【曲解説】The Beatles – I’m So Tired

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曲情報

「I’m So Tired」(アイム・ソー・タイアード)は、イギリスのロックバンド、ビートルズ(The Beatles)の1968年のダブルアルバム『ザ・ビートルズ』(「ホワイトアルバム」としても知られる)に収録されている曲である。この曲はジョン・レノンによって作詞・作曲されたが、クレジットはレノン=マッカートニーとなっている。レノンはビートルズがインドに滞在していたときに、絶え間ない瞑想とオノ・ヨーコを恋しく思ったことによる不眠症についてこの曲を書いた。

オノ・ヨーコについての曲

レノンはこの曲を、超越瞑想キャンプで眠れない時期に書いた。ビートルズはインドのリシケシにあるマハリシ・マヘーシュ・ヨーギーのもとで学ぶために修行に出かけていた。3週間の絶え間ない瞑想と講義の後、レノンはまだ交際を始めていなかったオノを恋しく思い、不眠症に悩まされていたが、それがこの曲のインスピレーションとなった。ビートルズがインドで書いた数十曲のうちの1曲、「I’m So Tired」は、レノンの繊細な精神状態を詳述したもので、オノへの公開書簡でもあった。オノがインドにいるレノンに送った絵葉書は、彼にとって救いだった。「彼女の手紙にすごく興奮して、彼女をただの知的な女性ではなく、恋愛対象の異性として考えるようになった」と語っている。その後、レノンはこの曲について「僕のお気に入りのトラックの一つ。サウンドが気に入ってるし、歌い方もいい」と述べている。

不眠症というテーマ

不眠症というテーマは、レノンのアルバム『リボルバー』に収録された初期の曲「アイム・オンリー・スリーピング」を補完するものである。

歌詞の意味

ウォルター・ローリー卿って誰?

ウォルター・ローリー卿はイギリスにタバコを普及させたイングランドの廷臣、軍人、探検家、作家、詩人。ちなみに、ウォルター・ローリー卿より約20年も前の1565年にジョン・ホーキンス卿がイギリスに初めてタバコを持ち帰ったが、麻薬扱いになったため普及しなかった。

ムッシュ(Monsieur)とは?

英語の「Mr.」「Sir」にあたるフランス語。

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