動画
オーディオ
スマザーズ・ブラザーズ・コメディ・アワー(1967年)出演時のパフォーマンス
番組史上最も有名な出来事の一つで演奏後に楽器を破壊する恒例のパフォーマンスの中で、ドラムに仕込まれていた過剰な爆薬の爆発によってピート・タウンゼントが聴覚障害を負う原因の一つとなったとされている。
歌詞&翻訳
People try to put us d-down (Talkin’ ‘bout my generation)
社会は俺たちを抑えつけようとする(俺たちの世代の話さ)
Just because we get around (Talkin’ ‘bout my generation)
ただ自由に生きてるってだけで(俺たちの世代の話さ)
Things they do look awful c-c-cold (Talkin’ ‘bout my generation)
あいつらのやることって、すごく冷たく見えるんだ(俺たちの世代の話さ)
I hope I die before I get old (Talkin’ ‘bout my generation)
年を取るくらいなら死んだ方がマシだ(俺たちの世代の話さ)
This is my generation
これが俺の世代
This is my generation, baby
これが俺の世代なんだ、ベイビー
Why don’t you all f-f-fade away (Talkin’ ‘bout my generation)
とっとと退場してくれよ(俺たちの世代の話さ)
And don’t try to dig what we all s-s-say (Talkin’ ‘bout my generation)
俺たちの言うことを理解しようなんて思うなよ(俺たちの世代の話さ)
I’m not tryin’ to cause a big s-s-sensation (Talkin’ ‘bout my generation)
大げさな騒ぎを起こしたいわけじゃないんだ(俺たちの世代の話さ)
I’m just talkin’ ‘bout my g-g-g-generation (Talkin’ ‘bout my generation)
ただ俺の世代のことを話してるだけさ(俺たちの世代の話さ)
My generation
俺の世代
This is my generation, baby
これが俺の世代なんだ、ベイビー
My, my, my, my, my ge—
俺、俺、俺、俺の…
My, my, my
俺、俺の…
Why don’t you all f-fade away (Talkin’ ‘bout my generation)
とっとと退場してくれよ(俺たちの世代の話さ)
And don’t try to d-dig what we all s-s-s-s-s-say (Talkin’ ‘bout my generation)
俺たちの言うことを理解しようなんて思うなよ(俺たちの世代の話さ)
I’m not tryin’ to cause a big sensation (Talkin’ ‘bout my generation)
大げさな騒ぎを起こしたいわけじゃないんだ(俺たちの世代の話さ)
I’m just talkin’ ‘bout my g-generation (Talkin’ ‘bout my generation)
ただ俺の世代のことを話してるだけさ(俺たちの世代の話さ)
This is my generation
これが俺の世代
This is my generation, baby
これが俺の世代なんだ、ベイビー
My, my, ge-generation
俺の、俺の、俺の世代
My, my, my, my generation
俺の、俺の、俺の世代
People try to put us d-down (Talkin’ ‘bout my generation)
社会は俺たちを抑えつけようとする(俺たちの世代の話さ)
Just because we g-g-get around (Talkin’ ‘bout my generation)
ただ自由に生きてるってだけで(俺たちの世代の話さ)
Things they do look awful c-c-cold (Talkin’ ‘bout my generation)
あいつらのやることって、すごく冷たく見えるんだ(俺たちの世代の話さ)
Yeah, I hope I die before I get old (Talkin’ ‘bout my generation)
ああ、年を取るくらいなら死んだ方がマシだ(俺たちの世代の話さ)
This is my generation
これが俺の世代
This is my generation, baby
これが俺の世代なんだ、ベイビー
My, my, my ge-ge-generation
俺の、俺の、俺の 世代
(Talkin’ ‘bout my generation)
(俺たちの世代の話さ)
(Talkin’ ‘bout my generation) My generation
(俺たちの世代の話さ) 俺の世代
(Talkin’ ‘bout my generation) My generation
(俺たちの世代の話さ) 俺の世代
(Talkin’ ‘bout my generation) This is my generation, baby
(俺たちの世代の話さ) これが俺の世代なんだ、ベイビー
(Talkin’ ‘bout my generation) This is my generation
(俺たちの世代の話さ) これが俺の世代
(Talkin’ ‘bout my generation) This is my generation
(俺たちの世代の話さ) これが俺の世代
(Talkin’ ‘bout my generation) This is my generation
(俺たちの世代の話さ) これが俺の世代
(Talkin’ ‘bout my generation) This is my generation
(俺たちの世代の話さ) これが俺の世代
曲情報
「My Generation(マイ・ジェネレーション)」は、イギリスのロックバンド、ザ・フーがギタリストでメインソングライターのピート・タウンゼントによって書かれた楽曲。バンドを代表する曲の一つであり、ローリング・ストーン誌の「史上最高の500曲」リストでは2004年と2010年に11位、2021年の改訂版では232位に選ばれている。また、「ロックの殿堂が選ぶロックを形作った500曲」や「グラミー殿堂賞」にも登録されており、「歴史的・芸術的・重要な価値を持つ」とされている。
「My Generation」は1965年10月29日にシングルとしてリリースされ、イギリスで2位(1966年の「I’m a Boy」と並び自己最高)、アメリカでは74位を記録。アルバム『My Generation』(アメリカでは『The Who Sings My Generation』)にも収録されており、ライブ・アルバム『Live at Leeds』(1970年)では大幅に拡張された形で演奏されている。
背景とインスピレーション
タウンゼントはこの曲を列車の中で書いたとされ、きっかけはベルグラヴィアの通りに停められた自身の1935年製パッカード霊柩車を、エリザベス王太后が日常のドライブ中に見かけて不快に思い、撤去させたことだと言われている。また、モーズ・アリソンの「Young Man Blues」からもインスピレーションを受けたとされ、「彼がいなければ『My Generation』は書けなかった」とタウンゼントは語っている。1985年のローリング・ストーン誌のインタビューでは「『My Generation』は社会の中に自分の居場所を見つけようとする思いについて書いた」と述べた。
1989年に『トミー』20周年ツアーのプロモーションで出演した『グッド・モーニング・アメリカ』では、「I hope I die before I get old(年を取る前に死にたい)」という有名な一節について、「当時の自分にとって“old”とは“とても金持ち”という意味だった」とも語っている。
楽曲構成と演奏
この曲の歌詞は、若者の反抗心を凝縮したものであり、メロディや構成はパンク・ロックの先駆けともされる。最も有名な一節「I hope I die before I get old(年を取る前に死にたい)」は、ボーカルのロジャー・ダルトリーが挑発的に歌っており、ロック史上最も引用されたフレーズの一つとされる。
当時のザ・フーのモッド期らしく、アメリカのリズム・アンド・ブルースの影響が色濃く、ヴァースはコール・アンド・レスポンス形式となっている。ダルトリーが歌い、それに対してタウンゼント(低音)とエントウィッスル(高音)が「Talkin’ ‘bout my generation」と応える形をとっている。
People try to put us d-down (Talkin’ ‘bout my generation)
Just because we g-g-get around (Talkin’ ‘bout my generation)
Things they do look awful c-c-cold (Talkin’ ‘bout my generation)
I hope I die before I get old (Talkin’ ‘bout my generation)
この掛け合いは、ギターとベースのソロによるインストゥルメンタル・ブレイクでも再現される。ダルトリーの印象的な吃音ボーカルは、ジョン・リー・フッカーの「Stuttering Blues」に影響を受けたとも、当時のモッズ文化でアンフェタミン(スピード)を使用した若者を表現したとも言われている。ある説では、「Why don’t you all fff… fade away!(みんな消えちまえ!)」のように、放送禁止用語を暗示するための手法だともされている。
プロデューサーのシェル・タルミーは、この吃音が偶然生まれた「幸運な事故」であり、意図して残すことにしたと語っている。ダルトリー自身も、この曲を録音する前にリハーサルをしておらず、緊張とモニター環境の悪さで自分の声が聞こえなかったため、歌詞を音楽に合わせようとして吃音になったと述べている。BBCは当初、吃音に配慮して放送を拒否したが、曲が人気を博したことで放送を許可するようになった。
また、この曲はロック史上初期のベース・ソロのひとつを特徴とする。エントウィッスルは本来ダンエレクトロ製のベースを使いたかったが、弦が切れやすく予備もなかったため、フェンダー・ジャズ・ベースにナイロン弦を張って演奏し、ソロを簡略化せざるを得なかった。
終盤では、キース・ムーンの奔放なドラムとタウンゼントのギターによるフィードバックが曲を締めくくる。楽曲はトニックで終わるのではなく、スパート的に崩壊していく形で終わる。2つのギターパートが存在し、基本のトラックに後からフィードバックを含むオーバーダブが施されている。キーはGから始まり、A、B♭を経てCに移調する構成で、ギターは全音下げチューニングで録音された。
この曲はライブでは15分近くに及ぶ長尺のメドレーや即興の一部として演奏され、『Live at Leeds』ではその様子が確認できる。1969年から1970年のライブでは、『トミー』からのフレーズや、後に「Naked Eye」となる楽曲の一部も含まれていた。
なお、タウンゼントのデモ音源(「Pinball Wizard」とのカップリング)は、リチャード・バーンズの書籍『The Who: Maximum R&B』初版本に付属のフレキシディスクとしてリリースされた。
ザ・フーは1966年のEP『Ready Steady Who』のためにこの曲を再録音したが、最終的に未収録となり、1995年の『A Quick One』リマスター盤で初めて公式リリースされた。このバージョンは大幅に短縮されており、原曲の終盤にあるフィードバックの嵐の代わりに、エルガー作曲「威風堂々」のカオスな演奏で締めくくられているため、ライナーノーツでは作曲者としてタウンゼントとエルガーの両名がクレジットされている。
歌詞の意味
And don’t try to d-dig what we all s-s-s-s-s-say (Talkin’ ‘bout my generation)
俺たちの言うことを理解しようなんて思うなよ(俺たちの世代の話さ)
「dig」は1960年代スラングで「理解する」「ノる」という意味。