【曲解説】ROSÉ – dance all night

音源

曲情報

「dance all night」(ダンス・オール・ナイト)は韓国のガールズグループ、BLACKPINKのメンバー、ROSÉ(ロゼ)の1stフルアルバム『rosie』に収録された曲。このアルバムは2024年12月6日にリリースされた。

歌詞の意味

この曲は、もし自分がもっと軽やかに生きられたならという願いを、やさしく切ない光で包みながら描いている。朝の穏やかな始まりから、自分を見つめ直す小さな対話が生まれ、その中で心のどこかにずっと残っていた後悔や迷いが浮かび上がる。けれど、その気づきは沈むためではなく、もっと自由に生きたいという気持ちを押し出すためのものになっている。

踊り続けるというイメージには、心の痛みや細かな不安に振り回されず、自分のまま楽しむ強い意志が重ねられている。深く考えすぎる癖や、言えなかった想いへの後悔を抱きながらも、それらに縛られない未来を描こうとする姿が温かく響く。

続くパートでは、頭で抑え込んでいた感情をもっと素直に表に出し、大切な相手に心を預ける勇気を持ちたいという願望が滲む。もし過去の自分がそれをできていたら、関係は違った形になっていたかもしれないという切なさがありながら、今こそ変わりたいという前向きさが重なっていく。

曲の中心には、悲しみや後悔を抱えていても、それを抱えたまま笑い合い、明日を迎える希望がある。誰かと寄り添いながら若さの輝きを保ち、自分らしさを取り戻していく未来を信じる温度が優しく広がる。

全体として、後ろを悔やむよりも今を軽やかに楽しみ、心の痛みさえも踊りで洗い流すような、癒しと再生の物語を紡ぐ曲。

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