【歌詞和訳】BLACKPINK – Pink Venom

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歌詞&翻訳

Kick in the door Waving the coco
ドアを蹴破って、シャネルを振りかざす
팝콘이나 챙겨 껴들 생각 말고
ポップコーンでも食べてな、余計な口出しは無用
I talk that talk Runways I walk walk
私は言葉で操る、ランウェイを堂々と歩く
눈 감고 pop pop 안 봐도 척
目を閉じてバキュンバキュン、狙わなくても命中

One by one then Two by two
ひとつ、ふたつ、そして次々と
내 손끝 툭 하나에 다 무너지는 중
指先ひとつで全て崩れ落ちる
가짜 쇼 치곤 화려했지
派手なショーだったけど所詮は偽物
Makes no sense You couldn’t get a dollar outta me
私からは1ドルも引き出せないわ

자 오늘 밤이야 난 독을 품은 꽃
さあ、今夜がその時、毒を抱えた花が咲く
네 혼을 빼앗은 다음 Look what you made us do
あなたの魂を奪い取ったら、見てみなさい、これはあなたが引き起こしたこと

천천히 널 잠재울 FIRE 잔인할 만큼 아름다워
ゆっくりと眠らせる炎、残酷なほど美しく

I bring the pain like
私が痛みをもたらす

This that pink venom
これがピンクの毒
This that pink venom
これがピンクの毒
This that pink venom
これがピンクの毒
Get ‘em, get ‘em, get ‘em
喰らえ、喰らえ、喰らえ
Straight to ya dome like whoa whoa whoa
まっすぐに脳天へ撃ち込む、whoa whoa whoaって感じで
Straight to ya dome like ah ah ah
まっすぐに脳天へ撃ち込む、ah ah ahって感じで

Taste that pink venom
味わってみな、ピンクの毒
Taste that pink venom
味わってみな、ピンクの毒
Taste that pink venom
味わってみな、ピンクの毒
Get ‘em, get ‘em, get ‘em
喰らえ、喰らえ、喰らえ
Straight to ya dome like whoa whoa whoa
まっすぐに脳天へ撃ち込む、whoa whoa whoaって感じで
Straight to ya dome like ah ah ah
まっすぐに脳天へ撃ち込む、ah ah ahって感じで

Black paint and ammo, got bodies like Rambo
黒いペンキと弾丸、ランボーみたいに倒していく
Rest in peace, please light up a candle
安らかに眠れ、ろうそくを灯してあげるわ
This da life of a vandal, masked up and I’m still in Celine
これは反逆者の生き様、マスクを被ってもセリーヌは外さない
Designer crimes or it wouldn’t be me
オシャレな犯罪者、そうじゃなきゃ私じゃない

Diamonds shinin’ drive in silence I don’t mind it I’m ridin’
ダイヤが輝く、静寂の中を駆け抜ける、気にしない、私は走る
Flyin’ private side by side with da pilot Up in the sky
プライベートジェットに乗り、パイロットと肩を並べ、空の上で自由に暴れる
And I’m wildin’, stylin’ on them and there’s no chance
私は派手にキメる、彼らにチャンスはない
Cuz we got bodies on bodies like this a slow dance
私たちは次々と倒していく、まるでスローダンスのように

자 오늘 밤이야 난 독을 품은 꽃
さあ、今夜がその時、毒を抱えた花が咲く
네 혼을 빼앗은 다음 Look what you made us do
あなたの魂を奪い取ったら、見てみなさい、これはあなたが引き起こしたこと

천천히 널 잠재울 FIRE 잔인할 만큼 아름다워
ゆっくりと眠らせる炎、残酷なほど美しく

I bring the pain like
私が痛みをもたらす

This that pink venom
これがピンクの毒
This that pink venom
これがピンクの毒
This that pink venom
これがピンクの毒
Get ‘em, get ‘em, get ‘em
喰らえ、喰らえ、喰らえ
Straight to ya dome like whoa whoa whoa
まっすぐに脳天へ撃ち込む、whoa whoa whoaって感じで
Straight to ya dome like ah ah ah
まっすぐに脳天へ撃ち込む、ah ah ahって感じで

Taste that pink venom
味わってみな、ピンクの毒
Taste that pink venom
味わってみな、ピンクの毒
Taste that pink venom
味わってみな、ピンクの毒
Get ‘em, get ‘em, get ‘em
喰らえ、喰らえ、喰らえ
Straight to ya dome like whoa whoa whoa
まっすぐに脳天へ撃ち込む、whoa whoa whoaって感じで
Straight to ya dome like ah ah ah
まっすぐに脳天へ撃ち込む、ah ah ahって感じで

원한다면 provoke us
挑発したいならしてみな
감당 못해 and you know this
耐えられないことくらい、わかってるでしょう

이미 퍼져버린 shot that potion 네 눈앞은 핑크빛 ocean
すでに広がった、一撃の魔法、あなたの目の前はピンクの海

Come and give me all the smoke 도 아니면 모 like I’m so rock and roll
かかってきな、全て受け止めてやる、まるでロックンロールみたいに

Come and give me all the smoke 다 줄 세워 봐 자 STOP DROP
全員並ばせてみな、でもすぐに倒れることになるわ

I bring the pain like
私が痛みをもたらす

La tatata La tatata La tatata La tatata
ラ、タタタ、ラ、タタタ、ラ、タタタ、ラ、タタタ
La tatata La tatata
ラ、タタタ、ラ、タタタ

Straight to ya
まっすぐに
Straight to ya
まっすぐに
Straight to ya dome like
まっすぐに脳天へ

La tatata La tatata La tatata La tatata
ラ、タタタ、ラ、タタタ、ラ、タタタ、ラ、タタタ
La tatata La tatata
ラ、タタタ、ラ、タタタ

I bring the pain like
私が痛みをもたらす

曲情報

 「Pink Venom」(ピンク・ヴェノム)は、韓国のガールズグループBLACKPINK(ブラックピンク)が録音した楽曲。2022年8月19日にYGエンターテインメントとインタースコープ・レコードを通じてリリースされ、グループの2作目のスタジオアルバム『Born Pink』(2022年)の先行シングルとして発表された。ヒップホップ、ポップ・ラップ、ダンス、EDMの要素を取り入れ、韓国の伝統楽器や90年代のヒップホップ、エレクトロポップのスタイルを融合させた楽曲である。作詞作曲はTeddy、24、R.Tee、Idoが手掛け、Teddyとダニー・チョンが作詞を担当した。

 「Pink Venom」は批評家から賛否両論の評価を受け、キャッチーなプロダクションを称賛された一方で、作曲や音楽的成長の欠如が指摘された。商業的には世界的な成功を収め、Billboard Global 200で2週連続1位を獲得し、ガールズグループとして初めてこのチャートの首位に立った。韓国ではCircle Digital Chartで最高2位、アメリカのBillboard Hot 100およびイギリスのシングルチャートでは22位を記録した。また、オーストラリアではK-POPグループとして初の1位を獲得し、その他8か国のチャートでも首位を記録した。カナダとニュージーランドでプラチナ認定、オーストラリアと日本でゴールド認定、イギリスではシルバー認定を受けた。

 ミュージックビデオはソ・ヒョンスンが監督を務め、YouTubeで公開されてから24時間以内に9040万回の視聴を記録し、2022年最大の初日視聴回数を達成した。これはYouTube史上3番目に多いデビュー記録となった。プロモーションとして、BLACKPINKは韓国の音楽番組『Inkigayo』や2022 MTV Video Music Awardsでパフォーマンスを行い、同アワードでパフォーマンスを披露した初の韓国のガールズグループとなった。また、「Pink Venom」はMTV Video Music AwardsでBest Choreographyを受賞し、MAMA AwardsではBest Music Videoを獲得した。

背景とリリース

 2022年7月6日、YGエンターテインメントはBLACKPINKが新アルバムのレコーディングを終え、7月中旬にミュージックビデオの撮影を行い、8月にリリースする準備をしていることを発表した。また、グループはK-POPガールズグループ史上最大のワールドツアーを実施することも明らかにした。7月31日にはアルバム『Born Pink』のトレーラー映像がSNSで公開され、10月からワールドツアーを開始すること、8月に先行シングルがリリースされ、9月にアルバムが発表されることが告知された。8月7日、「Pink Venom」というタイトルで8月19日にリリースされることが正式に発表された。

 8月10日にはBLACKPINKの公式SNSでメンバー個別のティーザーポスター2種類が公開され、8月13日には楽曲のクレジットが記載されたポスターが発表された。8月14日には全員がガラスのボックスに閉じ込められたコンセプト映像が公開され、8月16日にはミュージックビデオのティーザーが発表された。ミュージックビデオは8月19日にYouTubeでプレミア公開された。国際的には、8月26日にイタリアのエアプレイ市場、8月30日にアメリカのラジオ市場でリリースされた。

作曲と歌詞

 「Pink Venom」はTeddy Parkとダニー・チョンが作詞し、Teddy、24、R.Tee、Idoが作曲およびプロデュースを担当した。楽曲はダンス、EDM、ヒップホップ、ポップ・ラップを組み合わせ、伝統的な韓国の弦楽器であるコムンゴやカヤグムの音色を取り入れている。楽曲は90年代のヒップホップやエレクトロポップの影響を受けており、『The Korea Herald』は「BLACKPINKの象徴的なヒップホップスタイルと韓国伝統楽器のサウンドを融合させた」と評した。楽曲のキーはハ短調(C minor)で、テンポは90BPMである。

 楽曲はコムンゴのマイナーコードで始まり、ジェニーの「I talk that talk, runways I walk, walk」というラインで幕を開ける。2番のヴァースではエレクトロポップのビートが加わり、サビの後にはリサとジェニーによる「90年代後期のエミネム風」ラップが展開される。『The New York Times』のジョン・カラマニカは「4小節ごとに新たなスタイルが加わり、K-POPのしなやかさ、中東風のテーマ、華やかなロック、ウェストコーストラップなどが融合されている」と評した。

 歌詞は「甘さ」と「毒」という相反するイメージを表現しており、ジェニーは「このフレーズは私たちを象徴している。ピンクヴェノムは、愛らしくも毒を持つ、私たち自身を表す言葉」とコメントしている。

歌詞の意味

The Notorious B.I.G.からの引用

Kick in the door Waving the coco
ドアを蹴破って、ココを振りかざす

 このフレーズはThe Notorious B.I.G.の歌詞からの引用であり、オリジナルは「Kick in the door waving the .44ドアを蹴破って、.44口径の銃を振りかざす)」というフレーズ。

 改変された「coco(ココ)」という単語はおそらくシャネルの創業者であるココ・シャネルのことで、ここではシャネルのバッグを意味すると思われるが、コカインの別名でもあるため、英語圏のファンからも、The Notorious B.I.G.の引用であることを知った後でも何を意味するのかわかりにくいというコメントが散見された。また、JENNIEがココナッツを投げてる姿をイメージしたと言う冗談混じりのコメントも見られた。

 「銃の代わりにファッションが私の武器」「暴力ではなくラグジュアリーなスタイルで相手を圧倒する」という表現だと解釈するのが最も有力な説である。

セリーヌとは?

This da life of a vandal, masked up and I’m still in Celine
これは反逆者の生き様、マスクを被ってもセリーヌは外さない

 ここでの 「Celine」フランスの高級ブランド「CÉLINE(セリーヌ)」 のことを指している。

 このフレーズの意味を分解すると:

  • This da life of a vandal
    → 「これは反逆者の生き様」
    (「vandal」は「破壊者」「反逆者」のような意味)
  • masked up and I’m still in Celine
    → 「マスクを被っても、セリーヌは外さない」
    (「masked up」は覆面をする、または隠れることを意味するが、コロナ禍以降は「マスクをしている」という意味でも使われる。ここでは「覆面をしても=素性を隠しても」のニュアンスが強い)

 つまり、意訳すると「これは反逆者の生き様、顔を隠してもハイブランドは欠かさない」または「覆面をしても(アウトローな生き方でも)、高級ブランドを身につけている」という意味になる。

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