【和訳】The Prodigy – Smack My Bitch Up

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歌詞&和訳

(Like this)
(こんな風に)
Change my pitch up
ピッチを上げて
Smack my bitch up
ビッチを引っ叩け

訳解説

 Change my pitch upは口調や態度を変えること。

曲情報

 「スマック・マイ・ビッチ・アップ」(「Smack My Bitch Up」)はインパクト強すぎなカニのジャケットでお馴染みのプロディジー3枚目のオリジナル・アルバム『The Fat Of The Land』の1曲目。

 この曲は女性に対する暴力を助長しているように見えたため大きな波紋を呼んだ。バンドはあらゆる機会を通して、このタイトルは文字通りに受け取るべきではなく、活気と激しさをもって何かをするという意味であると説明した。ザ・プロディジーはこの曲が引き起こした論争を避けることはなく、結果としてメディアの注目を集めたことが彼らの売り上げを押し上げた。

 ちなみに同アルバムは発売直後から音楽評論家たちに絶賛され、UKアルバムチャートとUS Billboard 200で1位になり1000万枚以上を売り上げ、英国で最も売れたアルバムとしてギネス世界記録に登録された。

 ベースラインと歌詞の一部は、The Ultramagnetic MC’sの1988年のトラック”Give The Drummer Some“からサンプリングされており、そこでクール・キース(Kool Keith)は”Change my pitch up, smack my bitch up like a pimp.”「ピッチを変えろ、売春婦のヒモみたいにビッチを引っ叩け」とラップしている。

 この曲のミュージックビデオは非常に刺激的だったため、MTVによって禁止された。主観映像で、主人公がドラッグやアルコールをやって暴れる様が描かれている。YouTubeでは動画が削除されていたがVimeoにはまだ残っていた。暴力シーン、嘔吐シーン、無修正のヌードシーンがあるためここには貼れないが。

 バンドのリーダーであり、楽曲の製作をしているリアム・ハウレットは2009年6月にQマガジンに次のように語った。「アメリカ人はこの曲を取り上げ、これが暴力についての曲だと主張したがった。だから俺たちはこれで笑わせようと考え、過激な映像を作ろうと試みたんだ。物議を醸すだろうと思ったのはそのときだけだった」

 この曲は、著作権料徴収および支払い団体PRS for Musicが実施した2010年の英国の世論調査で、史上最も物議を醸した曲として挙げられた。次点はセックス・ピストルズの「ゴッド・セイブ・ザ・クイーン」、3位はフランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドの「リラックス」だった。

 ビースティ・ボーイズはこの曲が「女性に対する暴力を助長する」と苦情を申し立て、1998年のレディング・フェスティバルでこの曲を演奏しないようザ・プロディジーに要請した。リアム・ハウレットは2015年にQマガジンにこう回想している。「ビースティ・ボーイズが大好きだったから当時はがっかりした。今でもアド・ロックとコラボしたいと思ってるし、MCAが亡くなったと聞いた時はガッカリした。あれはアメリカ人が俺たちのイギリスらしさを理解していなかったんだ」