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ミュージックビデオ
オーディオ(2009リマスター)
歌詞&翻訳
When I find myself in times of trouble
自分が困難な状況にいることに気づいたとき
Mother Mary comes to me
聖母マリアが僕のもとに来て
Speaking words of wisdom
知恵ある言葉を授けてくれる
Let it be
あるがままに
And in my hour of darkness
闇に包まれたその時も
She is standing right in front of me
彼女は目の前に立っていて
Speaking words of wisdom
知恵ある言葉を授けてくれる
Let it be
あるがままに
Let it be, let it be
あるがままに、成り行きに任せて
Let it be, let it be
抗わずに受け入れて
Whisper words of wisdom
そっと囁いてくれる
Let it be
あるがままに
And when the broken-hearted people
心に傷を負った人たちが
Living in the world agree
この世界でひとつになれば
There will be an answer
答えが見えてくる
Let it be
あるがままに
For though they may be parted
たとえ離れていたとしても
There is still a chance that they will see
きっとまた気づける日が来る
There will be an answer
答えが見えてくる
Let it be
あるがままに
Let it be, let it be
あるがままに、成り行きに任せて
Let it be, let it be
抗わずに受け入れて
Yeah, there will be an answer
そう 答えが見えてくる
Let it be
あるがままに
Let it be, let it be
あるがままに、流れに身を任せて
Let it be, let it be
抗わずに受け入れて
Whisper words of wisdom
そっと囁いてくれる
Let it be
あるがままに
Let it be, let it be
あるがままに、成り行きに任せて
Let it be, yeah, let it be
抗わずに受け入れて
Whisper words of wisdom
そっと囁いてくれる
Let it be
あるがままに
And when the night is cloudy
星も見えない曇った夜空のとき
There is still a light that shines on me
まだ僕を照らす光がある
Shine until tomorrow
その光は明日まで照らし続けてくれる
Let it be
あるがままに
I wake up to the sound of music
音楽につられて目を覚ますと
Mother Mary comes to me
聖母マリアが僕のもとに来て
Speaking words of wisdom
そっと囁いてくれる
Let it be, yeah
あるがままに
Let it be, let it be
あるがままに、成り行きに任せて
Let it be, yeah, let it be
抗わずに受け入れて
Oh, there will be an answer
ああ、答えが見えてくる
Let it be
あるがままに
Let it be, let it be
あるがままに、流れに身を任せて
Let it be, yeah, let it be
抗わずに受け入れて
Oh, there will be an answer
ああ、答えが見えてくる
Let it be
あるがままに
Let it be, let it be
あるがままに、成り行きに任せて
Let it be, yeah, let it be
抗わずに受け入れて
Whisper words of wisdom
そっと囁いてくれる
Let it be
あるがままに
曲情報
「Let It Be」(レット・イット・ビー)は、イギリスのロックバンド、The Beatles(ザ・ビートルズ)の楽曲で、1970年3月6日にシングルとしてリリースされ、同名のアルバム『Let It Be』にも(別ミックスで)収録された。Paul McCartney(ポール・マッカートニー)によって作詞作曲・歌唱され、Lennon–McCartney名義でクレジットされている。シングルバージョンはGeorge Martin(ジョージ・マーティン)のプロデュースで、ギターソロが柔らかく、オーケストラの音量も控えめにミックスされている。一方、Phil Spector(フィル・スペクター)によるアルバムバージョンでは、ギターソロがよりアグレッシブで、オーケストラが強調されている。
この曲はBillboard Hot 100で初登場6位という当時としては最高のスタートを切り、最終的に1位を獲得した。マッカートニーがビートルズ脱退を発表する直前にリリースされた最後のシングルであり、同アルバム『Let It Be』とアメリカ版シングル「The Long and Winding Road」は、解散発表後にリリースされた。
背景と制作
着想
曲の起源については2つの異なる説明が存在する。マッカートニー自身の説明によれば、1956年に癌で亡くなった母・Mary Patricia McCartney(メアリー・パトリシア・マッカートニー)の夢を見たことがきっかけだったという。彼は「母にまた会えたようで素晴らしかった。祝福された気持ちになった。それで『Let It Be』を書いた」と語っている。夢の中で母から「すべてうまくいく、あるがままに任せなさい」と言われたという。
一方、ビートルズのロードマネージャーだったMalcolm Evans(マルコム・エヴァンス)は異なる証言をしており、1968年3月にインドで瞑想していた際、マッカートニーがビジョンの中でエヴァンスの姿を見たことが着想の元だと述べている。実際、1968年9月19日の「Piggies」のセッション中に初めて「Let It Be」を弾いた際には「Mother Mary」ではなく「Brother Malcolm」という歌詞が使われており、この証言を裏付けている。
録音
楽曲の本格的なリハーサルは1969年1月3日、Twickenham Film Studios(トゥイッケナム・フィルム・スタジオ)で始まった。1月23日からApple Studiosでマルチトラック録音が開始され、1月31日に本テイクが録音された。マッカートニーはBlüthner(ブリュートナー)製ピアノを、リンゴ・スターはドラムを担当し、ジョージ・ハリスンはギター、ビリー・プレストンはハモンドオルガンを演奏した。
この日の2つの演奏が映像と音源として残されており、シングルやアルバムに使用されたのは「Take 27-A」である。もう1つの「Take 27-B」は映画『Let It Be』に使用された。2021年の『Let It Be』スーパー・デラックス版には、映画で使用されたテイクの新ミックス「Take 28」が収録されている。
1969年4月30日、ジョージ・ハリスンがギターソロをオーバーダブし、1970年1月4日にも別のソロを追加録音した。前者がシングルに、後者がアルバムに使用されている。この違いにより、2つの基本トラックがあると誤解されることがある。
マッカートニーは1969年後半にこの楽曲のデモをJerry Wexler(ジェリー・ウェクスラー)に送り、彼を通じてAretha Franklin(アレサ・フランクリン)が1970年1月に本作をリリースしている。これは「Let It Be」として最初に世に出たバージョンとなった。