【歌詞和訳】Billy Joel – She’s Got a Way

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歌詞&翻訳

She’s got a way about her
彼女は不思議な魅力を持っている
I don’t know what it is
それが何なのかはわからない
But I know that I can’t live without her
でも彼女なしでは生きられないってわかるんだ
She’s got a way of pleasing
彼女には人を喜ばせる何かがある
I don’t know what it is
それが何なのかはわからない
But there doesn’t have to be a reason anyway
でも理由なんていらないんだ

She’s got a smile that heals me
彼女の笑顔には癒しの力がある
I don’t know why it is
どうしてかはわからないけど
But I have to laugh when she reveals me
つい笑っちゃうんだ、素の自分をさらけ出しちゃって
And she’s got a way of talking
彼女の話し方には特別な何かがある
I don’t know what it is
それが何なのかはわからない
But it lifts me up
でも話してるだけで気持ちが軽くなるんだ
When we are walking anywhere
どこを一緒に歩いていても

She comes to me when I’m feelin’ down
落ち込んでいるとき、彼女は僕のもとに来てくれる
Inspires me without a sound
言葉なんてなくても、僕を奮い立たせてくれる
She touches me and I get turned around
彼女に触れられると、気分がガラッと変わるんだ

She’s got a way of showing
彼女はちゃんと伝えてくれる
How I make her feel
僕にどれだけ心を動かされたのか
And I find the strength to keep on going
それが、前に進む力になる
And she’s got a light around her
彼女は光り輝いてる
And everywhere she goes
どこに行っても
A million dreams of love
無数の愛の夢が
Surround her everywhere
彼女を包んでいるんだ

She comes to me when I’m feelin’ down
落ち込んでいるとき、彼女は僕のもとに来てくれる
Inspires me without a sound
言葉なんてなくても、僕を奮い立たせてくれる
She touches me and I get turned around
彼女に触れられると、気分がガラッと変わるんだ
Oh woo oh oh

She’s got a smile that heals me
彼女の笑顔には癒しの力がある
I don’t know why it is
どうしてかはわからないけど
But I have to laugh when she reveals me
つい笑っちゃうんだ、素の自分をさらけ出しちゃって
She’s got a way about her
彼女は不思議な魅力を持っている
I don’t know what it is
それが何なのかはわからない
But I know that I can’t live without her anyway
でも彼女なしでは生きられないってわかるんだ

曲情報

 「She’s Got a Way」(シーズ・ガット・ア・ウェイ)は、ビリー・ジョエルによって作詞・作曲・演奏された楽曲で、1971年のデビューアルバム『Cold Spring Harbor(コールド・スプリング・ハーバー)』の冒頭トラックとして初めて発表された。一部の国では同アルバムからのシングルとしてもリリースされた。1981年にはライブアルバム『Songs in the Attic』に収録されたライブバージョンがシングルとしてリリースされ、1982年初頭にBillboard Hot 100で23位を記録した。

歌詞と音楽

 「She’s Got a Way」はラブ・バラードである。歌詞では、ある女性の笑い声など様々な特徴が、自分でも理由はわからないながらも彼女を愛する気持ちにつながっていることが描かれている。音楽評論家のマーク・ベゴは、この曲を「女性に魅了された男性の歌」と捉えている。ジョエルの伝記作家フレッド・シュルアーズは、歌詞を「率直で決して陳腐にはならない愛情表現」と評している。

 友人ブルース・ジェンティーレによれば、この曲はジョエルの最初の妻エリザベスについて書かれたという。『Songs in the Attic』のライナーノーツでも、ジョエルは「1970年に書いたが、今でも同じ気持ちだ」と述べており、この解釈を裏付けている。

 メロディは「高揚」と「緩和」を交互に繰り返すような構成で、オリジナルのスタジオバージョンは最小限の編成で録音されている。ジョエルのピアノとシンバルのクラッシュが主な伴奏で、シュルアーズはジョエルのピアノ演奏を「荘厳」と表現している。『Cash Box』誌はこの曲を「遅いが決して冗長ではないラブソング」と評している。

 1983年の『Cold Spring Harbor』再発盤では、カーネギーホールでのライブパフォーマンスに影響を受けた可能性のあるストリングスが追加されている。シュルアーズは、ジョエルが最後のフレーズ「I don’t know what it is/But there doesn’t have to be a reason anyway」の「anyway」という一語をどう歌うかが、この曲の効果の一因だと述べており、その語が「空中に漂い、テンポを乱し、感情に屈するかのように響く」としている。

 ジョエルは1981年のインタビューでこの曲について複雑な感情を語っており、「何年もの間、これは陳腐な曲だと思っていた。最初は歌うのに苦労した。でも、そのうちに自分にも陳腐な一面はあるのだと受け入れた」と述べている。

 ジョエルはこの曲を、「Everybody Loves You Now」や「Tomorrow Is Today」など、後に『Cold Spring Harbor』に収録される他の曲とともに、5曲入りのデモテープに収録し、ソロアーティストとしてパラマウント・レコードとの契約を試みたが、結果は不成功に終わった。

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