【歌詞和訳】Björk – Human Behaviour

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歌詞&翻訳

If you ever get close to a human
And human behaviour
もし人間と、人間らしい行動に関わろうとすることがあるなら
Be ready, be ready to get confused
混乱することを覚悟しておいて
[非言語的表現]

There’s definitely, definitely, definitely no logic
絶対に、絶対に、絶対に論理的なものじゃないの
To human behaviour
人間の行動っていうものは
But yet so, yet so irresistible
それでも、それでも抗えないほどの魅力があるわ
[非言語的表現]

And there is no map
彼らを理解するための地図なんてないの
[非言語的表現]

They’re terribly, terribly, terribly moody
彼らはひどく、ひどく、ひどく気まぐれ
Oh, human behaviour
ああ、人間の行動ってやつは
Then all of a sudden turn happy
いきなり陽気になったりするの
[非言語的表現]

But, oh, to get involved in the exchange
Of human emotions
でも、ああ、人間の感情の渦に巻き込まれてしまうと
Is ever so, ever so satisfying
本当に、本当にたまらないほど満たされるの
[非言語的表現]

And there is no map
彼らを理解するための地図なんてないの
[非言語的表現]

Human behaviour, human, human
人間の行動、人間、人間
Human behaviour, human, human
人間の行動、人間、人間
Human behaviour
人間の行動
Human behaviour, human, human
人間の行動、人間、人間

And there is no map
彼らを理解するための地図なんてないの
And a compass wouldn’t help at all
羅針盤もまったく役に立たないわ
[非言語的表現]

Human behaviour, human, human
人間の行動、人間、人間
Human behaviour, human
人間の行動、人間
Human behaviour, human, human
人間の行動、人間、人間
Human behaviour, human, human
人間の行動、人間、人間
There’s definitely, definitely, definitely no logic
絶対に、絶対に、絶対に論理的な行動じゃない
Human behaviour, human
人間の行動、人間
Human behaviour, human
人間の行動、人間
Human behaviour, human
人間の行動、人間

There’s definitely, definitely, definitely no logic
絶対に、絶対に、絶対に論理的に行動しないの
Human
人間ってやつは
Human
人間ってやつは
Human
人間ってやつは
Human
人間ってやつは

曲情報

 「Human Behaviour」(ヒューマン・ビヘイヴィアー)は、アイスランドのレコーディング・アーティスト、Björk(ビョーク)の楽曲で、1993年6月7日にOne Little IndianとElektra Recordsからデビュー・スタジオ・アルバム『Debut(デビュー)』(1993年)のリード・シングルとしてリリースされた。

 長年のコラボレーターであるネリー・フーパーがプロデュースを手がけており、人間の本性や感情を人間以外の動物の視点から描いている。楽曲とミュージックビデオは、イギリスの放送作家で博物学者のデヴィッド・アッテンボローからインスピレーションを得ている。

 「Human Behaviour」は批評家から称賛され、『Debut』のハイライトと見なされた。アンダーグラウンド・ヒットとしてアメリカのダンス・チャートで2位を記録し、イギリスのシングル・チャートでは36位に達した。ミュージックビデオはミシェル・ゴンドリーが監督し、ビョークとの初のコラボレーション作品となった。ビデオも楽曲同様に、動物の視点から人間との関係を描いたストーリーとなっている。

背景とインスピレーション

 「シュガーキューブスのあと、私は解放感と恐れの入り混じった気持ちだった。バンドの中で自分が他のメンバーとは違う趣味を持っていることは以前から明らかだった。それはそれでいい、正しい趣味なんて存在しないから。“Human Behaviour”のメロディは子どもの頃に書いた。『Debut』に収録されているメロディの多くは10代の頃に作ったもので、当時はパンク・バンドをやっていたから発表するには適さなかった。歌詞はほとんど子どもの視点に近くて、ミシェル・ゴンドリーと作ったビデオは子どもの頃の記憶を元にしている」

── ビョークがデヴィッド・ヘミングウェイに語った発言より

 「Human Behaviour」はネリー・フーパーとビョークによって書かれ、プロデュースはフーパーが担当した。この曲が最初に書かれたのは1988年で、当時ビョークはシュガーキューブスのリードシンガーだったが、バンドとしては発表しない決断をした。「Human Behaviour」は4つ打ちスタイルのハウス・ミュージックで、『Debut』の楽曲に共通する特徴を持っている。

 アントニオ・カルロス・ジョビンからサンプリングされた「弾むようなリフ」と、「シンコペーションされたビートをティンパニのようなクラシックな楽器に託す」アレンジが特徴である。

 この曲はデヴィッド・アッテンボローのドキュメンタリーや、人間と動物の関係に影響を受けている。ビョークは『ローリング・ストーン』誌のインタビューで、「“Human Behaviour”は動物の視点から人間を見た曲。最終的には動物が勝つことになってる」と語っている。

 最近『ガーディアン』のウェブサイトで行われたファンとのQ&Aセッションでは、「この曲を書いたときは子どもの頃のことを思い出していて、多分、人間と一緒に過ごすよりも、ひとりで外を歩きながら歌っているほうが心地よかったって話だったと思う」とも明かしている。

 また、この曲はレイ・ブラウン・オーケストラの「Go Down Dying」のリフからもインスピレーションを得ている。

 「Human Behaviour」は、ビョークのディスコグラフィで超越的なテーマを描く「イゾベル・ソング・サイクル」の最初の曲であり、2007年の「Wanderlust」まで続く。

 カセット版のシングルのB面にはレゲエの影響を受けた「Atlantic」が収録されており、こちらもビョークが作詞作曲とプロデュースを手がけている。歌詞はビョークの家族について語っており、「私の息子には祖父母がそれぞれ8人ずついて、それにまつわる愛や複雑さを描いている」と話している。

ブックレットに歌詞の記載なし

▼以下はアルバム『Debut』の日本盤を請け負ったボリドールレコードによる歌詞。

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