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BLACKPINK – BLACKPINK IN YOUR AREA
BLACKPINK
- BOOMBAYAH -JP Ver.-
- WHISTLE -JP Ver.-
- PLAYING WITH FIRE -JP Ver.-
- STAY -JP Ver.-
- AS IF IT’S YOUR LAST -JP Ver.-
- DDU-DU DDU-DU -JP Ver.-
- FOREVER YOUNG -JP Ver.-
- REALLY -JP Ver.-
- SEE U LATER -JP Ver.-
曲情報
「AS IF IT’S YOUR LAST」(마지막처럼、マジマクチョロム、アズ・イフ・イッツ・ユア・ラスト)は、韓国のガールズグループBLACKPINKによって録音された楽曲である。2017年6月22日にYGエンターテインメントからスタンドアローン・シングルとしてリリースされた。作詞はTEDDY PARK、BROTHER SU、CHOICE37、作曲・プロデュースはFUTURE BOUNCE、TEDDY PARK、LYDIA PAEKが手がけた。音楽的には、シンセポップ、ハウス、レゲエ、ムーンバートンを組み合わせた楽曲で、歌詞は恋の出会いと喪失をテーマにしている。
商業的には、「AS IF IT’S YOUR LAST」はBillboardワールド・デジタル・ソング・セールス・チャートで初登場1位を獲得したほか、K-POP HOT 100で2位、韓国のガオン・デジタル・チャートでは3位を記録した。2018年時点で、韓国国内での累計ダウンロード数は250万件以上、ストリーミング数は1億回を突破している。日本では、韓国語版がストリーミングでプラチナ認定、日本語版がゴールド認定を受けた。BLACKPINKは、本楽曲のリリース後、音楽番組『人気歌謡』および『SHOW! MUSIC CORE』でライブパフォーマンスを行った。
背景とリリース
この楽曲は当初「BLAME IT ON YOUR LOVE」というタイトルで制作され、2014年に2NE1のセカンドアルバム『CRUSH』用のシングルとして提案されていた。しかし最終的にこのデモは不採用となり、別の曲が優先された。
2017年5月中旬、YGエンターテインメントはBLACKPINKが6月にカムバック予定であることを明らかにした。6月5日には新曲のMV撮影が行われていることが報じられ、同日、YG代表のヤン・ヒョンソクが現場でのBLACKPINKの写真を公開し、前作『SQUARE TWO』(2016年11月)から7か月ぶりのカムバックであることを正式に発表した。翌日の6月6日には、新曲のリリースが6月15日から20日の間になる見通しであると伝えられた。
6月13日、YGエンターテインメントは新曲のティーザー画像を公開し、6月22日にリリースされることを正式に発表した。6月16日から18日にかけては、各メンバーの個別ティーザーが順次公開された。6月19日には楽曲タイトルが「AS IF IT’S YOUR LAST」(마지막처럼)であることが発表され、6月22日18時(KST)にリリースされることが確定した。本作は『SQUARE THREE』(後の『SQUARE UP』)に向けた準備期間中にファンへのサプライズとして届けられたものであると説明された。
作曲
「AS IF IT’S YOUR LAST」は、BLACKPINKの楽曲の中でも最もアップテンポでエネルギッシュな曲とされている。メンバーのジスは、これまでの「BLACK」コンセプトに対し、この楽曲は「PINK」コンセプトに分類されると述べた。音楽的には、ダンス、シンセポップ、ハウス、レゲエ、ムーンバートンを組み合わせ、ディスコ的なグルーヴを持つ楽曲であり、これまでの作品とは異なる音楽的変化を示している。
評価
音楽評論家からはさまざまな評価が寄せられた。韓国の音楽評論サイトIZMのチョン・ミンジェは、1980年代のシンセポップを彷彿とさせるレトロ調のサビを評価し、「BLACKPINK独自のスタイルはまだ曖昧だが、このキャッチーなメロディーは無視できない」と述べた。
一方、評論サイトIDOLOGYでは意見が分かれた。ランディは「過去作と比べて物足りず、シンセの使用がBLACKPINKの持つダークで重厚なダンスの雰囲気を弱めてしまっている」として落胆を示し、シム・ウンボは「全体のサウンドが古く、10年前の音楽のように聴こえる」と批判的だった。一方、ハム・チャンドは「キャッチーで楽しく、ボーカルやラップも印象的。『WHISTLE』や『PLAYING WITH FIRE』の流れを継承した楽曲」として肯定的に評価している。
歌詞の意味
この曲は止められない恋心が一気に燃え上がる中で、まるで今日が最後かのように相手に抱きしめてほしいと願う切迫した想いを描いている。思えば思うほど心が勝手に走り出し、簡単には手に入らない相手だからこそ惹きつけられてしまう自分に戸惑いながらも、その強い吸引力に逆らえない心情が流れている。
相手に自分を自由にしてほしいという切望が積み重なり、焦りと情熱が混ざり合ったまま、結局は全てを投げ出して飛び込む覚悟に至る物語になっている。最後の瞬間を生きるように愛を抱きしめ、二人ならどんな困難も折れずに進めるという確信を放ちながら、今この瞬間の恋を全力で燃やし尽くそうとするエネルギーに満ちた曲。
ブラックに賭けていい?
この部分はカジノのルーレットに由来する表現。ルーレットでは、球が落ちるポケットには「赤」か「黒」の色がついており、プレイヤーはどちらかに賭けることができる。また、BLACKPINKの“BLACK”の意味で、「私たちに賭けなさい=私たちを信じていいよ」「BLACKPINKにベットして」という意味もかかっている。(「赤」はRed Velvetとかかっていると考えることもできる)


