【曲解説】2NE1 – I DON’T CARE

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日本語バージョン

曲情報

「I Don’t Care」(アイ・ドント・ケア)は、韓国のガールズグループ、2NE1(トゥエニィワン)の同名デビューEP『2NE1』(2009年)に収録されている曲である。テディ・パークとKushが作詞・作曲・プロデュースを手掛けたこの曲は、2009年7月1日にYG EntertainmentからEPの2枚目のシングルとしてリリースされた。この曲は、 R&Bとレゲエの要素を取り入れたミッドテンポのダンスポップトラックとして特徴づけられており、グループのこれまでのヒップホップ中心のイメージから一転したスタイルとして注目された。歌詞的には、この曲は別れた後の独立をテーマにしている。

「I Don’t Care」は発売後商業的に成功し、韓国のさまざまなネットワークで2009年のベストセラーシングルとなった。2009年のMAMAアワードとサイワールドデジタルミュージックアワードで年間最優秀ソング賞を受賞し、 2020年にはBugs!史上最も愛された曲の1つに選ばれた。シングルのミュージックビデオはチャ・ウンテクが監督し、6月下旬に2日間かけて撮影された。メンバーが占い師を訪ね、占い師が時間を止めて浮気している彼氏を妨害する様子が描かれている。

2NE1は、このシングルのプロモーションのため、2009年7月から8月にかけて韓国の様々な音楽番組に出演した。この曲の2つのリミックスバージョンが録音され、デジタルアウトレットでリリースされた。レゲエミックスとソン・ベクヨンによるリミックスである。このトラックの日本語バージョンは、後にグループのデビュー日本スタジオアルバム「Collection」(2012年)に収録された。

歌詞の意味

この曲は、誠実さを欠いた恋人への失望と別れの決意を明確に示している。語り手は繰り返された嘘や不誠実な行動を振り返りながら、信頼が崩れていった過程を冷静に捉え、かつて抱いていた愛情をきっぱりと手放す姿勢を示す。深夜の電話や曖昧な言い訳など、積み重なった出来事が関係の終焉を避けられないものにしていく構図が描かれている。

語り手の心情は悲しみから怒り、そして解放感へと移り変わり、相手に振り回されないという強い意志が前面に出る。かつて涙を流し続けた日々を思い返しながらも、今では別れを選ぶことがむしろ自分にとっての救いとして描かれており、相手が後悔する番だという冷静な距離の取り方が印象的である。最終的には、自尊心と主体性を取り戻し、相手の不誠実さに左右されない強さを獲得した姿がしっかりと提示されている。

その他の動画

MEOVVによるアカペラI DON’T CARE(ウェンディのヤングストリートより)

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