動画
歌詞&翻訳
Woo-hoo, oh uh-huh, mmm
Anthony works in the grocery store
アンソニーは食料品店で働いてる
Savin’ his pennies for someday
いつかのために小銭をコツコツ貯めてる
Mama Leone left a note on the door
ママ・レオーネはドアにメモを残していった
She said, “Sonny, move out to the country”
「頑張って稼いで、田舎に引っ越して、落ち着いた人生を送りなさい」って
Ah but workin’ too hard can give you a heart attack ack-ack-ack-ack-ack
でも働きすぎは心臓発作のもとだよ
You oughta know by now
もうわかってるはずだろ
(You oughta know by now)
(もうわかってるはずだろ)
Who needs a house out in Hackensack
ハッケンサックに家なんている?
Is that all you get for your money?
頑張って稼いで、それだけしか得られないの?
And it seems such a waste of time
そんなの時間の無駄に思えるよ
If that’s what it’s all about
それが人生の全てだって言うならね
Mama, if that’s movin’ up then I’m
ママ、それが「出世」ってやつなら
Movin’ out
俺は降りるよ
Mmm, I’m movin’ out, mmm
んー、俺は降りる
Woo-hoo, oh uh-huh, mmm
Sergeant O’Leary is walkin’ the beat
オリアリー巡査は見回り中
At night he becomes a bartender
夜は副業でバーテンダーをしていて
He works at Mr. Cacciatore’s down on Sullivan Street
サリバン通りのカッチャトーレさんの店で働いてる
Across from the medical center
医療センターの向かい側のね
Yeah, and he’s tradin’ in his Chevy for a Cadillac-ac-ac-ac-ac-ac
それで彼はシボレーを下取りに出してキャデラックを手に入れるんだ
You oughta know by now
もうわかってるはずだろ
(You oughta know by now)
(もうわかってるはずだろ)
And if he can’t drive with a broken back
もし彼が背中を痛めて運転できなくなっても
At least he can polish the fenders
少なくとも車を磨くことはできるんだ
And it seems such a waste of time
そんなの時間の無駄に思えるよ
If that’s what it’s all about
それが人生の全てだって言うならね
Mama, if that’s movin’ up then I’m
ママ、それが「出世」ってやつなら
Movin’ out
俺は降りるよ
Mmm, I’m movin’ out, oh-hoh
んー、俺は降りる
Woo-hoo, oh uh-huh, mmm
You should never argue with a crazy mind-mind-mind-mind-mind-mind
議論しちゃいけないんだ、イカれた考えには
You oughta know by now
もうわかってるはずだろ
(You oughta know by now)
(もうわかってるはずだろ)
You can pay Uncle Sam with the overtime
残業して稼いだ分は、税金でごっそり持っていかれるんだ
Is that all you get for your money?
結局頑張って稼いでも、それっぽっちしか得られないの?
And if that’s what you have in mind
それが君の考えなら
Yeah, if that’s what you’re all about
そう、それが君の全てなら
Good luck movin’ up, ‘cause I’m
頑張って出世してくれよ
Movin’ out
俺は降りるから
Mmm, I’m movin’ out, mmm
俺はそんな人生ごめんだね
Woo-hoo, oh uh-huh, mmm
I’m movin’ out
俺は自分の価値観を大切にして生きるよ
曲情報
「Movin’ Out (Anthony’s Song)」(ムーヴィン・アウト〈アンソニーズ・ソング〉)は、ビリー・ジョエルが作詞・作曲・録音した楽曲で、1977年のアルバム『The Stranger(ザ・ストレンジャー)』の冒頭トラックとして収録されている。
この曲は、ニューヨークの労働者階級および下層中産階級の人々が、社会的地位の上昇を証明する手段として物質的成功を追い求める姿勢を批判的に描いている。ジョエルは、チェヴィーからキャデラックへの買い替えやニュージャージー州ハッケンサックでの住宅購入といったステータスシンボルを例に挙げながら、こうした努力が結局は無意味であることを暗示している。ジョエルによれば、「アンソニー」は実在の人物ではなく、「アメリカで生計を立てようとするアイルランド系、ポーランド系、イタリア系の若者すべて」を象徴する存在であるという。
レコーディングは、車のエンジン音で締めくくられており、これはベーシストのダグ・ステグマイヤーが所有していた1960年代製コルベットの音を録音したもので、退場や旅立ちを象徴している。
ライブバージョンは『2000 Years: The Millennium Concert』や『12 Gardens Live』などに収録されている。
歌詞の意味
Movin’ Out の意味
「I’m movin’ out」は直訳すると「俺は出ていく」「引っ越す」「出て行くぞ」という意味だが、Billy Joelのこの曲『Movin’ Out (Anthony’s Song)』では、単なる引っ越し以上の意味が込められている。
文脈で見てみると:
- “Who needs a house out in Hackensack?”
→ 「ハッケンサックの郊外に家なんて必要か?」
(郊外の家=アメリカ的“成功”の象徴) - “Is that all you get for your money?”
→ 「お金のためにそんなことして、それだけの価値あるのか?」 - “If that’s movin’ up, then I’m movin’ out”
→ 「それが“出世”ってやつなら、俺は降りるよ」
つまり、この歌詞における「movin’ out」は「そんな人生やってられない。俺はそんな生き方から抜け出す」という決意表明になっている。