音源
- Mellow Song
- Trailerpark
- Caramel
- Trimm Trabb
- No Distance Left To Run
- Optigan 1
歌詞&和訳
Bugman, bugman
バグマン、バグマン
I am an ex offender
俺には犯罪歴がある
They let me out in the summer
夏に釈放されたけど
I think I was in a coma
昏睡状態だったと思う
I didn’t know what to do
何をすればいいかわからなかった
Oh no
オーノー
You go hang around, go around
お前はぶらぶらと好きに過ごせばいい
I’ll watch myself hang on
俺はなんとか持ちこたえてみせるよ
Look out for the bugman
バグマンには警戒しろ
You go hang around, go around
お前はぶらぶらと好きに過ごせばいい
I’ll watch myself hang on
俺はなんとか持ちこたえてみせるよ
Look out for the bugman
バグマンには警戒しろ
I got no sense of existence
生きてる実感がない
I know the nodding dogs
頷くだけの連中は知ってるよ
I go out in the city
街に出かければ
I stay away from the bugs
バグたちからは距離を置く
Oh yeah
オーイェー
You go hang around, go around (na, na, na na na)
お前はぶらぶらと好きに過ごせばいい
I’ll watch myself look out (na, na, na na na)
俺はなんとか持ちこたえてみせるよ
Look out for the bugman (na, na, na na na)
バグマンには警戒しろ
You go hang around, go around (na, na, na na na)
お前はぶらぶらと好きに過ごせばいい
I’ll watch myself hang on (na, na, na na na)
俺はなんとか持ちこたえてみせるよ
Look out for the b-b-b-bugman (na, na, na na na)
バグマンには警戒しろ
The b-b-b-bugman
ババババグマン
The b-b-b-bugman
ババババグマン
The b-b-b-bugman
ババババグマン
Oh bugman!
ああ、バグマン
I go out in the city
街に出かければ
I stay away from the bugs
バグたちからは距離を置く
Oh yeah
オーイェー
Na, na, na na na, oh, no [x6]
ナナナナナナナ、オーノー
I go out in the city [x2]
街に出かければ
Stay away from the ooh-ooh bugs [x5]
バグたちからは距離を置く
Na, na, na na na, oh, no [x6]
ナナナナナナナ、オーノー
Space is the place [x8]
宇宙こそがその場所なんだ
曲情報
「Bugman」(バグマン)は1999年3月15日にリリースされたブラーの6枚目のスタジオアルバム『13』に収録された曲。
歌詞の意味
bugman(バグマン)とは?
1. Redditの考察:「バグマン」はドラッグの売人
Redditのr/blurコミュニティでは、「Bugman」はデーモン・アルバーンのドラッグディーラーを指しているという解釈が主流。「I got no sense of existence(自分の存在を感じられない)」といった暗い歌詞が、それを裏付けている。
2. Songmeanings & Facts:出所後の疎外感と現代の空虚さ
このサイトの分析では、「Bugman」は刑務所から出た人物が現代社会に適応できずに混乱している様子を描いていると解釈している。「バグ」は内面の不安や外的な圧力の象徴であり、繰り返される「Space is the place(宇宙こそが居場所だ)」は、逃避や解放への願望を示している。
3. Blursongs Blog:社会復帰に苦しむ閉じ込められていた人物
このブログでは、主人公は閉鎖的な場所から解放されたばかりの人物で、まだ「バグマン」という存在に怯えていると解釈している。バグは都市生活に潜む誘惑や脅威のメタファーであり、それに「気をつけろ」と繰り返すことで自分を戒めているようだ。
4. This Is Digのアルバム解説:ドラッグによる混乱と再出発の混沌
このレビューでは、「Bugman」はアルバム『13』の中でも最も荒々しく混沌とした曲であり、前曲「Tender」の内省的な雰囲気とは対照的だと述べている。ドラッグの影響による不安定さやアイデンティティの崩壊を、激しいノイズと不安なテンションで表現している。
総合的な解釈(要約)
「Bugman」は、ドラッグ、社会的な疎外、内的混乱のメタファーとされる曲。主人公はおそらく前科者または元薬物依存者で、出所後の社会にうまくなじめず、混乱している(「I got no sense of existence」=存在の感覚を失った)。
「バグマン」は、依存の原因である売人とも、都市や社会の監視・抑圧の象徴とも解釈できる。「バグから離れてる」と言いつつも、それが内なる不安の投影である可能性もあります。
最後に繰り返される「Space is the place(宇宙こそが居場所だ)」という言葉は、現実逃避・精神的自由への希求を暗示していると考えられる。