【曲解説】SAY MY NAME – ShaLala (Japanese version)

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曲情報

「ShaLala(Japanese version)」(シャララ [ジャパニーズ・バージョン] )はiNKODE所属の韓国のガールズグループ、SAY MY NAME(カナ:セイマイネーム、朝:세이마이네임)の曲。この曲は2025年3月13日にリリースされた2nd EP『MY NAME IS…』のタイトル曲の日本語バージョンとして2025年4月11日にリリースされた。

歌詞の意味

この曲は、自分の内側でゆっくりと芽生えていく“ときめき”と“覚醒”の瞬間を、夢のような質感で描いたポップナンバーである。やわらかな「sha-la-la」というフレーズが象徴するように、全体は軽やかで浮遊感があり、恋や感情の高まりがふわりと胸に広がっていく様子が中心となっている。

最初のパートでは、鏡に映る自分が希望に満ちて見え、まるで光に誘われるように新しい世界へ踏み出していく姿が描かれる。まだ知らない感情や未来をもっと知りたくなるという、前向きな好奇心が曲の出発点になっている。

プリコーラスでは、自分自身が花開いていく瞬間が“光”のイメージとともに語られる。神様への感謝や幸運への自覚がさりげなく織り込まれ、これから扉が開いていくという期待感が高まる。ここでは、外からの祝福と内側の輝きが重なり合う。

サビに入ると、胸が揺れるような新しい感情が一気に溢れ出す。言葉では説明しきれない高鳴りが、「どうすればいいの?」という素直な戸惑いとともに描かれ、恋心とも自己発見とも取れる“ときめきの正体”がふわりと提示される。韓国語と日本語の混在が、感情の勢いと瑞々しさを強調している。

二つ目のヴァースでは、温かい抱擁のような心地よさや、メロディーが心の奥から踊り出すような感覚が描写される。相手の存在や音楽とのシナジーによって、リズムそのものが身体と心に染み込んでくる。情熱と優しさ、火と光が共存するような、夢の中のロマンスのような雰囲気が続く。

続くプリコーラスでは、月明かりの下で心がふわりと浮かび上がるような描写があり、夜と朝が入れ替わる時間帯に訪れる“美しい一瞬”が強調される。夜の高揚と朝の清らかな光が重なることで、感情がさらに鮮やかになっていく。

最後まで一貫して、この曲は「ときめく心に素直になること」をテーマに据えている。言葉で説明できない心の揺らぎ、甘さと切なさの混ざった瞬間、そして光が差し込むような自分自身の覚醒。それらを“sha-la-la”という透明な響きで包み込み、リスナーをやさしく夢の世界へ連れていくような楽曲となっている。

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