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「Demons(ディーモンズ)」はアメリカのポップ・ロックバンド、Imagine Dragons(イマジン・ドラゴンズ)の楽曲。アレックス・ダ・キッド、ベン・マッキー、ダン・レイノルズ、ウェイン・サーモン、ジョシュ・モッサーによって作詞作曲され、アレックス・ダ・キッドがプロデュースを担当した。この曲はメジャーレーベルからのデビューEP『Continued Silence』(2012年)に収録されており、同年のデビュー・スタジオ・アルバム『Night Visions』にも4曲目として収録されている。
「Demons」は2013年1月28日にアメリカのトリプルAラジオ局向けにプロモーションされ、その2か月後の4月1日にはモダン・ロック局向けにも送られた。この曲はアルバム全体としては5枚目のシングルであり、アメリカでは『Night Visions』からの3枚目のシングルとしてリリースされた。その後、2013年9月17日にアメリカのコンテンポラリー・ヒット・ラジオ局でも正式にシングルとしてリリースされた。歌詞では、主人公が自分の欠点について相手に警告する内容が描かれている。
この曲は商業的に成功を収め、「Radioactive」に続く2曲目のトップ10ヒットとなった。Billboard Hot 100では12週間トップ10にランクインし、そのうち4週は最高位の6位に位置した。Imagine Dragonsにとって、Hot 100に1年以上(61週)ランクインした2曲目の楽曲でもある。リリースから2年以内にアメリカで410万枚以上を売り上げ、当時としてはロック史上8番目に多くダウンロードされた楽曲となった。また、世界各国のチャートでも一定の成功を収めた。この曲は、2014年にMuchMusic Video AwardsでInternational Video of the Year – Group賞を、iHeartRadio Music AwardsでAlternative Rock Song of the Year賞をそれぞれ受賞した。
構成
この曲は変ホ長調(E♭メジャー)で作曲されており、テンポはスローからミディアムの範囲である。
ミュージック・ビデオ
MTVによる「Demons」のミュージックビデオに関する報道では、「『It’s Time』の芸術的な映像や、『Radioactive』のぶっ飛んだパペット演出とうまく調和するだろう」と述べられている。ビデオは2013年5月7日に公開され、同年2月9日にラスベガスのThe Jointで行われたバンドのパフォーマンス中に撮影された。内容はバンドのライブ映像と、それに並行して展開されるストーリー仕立ての映像で構成されている。
ビデオには、個人的な困難を抱える複数の人物が登場する。たとえば、喪失に苦しむ娘、自分を鏡で見つめるマルファン症候群の男性、親からの虐待を受けている若者、負傷した戦友を抱える退役軍人などが描かれる。これらの描写は、人々が公の場で見せる表面の顔の奥にある現実を、他者がなかなか見抜けないという意味合いを持っている。映像の最後には、2013年3月にがんとの闘病の末に17歳で亡くなったバンドのファン、タイラー・ロビンソン(1995年–2013年)への献辞が表示される。このビデオは、2022年7月18日にYouTubeでの再生回数10億回を達成した。
歌詞の意味
リードシンガーのダン・レイノルズが愛する人に自分の「心の闇が深い」ので近づきすぎないよう警告している。彼は自分の欠点を十分に認識しており、愛する人を自分から守りたいと考えている。
kingdom come(世界の終わり)とは?
「kingdom come(キングダム・カム)」は、キリスト教の主の祈り(”Thy kingdom come“=「御国が来ますように」)に由来する口語表現で、「あの世」や「終末(世界の終わり)」を意味する。
キリスト教では、「神の国が来る」とはこの世の終わりに神が再び現れて人々を裁き、新しい世界(天国)をもたらすことを指す。つまり、人類の歴史の終わり(終末)を意味しており、「最後の審判」や「終末の日」とも呼ばれる。



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