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曲情報
「99」(ナイティ・ナイン)は、アメリカの ロックバンド、TOTO(トト)の曲である。この曲は1979年のアルバム『Hydra』に収録されている。シングルとして、ビルボードチャートで26位に達した。
ジョージ・ルーカスの映画にインスピレーションを得た
この曲は、TOTOのキーボード奏者、デヴィッド・ペイチが作曲したもので、スターウォーズで有名なジョージ・ルーカス監督による初の長編映画である1971年の映画『THX 1138』にインスピレーションを得た曲である。ペイチは次のように語った。「この映画は、人類が個性を奪われた25世紀の全体主義国家を舞台にしていて、人々は番号付きの無人機であり、政府が施行する鎮静プログラムが国民を統制しているんだ。それとルーカスは映画館の音響システムにTHXという名前をつけたよ」
MVの白い衣装と白い部屋も『THX 1138』へのトリビュートである。
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歌詞の意味
この曲は別れと未練のあいだで揺れ動く気持ちを、相手への深い愛と後悔を繰り返しながら吐き出すように描いている。二人がなぜすれ違ってしまったのか分からないまま、傷つけたくないという思いと離れがたい愛情が絡み合い、どうしても相手を手放せない心の弱さがにじむ。手をつないだ記憶や確かに愛し合っていた瞬間が忘れられず、これ以上離れていたくないという願いが切実に積み重なっていく。壊れそうな関係でもまだ愛しているという感情だけがはっきり残り、終わりと再生の狭間で立ち尽くすような切なさに包まれた曲になっている。


