turning (Turning, turning, turning)
もうすぐ曲がり角を迎える(迎える、迎える、迎える)
‘Round the corner now
もうすぐそこまで来ているんだ
Outside, the dawn is breaking
外では夜明けが訪れている
But inside in the dark, I’m aching to be free
でも心の奥の闇の中で、自由になろうともがいてる
The show must go on
ショーは続けなきゃならない
The show must go on, yeah, yeah
ショーは続けなきゃならない、そう、そうさ
Ooh, inside, my heart is breaking
心は今にも壊れそうで
My makeup may be flaking
化粧は崩れてしまうかもしれないけど
But my smile still stays on
それでも笑顔は保つんだ
Yeah, yeah
そうさ、そうさ
Oh woah, woah, oh woah
おお、ウォウ、ウォウ、オーウォウ
My soul is painted like the wings of butterflies
俺の魂は蝶の羽のように描かれ
Fairy tales of yesterday will grow but never die
昨日の物語は成長し続け、決して消えはしない
I can fly, my friends
俺は飛べるんだ、友よ
The show must go on, eh (Go on, go on, go on)
ショーは続けなきゃならない(続けろ、続けろ、続けろ)
The show must go on (Go on, go on, go on)
ショーは続けなきゃならない(続けろ、続けろ、続けろ)
I’ll face it with a grin
笑顔で立ち向かうさ
I’m never giving in
決して諦めはしない
On with the show
さあ、ショーを続けよう
Ooh, I’ll top the bill, I’ll overkill
ああ、俺は主役を演じるよ、死力を尽くして
I have to find the will to carry on
生き続ける意思を見つけなきゃならない
(On with the show, on with the show)
(さあ、ショーを続けよう、ショーを続けよう)
Show
ショーを
(The show must go on)
(ショーは続けなきゃならない)
曲情報
「The Show Must Go On」(ザ・ショウ・マスト・ゴー・オン)は、イギリスのロックバンド、クイーンの楽曲であり、1991年のアルバム『Innuendo』の最後のトラックとして収録された。クイーンのクレジットとなっているが、主にギタリストのブライアン・メイによって作曲された。
この曲は、フレディ・マーキュリーが病を押して活動を続ける姿を描いており、当時のメディアでは彼の健康状態について憶測が飛び交っていたものの、HIV/AIDSの診断は公にはされていなかった。1990年にレコーディングされた際、マーキュリーの体調は悪化しており、メイは彼がこの曲を歌えるかどうか不安を抱いていた。しかし、マーキュリーはウォッカを一気に飲み干した後、「やってみせるよ、ダーリン」と言い放ち、見事に歌い上げたという。
パワーバラードであるこの曲は、1991年10月14日にシングルとしてリリースされ、コンピレーション・アルバム『Greatest Hits II』のプロモーションに使用された。マーキュリーの死後、イギリスのシングルチャートに再登場し、ピーク時と同じ5週間トップ75内にランクインした。後にエルトン・ジョンがボーカルを務めたライブバージョンが『Greatest Hits III』に収録された。
この曲は、1992年4月20日に開催された「The Freddie Mercury Tribute Concert」で初めてライブ演奏され、エルトン・ジョンがリードボーカル、ブラック・サバスのギタリスト、トニー・アイオミがリズムギターを担当した。以降、クイーン+ポール・ロジャースやクイーン+アダム・ランバートの公演でも演奏されており、ロジャースはこの曲のパフォーマンスを自身のキャリアで最高のものの一つと評している。
映画『ムーラン・ルージュ』ではオペラバージョンが使用され、2014年にはCBCの『Hockey Night in Canada』でロサンゼルス・キングスのスタンレーカップ優勝を記念するエンディング映像に使用されるなど、様々なメディアで使用されている。
歴史と録音
ジョン・ディーコンとロジャー・テイラーが演奏するコード進行を聴いたブライアン・メイは、フレディ・マーキュリーと共に楽曲のテーマを決定し、歌詞の一部を作成した。その後、メイがメロディーと歌詞の大部分を完成させ、パッヘルベルの「カノン」に影響を受けたブリッジを追加した。メイはタイトルが予測可能すぎると考え変更を提案したが、マーキュリーが拒否した。
デモ段階ではメイが仮歌を担当しており、キーが高すぎる部分はファルセットで歌っていた。マーキュリーが歌えるか不安だったメイは、「無理かもしれない」と伝えたが、マーキュリーは「やってみせるよ」と宣言し、ウォッカを一気に飲んだ後、見事に歌い切った。
メイはバックボーカルの大部分を担当し、Korg M1シンセサイザーとギターを演奏した。プロデューサーのデヴィッド・リチャーズは2番のキーシフトを提案した。
歌詞と楽曲構成
この曲の歌詞には、多くの暗示やメタファーが含まれており、悲劇的な未来を予感させる内容となっている。特に「私の心は壊れそうだが、笑顔は崩れない」という歌詞は、マーキュリーの不屈の精神を象徴している。音楽的には、Bm(ロ短調)で始まり、C#m(嬰ハ短調)へと転調することで希望を示唆するが、最終的には再びBmへと戻る。
メイは「蝶の羽のように魂が描かれる」というフレーズをマーキュリーのために書いたと語っている。
「フレディがこの言葉を自分で書くことはなかっただろう。でも、僕が彼のために書くことはできると思った。それは神からの贈り物のようだった」
プロモーションビデオ
マーキュリーの体調が悪化していたため、新しい映像は撮影されず、1981年から1991年のクイーンのミュージックビデオをつなぎ合わせたモンタージュが制作された。これは、アルバム『Greatest Hits II』のリリースを前にしたプロモーションとしても機能した。
ビデオには「Under Pressure」や「Hammer to Fall」を除く1980年代のクイーンのプロモーションビデオが含まれており、「I Want to Break Free」「Friends Will Be Friends」「I’m Going Slightly Mad」「Breakthru」「Radio Ga Ga」「I Want It All」「The Miracle」「The Invisible Man」「Headlong」「Calling All Girls」「Body Language」「Innuendo」「Back Chat」「Who Wants to Live Forever」「Scandal」「One Vision」などの映像が使用されている。
このビデオと楽曲の歌詞により、マーキュリーの健康状態に関する憶測がさらに広がったが、当時は公式には否定されていた。しかし、その翌月、マーキュリー自身がエイズを公表し、その24時間後に死去した。
ミュージックビデオはオーストリアの監督チーム「DoRo」(ルディ・ドレザル&ハンネス・ロッサッハー)によって編集された。