動画
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Abbey Road
The Beatles
歌詞&翻訳
Oh, listen to that now
おい、今の聞いたか?
Heh, heh, heh
へへへ
Oh look out! Here she-
おい、気をつけろ!ほら、彼女が—
She came in through the bathroom window
彼女がバスルームの窓から入ってきた
Protected by a silver spoon
裕福な家に生まれて何不自由なく育った
But now she sucks her thumb and wanders
でも今じゃ親指をしゃぶりながらさまよってる
By the banks of her own lagoon
自分だけの小さな入り江のほとりで
Didn’t anybody tell her?
誰も彼女に教えなかったのか?
Didn’t anybody see?
誰も気づかなかったのか?
Sunday’s on the phone to Monday
日曜日は月曜日に電話し
Tuesday’s on the phone to me
火曜日は俺に電話をかけてくる
She said she’d always been a dancer
彼女はずっとダンサーだったと言った
She worked at fifteen clubs a day
1日に15のクラブを渡り歩いて働いていた
And though she thought I knew the answer
彼女は俺が答えを知ってると思っていたが
Well, I knew what I could not say
俺には口にできないこともあった
And so I quit the police department
だから俺は警察を辞めて
And got myself a steady job
安定した仕事に就いた
And though she tried her best to help me
彼女はできる限り助けようとしてくれたが
She could steal, but she could not rob
こっそり盗むことはできても、強盗はできなかった
Didn’t anybody tell her?
誰も彼女に教えなかったのか?
Didn’t anybody see?
誰も気づかなかったのか?
Sunday’s on the phone to Monday
日曜日は月曜日に電話し
Tuesday’s on the phone to me
火曜日は俺に電話をかけてくる
Oh yeah
曲情報
”She Came In Through the Bathroom Window”(シー・ケイム・イン・スルー・ザ・バスルーム・ウィンドウ)は、イギリスのロックバンド、ビートルズの楽曲で、1969年のアルバム『Abbey Road』に収録されている。ポール・マッカートニーが作詞・作曲し、レノン=マッカートニー名義でクレジットされている。アルバムB面のメドレーの5曲目に位置し、前曲「Polythene Pam」から途切れることなく繋がっている。
背景
マッカートニーは、この曲が自身のセント・ジョンズ・ウッドの自宅周辺に集まっていたファンの一人、ダイアン・アシュリーにインスパイアされたと語っている。彼女は次のように回想している。
「私たちは退屈していて、ポールが家を空けていたので、ちょっと訪問することにしたの。庭に梯子を見つけて、少し開いていたバスルームの窓に立てかけて登ったのよ。私が最初に入って、他のみんなのために玄関のドアを開けたの」
彼女たちは家の中に入り、衣類や写真などを持ち去ったという。
録音
ビートルズは1969年7月25日にロンドンのEMIスタジオで「Polythene Pam」と共にこの楽曲の基本トラックを録音した。39回目のテイクが採用され、その後リードボーカルを追加し、ドラムとベースを再録音した。7月28日にはさらなるボーカル、ギター、パーカッション、ピアノのオーバーダブが行われ、2日後の7月30日に最終的なギターとパーカッションの録音が行われて完成した。
この楽曲は「Polythene Pam」の終わりからそのまま繋がっており、冒頭でレノンが笑い声をあげた後に「Oh, look out!」と叫んでいるのが特徴的である。
1969年1月の『Get Back』セッション中に録音されたスローバージョンが、1996年の『Anthology 3』や2021年の『Let It Be 50th Anniversary Edition』に収録されている。
メンバーと担当楽器
Walter Everettによると、以下の通りである。
- ポール・マッカートニー – リード、ハーモニー・ボーカル、ベースギター
- ジョン・レノン – 12弦アコースティックギター、バッキングボーカル
- ジョージ・ハリスン – リードギター、バッキングボーカル
- リンゴ・スター – ドラムス
- クレジットなし – タンバリン、マラカス、ウィップクラップ・パーカッション