動画
歌詞&翻訳
Mmm num ba de
Dum bum ba be
Doo buh dum ba beh beh
Pressure
プレッシャー
Pushing down on me
僕を押し潰し
Pressing down on you
君を押し潰す
No man ask for
誰も頼んでないのに
Under pressure
この重圧がのしかかる
That burns a building down
建物を焼き尽くし
Splits a family in two
家族を引き裂き
Puts people on streets
人々を路上へと追いやる
Um ba ba be
Um ba ba be
De day da
Ee day da
That’s okay
気にしなくていいってさ
It’s the terror of knowing what this world is about
この世界の現実を知ることの恐怖
Watching some good friends screaming, “Let me out”
仲の良い友人たちが叫んでいる「出してくれ!」って
Pray tomorrow gets me higher
明日こそはもっと高く飛べるように祈るんだ
Pressure on people, people on streets
プレッシャーに押し潰され、路上へと追いやられる人々
Day day de mm hm
Da da da ba ba
Okay
ほっといていいってさ
Chipping around, kick my brains ‘round the floor
むしゃくしゃして思考がまとまらない
These are the days, it never rains, but it pours
悪いことは重なるもんだ
Ee do ba be
Ee da ba ba ba
Um bo bo
Be lap
People on streets
路上へと追いやられる人々
Ee da de da de
People on streets
路上へと追いやられる人々
Ee da de da de da de da
It’s the terror of knowing what this world is about
この世界の現実を知ることの恐怖
Watching some good friends screaming, “Let me out”
仲の良い友人たちが叫んでいる「出してくれ!」って
Pray tomorrow gets me higher, higher, high
明日こそはもっと高く飛べるように祈るんだ
Pressure on people, people on streets
プレッシャーに押し潰され、路上へと追いやられる人々
Turned away from it all like a blind man
すべてから目を背けた、目が見えない人のように
Sat on a fence, but it don’t work
どっちつかずのまま、でもそんなのは意味がない
Keep coming up with love, but it’s so slashed and torn
何度も愛を生み出そうとするけど、いつもズタズタにされてしまう
Why, why, why?
なぜ?なぜ?なぜ?
Love, love, love, love, love
愛、愛、愛、愛、愛…
Insanity laughs under pressure we’re breaking
狂気は笑う、このプレッシャーの中で僕らは壊れていく
Can’t we give ourselves one more chance?
もう一度自分にチャンスを与えられないか?
Why can’t we give love that one more chance?
どうして僕らは愛にもう一度チャンスを与えられないんだ?
Why can’t we give love, give love, give love, give love
どうして僕らは愛にチャンスを与えられないんだ?愛に、愛に、愛に
Give love, give love, give love, give love, give love?
愛に、愛に、愛に、愛に、愛に
‘Cause love’s such an old-fashioned word
だって愛なんて古臭い言葉だから
And love dares you to care for
それで愛は君にこう問いかけるんだ
The people on the (People on streets) edge of the night
夜の片隅で生きる人々を思い遣れるかって
And love (People on streets) dares you to change our way of
そして愛は君に求めるんだ
Caring about ourselves
自分のことばかり考える生き方を変えられるかって
This is our last dance
これが僕らの最後のダンス
This is our last dance
これが僕らの最後のダンス
This is ourselves
これが僕ら自身なんだ
Under pressure
プレッシャーの中で
Under pressure
プレッシャーの中で
Pressure
プレッシャー
曲情報
「Under Pressure」(アンダー・プレッシャー)は、イギリスのロックバンド、Queen(クイーン)とシンガーのDavid Bowie(デヴィッド・ボウイ)が共同で制作・演奏した楽曲である。1981年10月にシングルとしてリリースされ、その後、1982年のクイーンのアルバム『Hot Space』に収録された。この楽曲はイギリスのシングルチャートで1位を獲得し、クイーンにとっては母国での2曲目のナンバーワンヒット、ボウイにとっては3曲目のナンバーワンヒットとなった。また、世界10か国以上のチャートでトップ10入りを果たした。
本楽曲は『Hot Space』の中でも際立つロックナンバーと評されると同時に、「非常に力強く、感動的なポップソング」とも評価されている。「Under Pressure」は、VH1の「100 Greatest Songs of the ’80s」で31位にランクインし、『Rolling Stone』誌の読者投票では史上2番目に優れたコラボレーション楽曲とされた。2021年には、『Rolling Stone』誌の「The 500 Greatest Songs of All Time」において429位にランクインした。この楽曲は1981年からクイーンのツアー活動が終焉する1986年まで、すべてのライブコンサートで演奏された。
「Under Pressure」はクイーンの最初のベストアルバム『Greatest Hits』の一部のエディション(1981年のエレクトラ盤など)に収録され、その後も『Greatest Hits II』『Classic Queen』『Absolute Greatest』などのコンピレーションアルバムに収められた。ボウイのベストアルバムにも多数収録されており、『Best of Bowie』(2002年)、『The Platinum Collection』(2005年)、『Nothing Has Changed』(2014年)、『Legacy』(2016年)、『Re:Call 3』(2017年)などに収められている。
本楽曲は1990年にアメリカのラッパー、Vanilla Ice(ヴァニラ・アイス)が自身のシングル「Ice Ice Baby」でサンプリングしたことでも知られる。当初、ヴァニラ・アイスはクイーンやボウイにクレジットを与えなかったが、訴訟の末、正式に作曲者としてクイーンとボウイの名前が記載されることになった。「Under Pressure」はまた、アメリカのロックバンドMy Chemical Romance(マイ・ケミカル・ロマンス)とThe Used(ザ・ユーズド)、シンガーのShawn Mendes(ショーン・メンデス)とTeddy Geiger(テディ・ガイガー)によるカバーでも知られている。さらに、Xiu Xiu(シウ・シウ)がSwans(スワンズ)のフロントマンMichael Gira(マイケル・ギラ)と共にカバーし、2008年のアルバム『Women as Lovers』に収録された。
背景と作曲
「Under Pressure」は、1981年7月にスイスのモントルーにあるMountain Studiosで録音された。当時、クイーンはアルバム『Hot Space』の制作中であり、もともと「Feel Like」という楽曲を作っていたが、その出来に満足していなかった。同じスタジオでボウイが映画『キャット・ピープル』の主題歌「Cat People (Putting Out Fire)」を録音していたことから、偶然のセッションが実現した。
ボウイはクイーンの楽曲「Cool Cat」にもバックボーカルで参加していたが、最終的に自身のパートを削除した。その後、クイーンとボウイは共に作曲作業を行い、「Under Pressure」が誕生した。作曲クレジットはクイーンのメンバー4人とボウイの5人による共作となっている。曲のスキャットボーカルは即興セッションの名残であり、ベーシストのジョン・ディーコンによる印象的なベースラインが特徴となっている。
ディーコンは、楽曲の象徴的なベースラインを作成したが、一時的に忘れてしまい、バンドがディナーから戻った際にロジャー・テイラーが思い出して記憶を呼び戻したというエピソードがある。また、ギタリストのブライアン・メイによると、ボウイは楽曲の歌詞において強い影響を与え、制作過程でフレディ・マーキュリーと激しく意見を交わしたという。結果として、「Under Pressure」は、プレッシャーに押し潰される状況や、それを乗り越えるための愛の重要性をテーマにした楽曲となった。
影響と評価
本楽曲は、1981年のリリース以来、数多くのアーティストによってカバーされ、映画、テレビ、CMなどでも頻繁に使用されている。特に、1992年のフレディ・マーキュリー追悼コンサートでは、ボウイがアニー・レノックスと共にこの楽曲を披露し、大きな話題を呼んだ。
また、「Under Pressure」は、クイーンとボウイの最も象徴的な楽曲のひとつとして認識されており、ロック史において重要なコラボレーションのひとつと見なされている。
歌詞の意味
These are the days, it never rains, but it pours
悪いことは重なるもんだ
「it never rains but it pours」は、「雨はなかなか降らないが、降ったと思えば土砂降りである」という意味のことわざで、不運がまとめてくることを意味する。
「踏んだり蹴ったり」「泣きっ面に蜂」「弱り目に祟り目」などの表現と似た意味合いを持つ。