【曲解説】Carpenters – (They Long to Be) Close to You

動画

曲情報

「(They Long to Be)Close to You」(ゼイ・ロング・トゥ・ビー・クロース・トゥ・ユー、邦題:遙かなる影)は、バート・バカラックとハル・デヴィッドが作曲した曲で、初期バージョンの一部はキャシー・スティーブスが作曲した。最もよく知られているバージョンは、アメリカのデュオ、カーペンターズが2枚目のスタジオアルバム『Close to You』(1970年)に録音し、ジャック・ドーハティがプロデュースしたものである。1970年5月14日にリリースされたこのシングルは、米国のビルボード・ホット100とアダルトコンテンポラリーチャートの両方で1位を獲得した。また、カナダとオーストラリアのチャートでも1位に達し、イギリスとアイルランドのチャートでは最高6位を記録した。このレコードは、1970年8月に全米レコード協会(RIAA)からゴールド認定を受けた。

この曲を最初にリリースしたチェンバレンのVer.はヒットしなかった

この曲はリチャード・チェンバレンが最初に録音し、1963年に「They Long to Be Close to You」という括弧なしのタイトルでシングルリリースされた。しかし、シングルのもう1つの面である「Blue Guitar」はヒットしたが、「They Long to Be Close to You」はヒットしなかった。

歌詞の意味

この曲は、相手の存在を奇跡のように感じ、そばにいたいという純粋な憧れを静かに描いたラブソング。姿を見かけるだけで世界が輝き、鳥や星までも相手に惹かれて集まってくるように思えるほど、恋心が優しく膨らんでいく。相手が生まれた瞬間に天使たちが特別な魔法を授けたという幻想的なイメージが、相手への尊さや憧れの深さを象徴している。町中の人が魅了されてしまう存在なのに、自分もまたその一人として心を奪われ、ただ近くにいられることを願い続ける切なくも温かな想いが、柔らかなメロディーとともに広がっていく曲。

error: Content is protected !!