【歌詞和訳】The Veronicas – You Ruin Me

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Job well done
よくやったね
Standing ovation
スタンディングオベーションものだわ
Yeah, you got what you wanted
ええ、あなたは欲しいものを手に入れたのね
I guess you won
あなたの勝ちでいいわ
And I don’t want to hear
“They don’t know you like I do”
「周りのやつらは俺のことをちゃんと知らないんだ」なんて聞きたくもない
Even I could’ve told you
私にだってそう言えたわ
But now we’re done
でももう終わりね

‘Cause you play me like a symphony
だってあなたは私を交響曲みたいに奏でて
Play me ‘till your fingers bleed
指が血まみれになるまで弾き続けた
I’m your greatest masterpiece
私はあなたの最高傑作だった
You ruin me
あなたは私を壊したのよ
Later when the curtains drawn
やがて幕が下りたとき
And no one’s there for you back home
あなたの帰る場所に誰もいなくなっても
Don’t cry to me you played me wrong
私に泣きついてこないで、あなたが私を弄んだんだから
You ruin me
あなたは私を壊したのよ

I know you’ve thought that I wouldn’t notice
バレないとでも思ってたんでしょ
You were acting so strange
あなたの態度が変だったことくらいわかってたわ
I’m not that dumb
私はそんなにバカじゃない
In the end, I hope she was worth it
結局こんなことになって、あなたにとって彼女にそれだけの価値があったのならいいけれど
I don’t care if you love me
あなたが私を愛してるかなんてもうどうでもいい
You make me numb
あなたのせいでもう何も感じないわ

‘Cause you play me like a symphony
だってあなたは私を交響曲みたいに奏でて
Play me ‘till your fingers bleed
指が血まみれになるまで弾き続けた
I’m your greatest masterpiece
私はあなたの最高傑作だった
You ruin me
あなたは私を壊したのよ
Later when the curtains drawn
やがて幕が下りたとき
And no one’s there for you back home
あなたの帰る場所に誰もいなくなっても
Don’t cry to me you played me wrong
私に泣きついてこないで、あなたが私を弄んだんだから
You ruin me
あなたは私を壊したのよ

We’re that song you wouldn’t sing
私たちはあなたが歌おうとしなかったあの曲よ
Just a broken melody
ただの壊れたメロディー
You’re killing me
あなたは私を苦しめてる

You play me like a symphony
だってあなたは私を交響曲みたいに奏でて
Play me ‘till your fingers bleed
指が血まみれになるまで弾き続けた
I’m your greatest masterpiece
私はあなたの最高傑作だった
You ruin me
あなたは私を壊したのよ
And later when the curtains drawn
やがて幕が下りたとき
And no one’s there for you back home
あなたの帰る場所に誰もいなくなっても
Don’t cry to me you played me wrong
私に泣きついてこないで、あなたが私を弄んだんだから
You ruin me
あなたは私を壊したのよ

曲情報

 ”You Ruin Me”(ユー・ルイン・ミー)は、オーストラリアのポップデュオ、ザ・ヴェロニカズ(The Veronicas)のセルフタイトルの3枚目のスタジオアルバムに収録された楽曲である。DNAがプロデュースを手がけ、2012年の「Lolita」以来の新曲としてリリースされた。本楽曲は、2014年9月19日にリリースされ、アンソニー・エジジー(Anthony Egizii)、デヴィッド・ムスメシ(David Musumeci)、そしてザ・ヴェロニカズの双子であるリサ・オリギアッソ(Lisa Origliasso)とジェシカ・オリギアッソ(Jessica Origliasso)によって共作された。オーストラリアのARIAシングルチャートで3週間にわたり首位を獲得し、彼女たちにとって2曲目のナンバーワンシングルとなった。さらに、ニュージーランドやイギリスのチャートでもトップ20入りを果たした。

背景

 2012年、ザ・ヴェロニカズは「Lolita」をシングルとしてリリースし、当初は3枚目のアルバム『Life on Mars』のリードシングルとして発表された。この楽曲はARIAチャートで最高23位を記録し、ゴールド認定を受ける成功を収めた。しかし、アルバム『Life on Mars』は2012年第4四半期に発売予定だったものの、レコード会社のワーナー・ミュージックが発売を延期し、2013年10月にはアルバムが事実上お蔵入りとなってしまった。

 2007年以来アルバムをリリースできない状況が続いたことにより、ザ・ヴェロニカズは不満を募らせていた。彼女たちは、オーストラリアの音楽賞「Oz Artist of the Year」の候補に選ばれた際、公式Facebookページで「私たちのレコードレーベルが今年も楽曲をリリースさせてくれないにもかかわらず、私たちは『Oz Artist of the Year』のトップ50にノミネートされました!」と投稿し、「彼らに見せつけるために、ぜひ投票してください!」とファンに呼びかけた。最終的にリサとジェシカは弁護士を雇い、レーベルとの契約から抜け出すことに成功。2013年には独立アーティストとなった。

 ワーナーとの確執について発表した声明の中で、彼女たちは「5年間、ワーナー・ブラザーズ・レコードの制約のもとにいましたが、ようやく過去のレーベルが私たちのクリエイティブな道のりを支配したり、楽曲のリリースやツアーを制限したりすることなく、自由に活動できるようになりました」と述べた。そして、2014年4月までにソニー・ミュージックと契約し、3枚目のスタジオアルバムの制作を継続した。

録音と作曲

 2014年7月、ザ・ヴェロニカズは3枚目のアルバムの制作を完了し、別の楽曲のミュージックビデオを撮影していたが、深夜のソングライティングセッションを行うことに決めた。アルバムにもう1曲追加したいと考えた彼女たちは、シドニーのプロダクションデュオDNA(アンソニー・エジジーとデヴィッド・ムスメシ)と共に作業を行い、午前1時30分に楽曲を完成させた。このセッションで誕生したのが「You Ruin Me」であり、元恋人との関係や元レーベルとのトラブルをテーマにしている。

 これまでバラードをリリースしたことがなかったため、彼女たちは意外性のある曲を発表したいと考えた。『The Courier-Mail』のキャシー・マケイブ(Kathy McCabe)とのインタビューで、ジェシカは「今、私たちはアーティストとしても女性としても、とても良い状態にあります。この曲は、自分たちの壊れた部分に別れを告げる最後のピースだったんです」と語った。

 「You Ruin Me」は、ニューサウスウェールズ州シドニーのソニー・スタジオで録音され、デヴィッド・プリチャード=ブラント(David Pritchard-Blunt)がピアノ演奏とストリングスアレンジを担当した。ミキシングはエジジーが行い、エンジニアリングはルイーズ・ウィートリー(Louise Wheatley)とピーター・ホルツ(Peter Holz)が担当した。

 楽曲はスローテンポのバラードである。キーはFメジャーで、リサとジェシカのボーカルはG3 – B♭4の範囲をカバーしている。楽曲はピアノとスウィープするストリングスを中心とした「ミニマリスト的」なアレンジが特徴であり、Adeleの「Someone Like You」に似ていると指摘されている。リサがほとんどの部分を歌い、ジェシカはブリッジ部分と最後のコーラスのバックボーカルを担当している。

 歌詞は「見事な仕事ね、スタンディングオベーション。あなたの望みは叶った、勝者はあなたね」というラインで始まり、その後リサがコーラスで「あなたは私を交響曲のように奏で、指が血まみれになるまで弾く。私はあなたの最高の傑作——あなたは私を壊したの」と歌う。

 「You Ruin Me」は、ザ・ヴェロニカズにとって新たな方向性を示す楽曲となり、彼女たちの音楽的成長を象徴するものとなった。

歌詞の意味

サビのダブルミーニング

‘Cause you play me like a symphony
だってあなたは私を交響曲みたいに奏でて

 この部分の “play” は「演奏する」という意味と「(恋愛で相手を)弄ぶ」という意味がかかっている。

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