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曲情報
「ロクサーヌ」は1978年4月にポリスのシングルとしてリリースされ、同年11月にアルバム『Outlandos d’Amour』に収録された。
ポリスのロクサーヌの作詞にインスピレーションを与えたもの
スティングは、バンドがナッシュビルというクラブで演奏するためにパリを訪れた際、パリの歓楽街を歩いていて、そこで初めて売春婦を見たときにこのアイデアを思いついた。彼は、そのうちの一人と恋に落ちたらどんな感じになるだろうかと想像し、そのうちの何人かにはボーイフレンドがいるに違いないと考えた。
冒頭のピアノの音と笑い声は偶然録れたもの
イントロのピアノの音とスティングの笑い声は、スタジオにあったアップライトピアノに、スティングが蓋がしまっていると勘違いして座った際に鳴らしてしまい、そのことを笑ったもの。レコーディングの最中だったため、テープに記録されおり、イントロにミックスされることになった。
スティングとアンディー・サマーズが仲直り
2003年にロックの殿堂入りを果たした際、ザ・ポリスがこの曲を披露した。1992年のスティングの結婚式で酔っぱらってジャムをしたことを除けば、1986年にアンディ・サマーズとスティングが仲違いして以来、二人が一緒に演奏するのはこれが初めてだった。授賞式でギタリストのアンディ・サマーズは「はっきり言っておきたいが、俺たちのバンドにはエゴがまったくない」と冗談を言った。
BBCの厳しさを逆に利用した
BBCがこの曲を放送しなかったため、ポリスはそのことを利用し、パンクロックの革命家としての評判を高めるために「この曲は放送することが禁止された」という噂を広めた。
歌詞の意味
この曲は好きな相手が危険でつらい生き方に身を置いていることに胸を痛め、その状況から抜け出してほしいという切実な願いを描いている。主人公は相手を大切に思うがゆえに、その身体を犠牲にするような夜の世界から離れてほしいと訴え、自分の想いが本物であることを繰り返し示す。相手の選択を責めるのではなく救い出したい気持ちが前面にあり、愛情と心配が入り混じった真剣な呼びかけが続いていく。どうか自分の元へ戻り、危険な光から解放されてほしいという切ない祈りが曲全体を貫いている。
“put on the red light“とは?
“put on the red light” は慣用句として「自分を売春婦だと宣伝する、売春を行っていることを知らせること、 施設が売春宿であることを示すために赤いランプを使用すること」を意味する。
ライブ音源
スティングのソロライブアルバム『…all this time』(2001年)バージョン



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