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「End of the Road」は、アメリカのR&Bグループ、Boyz II Menによる楽曲で、映画『Boomerang』のサウンドトラックとして作成された。1992年6月にLaFace、Arista、Motownからリリースされ、Babyface、Antonio L.A. Reid、Daryl Simmonsによって曲と歌詞が作られた。この曲はイーフラットメジャーで作曲され、タイムシグネチャは6/8時計、テンポは150ビートに設定されている。この曲は国内外で大きな成功を収めた。アメリカでは、当時の最長記録となる13週連続で、US Billboard Hot 100のチャートの頂点を占めた。のちにホイットニー・ヒューストンの14週連続1位となった『I Will Always Love You』によって記録は更新されたが、Boyz II Menは後に『I’ll Make Love to You』で同じく14週連続でトップに並んだ。1995年から1996年にかけては、Mariah Careyとのデュエット『One Sweet Day』で、16週連続の1位となり、さらに記録を刻んだ。
「End of the Road」は1992年のBillboard Year-End Hot 100 Singlesで年間チャート1位に選ばれた。また、Billboardによって、1990年代の最も成功した曲の6位に挙げられた。国際的には、オーストラリア、イギリス、ヨーロッパのHot 100 Eurochartなどで一位を獲得した。楽曲ビデオはLionel C. Martinによって監督された。「End of the Road」は、Recording Industry Association of Americaによって、アメリカでの発送数が100万ユニットを超えたためプラチナム認定を受けた。さらに、1993年のグラミー賞でBest R&B Performance by a Duo or Group with VocalsとBest R&B Songを受賞した。
「End of the Road」は1992年6月30日にリリースされた。これは『Boomerang』のサウンドトラックに関連したシングルであり、Boyz II Menのデビューアルバム『Cooleyhighharmony』には当初含まれていなかった。しかし、このシングルの大ヒットを受け、1992年と1993年に同アルバムは再発売された。1993年には「Al Final Del Camino」というスペイン言版がプロデューサーRex Salasと共にリリースされた。
歌詞の意味
この曲は別れが訪れてもなお相手を手放せず、痛みに縋りつきながら「戻ってきてほしい」と必死に訴える切実な愛の物語になっている。約束も思い出も全部残っているのに、相手は離れていき、理由も分からないまま置き去りにされた主人公は、眠れず涙ばかり流し、心の奥が破れていくような孤独に沈んでいく。
それでも愛しているという気持ちは消えず、間違いを許し、傷つけられてもなお「君は自分のもの、そして自分は君のもの」と信じたくなるほど強い執着が胸を支配する。理屈では終わりだと分かっていても、心が認められず、壊れそうな声で「もう一度だけ戻ってきてほしい」と祈るように呼びかけ続ける。
結局この曲は、愛が終わる瞬間の現実を受け入れられない弱さと、それでも相手を想い続けずにはいられない深い愛情がぶつかり合い、痛みと執着の狭間でもがき続ける心をまっすぐに描いたバラード。




