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曲情報
「Bring On The Night」(ブリング・オン・ザ・ナイト)は、イギリスのロックバンド、ポリスの曲。バンドのベーシスト兼ボーカリストであるスティングが作詞作曲したこの曲は、バンドの2枚目のスタジオアルバム『白いレガッタ』(1979年) の4曲目に収録されている。
歌詞の意味
この曲は過ぎ去った時間への区切りと、来たる暗闇への静かな受容を描いている。語り手は午後から夕方へ移る境界に立ち、昨日を手放しながら、明日を迎える心の準備が整わないまま夜を求める。昼の光は未来の不確かさを照らしすぎる存在として示され、まぶしさゆえにかえって前が見えなくなるという感覚が語られる。
夜は恐れではなく安息に近い象徴として扱われ、外界の明るさから解放されて自分と向き合える時間として提示される。反復される夜への希求は、内面の静けさを求める切実な願いであり、過去と未来のあいだで揺れる心を落ち着かせようとする姿勢を示している。全体としてこの曲は、光と闇の対比を通じて、移りゆく時間と向き合う内省的な感覚を描いた作品になっている。
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