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Clapton Chronicles (The Best Of Eric Clapton)
Eric Clapton
- It’s In The Way That You Use It
- Forever Man
- Running On Faith
- She’s Waiting
- River Of Tears
- (I) Get Lost
- Wonderful Tonight
曲情報
この曲は、1957年にロックのパイオニアであるボ・ディドリーによって書かれ、最初に録音された。作曲者のクレジットには彼の本名、エラス・マクダニエルが記載されている。クラプトンはこの曲を11枚目のソロ・スタジオ・アルバム『ジャーニーマン』の最初のシングル「バッド・ラブ」のB面としてリリースした。
クラプトンはヤードバーズの初期にこの曲を演奏していた。ある日、『ジャーニーマン』のセッション中にギタリストのロバート・クレイとドラマーのジム・ケルトナーがスタジオでこの曲でジャムセッションを始めるまで、彼はこの曲をレコードに入れることを考えていなかった。この曲はクレイとクラプトンのコンボにより、ギター愛好家のお気に入りとなっている。
歌詞の意味
この曲は相手から浮気を疑われながら、実際に疑うべきは相手自身だろうと突き返す関係のねじれをざらついたブルースの語り口で描いてる。主人公は身に覚えのない非難をぶつけられるが、状況を見れば相手こそ他の誰かと関わっている気配がある。相手の家族に連絡しても門前払いされ、信頼の崩れた関係の温度がそのまま伝わってくる。
それでも主人公は相手を見捨てられず、帰ってきてほしいと願ってしまう弱さを抱えている。疑いと執着が同居していて、突き放したい気持ちと戻ってきてほしい気持ちが矛盾したまま押し流されていく。非難の応酬をしながらも本当はふたりとも壊れた関係をどう扱えばいいのか分かっていない。
結局主人公は、責め立てる前にまず自分自身を見つめろと繰り返しながら、その一方で離れられない想いに振り回されている。疑い、矛盾、未練が絡み合ったブルースらしいむき出しの感情がそのまま響く曲になっている。



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