【和訳】The Smiths – William, It Was Really Nothing

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歌詞&翻訳

The rain falls hard on a humdrum town
退屈な街に激しい雨が降り注ぐ
This town has dragged you down
この街は君をダメにする
Oh, the rain falls hard on a humdrum town
ああ、退屈な街に激しい雨が降り注ぐ
This town has dragged you down, no, no
この街は君をダメにする、ああ、うんざりだ
And everybody’s got to live their life
そして誰もが自分の人生を生きなきゃいけないし
And God knows I’ve got to live mine
本当に、僕も自分の人生を生きなきゃいけないんだ
God knows I’ve got to live mine
わかってる、僕も自分の人生を生きなきゃいけないんだ

William, William, it was really nothing
ウィリアム、ウィリアム、本当に大したことじゃなかった
William, William, it was really nothing
ウィリアム、ウィリアム、本当に大したことじゃなかった
It was your life
それは君の人生だったんだ

How can you stay with a fat girl who’ll say, oh
どうして君はこんなことを言う太った女の子と一緒にいられるの?
“Would you like to marry me?
「私と結婚してくれる?」
And if you like you can buy the ring”?
「良ければ指輪も買ってね?」
She doesn’t care about anything
彼女は何も気にしてない
“Would you like to marry me?
「私と結婚してくれる?」
And if you like you can buy the ring”
「良ければ指輪も買ってね?」
I don’t dream about anyone except myself
僕は自分以外の誰かを夢見たりしないんだ

Woah, William, William, it was really nothing
ああ、ウィリアム、ウィリアム、本当に大したことじゃなかった
William, William, oh-oh-oh-oh-woah
ウィリアム、ウィリアム、ああ、ああ
Woah-oh, oh-oh
ああ

和訳リンク

曲情報

 「ウィリアム、イット・ワズ・リアリー・ナッシング」は、イギリスのロックバンド、ザ・スミスの曲である。1984年8月にシングルとして発売され、B面曲「プリーズ、プリーズ、プリーズ、レット・ミー・ゲット・ホワット・アイ・ウォント」と「ハウ・スーン・イズ・ナウ?」を収録し、全英シングルチャートで17位に達した。この曲は、コンピレーションアルバム『ハットフル・オブ・ホロウ』と『ラウダー・ザン・ボムズ』 、その他のベストアルバムやシングルアルバムに収録されている。2004年、この曲はローリングストーン誌の史上最高の500曲のリストで425位にランクされた。

トップ・オブ・ザ・ポップスでのパフォーマンス

 バンドがトップ・オブ・ザ・ポップスでこの曲を演奏したとき、モリッシーはシャツを破り、胸に「MARRY ME」と書かれた文字を見せた(「僕と結婚してくれますか?」は曲の一節である)。

歌詞の意味

男性リスナーに向けた男性歌手の結婚についての曲

 モリッシーはこの曲について次のように語っている。「ポピュラー音楽の中で結婚について歌ったレコードがあったとしても、それはいつも女性の立場から、女性歌手が女性に向けて歌ったものだと気づいた。『結婚するな、独身でいろ、自己防衛だ』などと歌う曲はなかった。そろそろ男性の声で男性に直接語りかけて、結婚は時間の無駄だ、実際、まったく無駄なことだ、と伝える時が来たと思った」

ビリー・マッケンジーとの短命な友情についての曲

 この曲は、モリッシーとアソシエイツのリードシンガー、ビリー・マッケンジーとの短命な友情について歌ったものだと広く信じられている。2000年8月に発売されたアソシエイツのコンピレーションアルバム『ダブル・ヒップネス』には、1993年のバンド再結成時にビリー・マッケンジーとアラン・ランキンが「William, It Was Really Nothing (ウィリアム、それは本当に何もなかった)」への返答として録音した曲「Stephen, You’re Really Something (スティーブン、あなたは本当に何かだった)」が収録されている(モリッシーのファーストネームはSteven)。

小説『ビリー・ライアー』からのインスピレーション

 この歌詞は、コメディ作家として成功することを夢見る労働者階級のイギリス人ティーンエイジャーを描いたキース・ウォーターハウスの1959年の小説『ビリー・ライアー』からインスピレーションを得ている。