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歌詞&翻訳
Listen boy I don’t want to see you let a good thing slip away
なあ聞けよ、君がいい子を逃すところなんて見たくないからさ
You know I don’t like watching anybody make the same mistakes I made
俺と同じ過ちを誰かが繰り返すのを見たくないんだ
She’s a real nice girl and she’s always there for you
彼女は本当にいい子で、いつも君のそばにいる
But a nice girl wouldn’t tell you what you should do
でも、本当にいい子っていうのは、君にどうすべきかなんて言ってくれないものなんだよ
Oh, listen boy I’m sure that you think you got it all under control
なあ聞けよ、全部うまくやってるつもりなんだろ?
You don’t want somebody telling you the way to stay in someone’s soul
それに彼女をつなぎとめる方法を人に教えられたくなんかないんだろ?
You’re a big boy now and you’ll never let her go
もう大人だし、絶対に彼女を離さないつもりでいるみたいだけど
But that’s just the kind of thing she ought to know
その気持ちこそ、彼女にちゃんと伝えるべきことなんだよ
Tell her about it, tell her everything you feel
彼女に伝えるんだ、君が感じてること全部
Give her every reason to accept that you’re for real
本気だってこと、納得してもらえる理由を全部伝えるんだよ
Tell her about it, tell her all your crazy dreams
彼女に話すんだ、君のぶっ飛んだ夢のすべてを
Let her know you need her, let her know how much she means
彼女が必要だって、どれだけ大切か伝えるんだよ
Listen boy it’s not automatically a certain guarantee
なあ聞いてくれ、うまくいくってのは保証されてるわけじゃない
To ensure yourself you’ve got to provide communication constantly
確かなものにしたかったら、毎回ちゃんと気持ちを伝えなきゃね
When you love someone, you’re always insecure
誰かを愛してるときは、いつだって不安なものさ
And there’s only one good way to reassure
安心するためにはたった一つの方法しかないよ
Tell her about it, let her know how much you care
彼女に伝えるんだ、君がどれだけ想ってるか
When she can’t be with you, tell her you wish you were there
そばにいられないときは、一緒にいたいって言うのさ
Tell her about it, every day before you leave
彼女に話すんだ、毎日出かける前に
Pay her some attention, give her something to believe
ちゃんと気を配って、彼女が君のことを信じられる理由を与えなきゃ
Cause now and then she’ll get to worrying
彼女だって時々、不安になることだってあるよ
Just because you haven’t spoken for so long
ずっと連絡をとれてないってだけでね
And though you may not have done anything
たとえ君が何もしてなかったとしても
Will that be a consolation when she’s gone?
彼女がいなくなったときに、それが言い訳になると思う?
Listen boy it’s good information from a man who’s made mistakes
なあ聞いてくれ、これは失敗した男の経験からのアドバイスさ
Just a word or two that she gets from you could be the difference that it makes
君のたった一言や二言が、すべてを変えるかもしれないんだ
She’s a trusting soul, she’s put her trust in you
彼女は人を疑わない純粋な子で、君を信じてるんだ
But a girl like that won’t tell you what you should do
でもそういう子は、君にどうすべきかなんて言ってくれないものなんだよ
Tell her about it, tell her everything you feel
彼女に伝えるんだ、君が感じてること全部
Give her every reason to accept that you’re for real
本気だってこと、納得してもらえる理由を全部伝えるんだよ
Tell her about it, tell her all your crazy dreams
彼女に話すんだ、君のぶっ飛んだ夢のすべてを
Let her know you need her, let her know how much she means
彼女が必要だって、どれだけ大切か伝えるんだよ
Tell her about it, tell her how you feel right now
彼女に伝えるんだ、今感じてることを全部
Just tell her about it, the girl don’t want to wait too long
さあ、すぐに伝えるんだ、彼女だってそんなに長く待ちたくないはずさ
You got to tell her about it, tell her now and you won’t go wrong
今すぐ伝えて、そうすればダメになることはないよ
You got to tell her about it, before it gets too late
話すんだ、手遅れになる前に
You’ve got to tell her about it
彼女にちゃんと伝えるんだ
You know the girl don’t want to wait
彼女だって待ちたくなんかないって知ってるだろ
You got to tell her about it
伝えるんだ
You got to tell, tell, tell her about it
ほら、ほら、彼女に伝えるんだ
Now, tell her about it
さあ、彼女に伝えるんだ
曲情報
「Tell Her About It」(テル・ハー・アバウト・イット、邦題:あの娘にアタック)は、ビリー・ジョエルが1983年にアルバム『An Innocent Man(アン・イノセント・マン)』からの第1弾シングルとして7月にリリースした楽曲である。この曲では、若い男性に対し、愛する女性に自分の気持ちを伝えるようにと助言する内容が描かれている。1983年9月24日にはBillboard Hot 100チャートで1位を記録し、マイケル・センベロの「Maniac」に代わって首位に立った。このシングルは、アメリカ国内で50万枚以上を売り上げ、RIAAからゴールド認定を受けている。
ジョン“ジェリービーン”ベニテスによる「スペシャルバージョン」も12インチ・マキシシングルとしてリリースされた。このリミックス版は約5分半と長尺で、ジャケットデザインは国ごとに異なっていた。B面には、同アルバム収録の「Easy Money(イージー・マネー)」、およびアイザック・ヘイズとデヴィッド・ポーター作曲による「You Got Me Hummin’(ユー・ガット・ミー・ハミン)」のライブ録音が収められている。
評価
『Cash Box』誌はこの曲について「ジョエルのアーバン・ロックンロールのルーツに立ち返るもので、スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズを思わせるファルセットで始まり、60年代のモータウン・サウンド—ホーン、コーラス、リズム—を用いて親しみやすい助言を届けている」と評した。
ミュージックビデオ
ミュージックビデオでは、ジョエルが1963年の『エド・サリヴァン・ショー』に出演しているかのような演出で曲を披露する。イギリス盤シングルのカバー写真はこの映像から撮られたものである。番組司会者を模したエド・サリヴァンのそっくり芸人(ウィル・ジョーダン)が、トーキングマウスのトポ・ジージョの出番の後に「B.J. and the Affordables」としてジョエルを紹介する。演奏中には、家庭でテレビを観る若者たち、家電店のショーウィンドウ越しに集まる人々、曲に合わせて踊るティーンエイジャーたちの姿が交錯し、さらには宇宙空間にいるソビエト連邦の宇宙飛行士が同曲を聴いているシーンも登場する。この場面では、ロシア語の歌詞がキリル文字で画面下に表示される。
曲の終盤では、コメディアンのロドニー・デンジャーフィールドが次に出演すると勘違いして舞台袖で待っており、ジョエルに観客を温めてくれたことを感謝する。しかし、実際に呼び込まれたのは「踊るクマのパトリスカ」であり、デンジャーフィールドは困惑するというコミカルな幕引きとなっている。