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ミュージックビデオ
トロイ・シヴァンをフィーチャーしたリミックスVer.
曲情報
「Supernatural」(スーパーナチュラル)は、アメリカの歌手アリアナ・グランデの7作目のスタジオ・アルバム『Eternal Sunshine』(エターナル・サンシャイン)の6曲目に収録されている。2024年3月8日にリパブリック・レコードからリリースされた。翌日の3月9日には、トロイ・シヴァンをフィーチャーしたリミックス版がグランデの公式ウェブサイト限定で「slightly deluxe」エディションの一部として公開され、翌日にはすべてのストリーミングプラットフォームでも配信された。2024年10月1日には、同曲のライブバージョンが『Eternal Sunshine(Slightly Deluxe and Also Live)』に収録された。
背景
2024年2月7日、アリアナはInstagramのストーリーで新たな楽曲名を明かし、「Bye」「Supernatural」「We Can’t Be Friends(Wait For Your Love)」が含まれていた。
2024年7月7日、アリアナはTikTokに「Supernatural」の録音風景を投稿したが、その際に使用されていたインストゥルメンタルは実際の楽曲とは異なるものであった。本人はこの違いについて明言していないが、インストゥルメンタルの違いに言及するコメントに「いいね」を押している。
2024年12月15日には、デモバージョンの一部がリークされた。
2025年3月28日には、アリアナの短編映画『Brighter Days Ahead』の中で、「Twilight Zone」とともに“ピーチの3つ目の記憶”のパートにてこの曲が使用された。
短編映画の公開後、本曲はTikTokを中心にバイラルとなり、「エスカレーターに乗りながら上体を反らして浮遊するふりをする」というチャレンジなどで注目を集めた。2025年5月19日にはソロのミュージックビデオが公開された。この映像は短編映画で使用された記憶パートの映像をそのまま流用している。
歌詞の意味
この曲は、恋に落ちたときの圧倒的な感覚を「超自然的なもの(supernatural)」になぞらえて描いている。相手に強く惹かれ、触れられることで自分が完全に支配されるような、抗う気持ちすら消えてしまうほどの情熱を歌っている。
「愛に取りつかれているようだ」「乗っ取られるようだ」という表現は、怖さではなくむしろ心地よく、相手に完全に身を委ねたいという肯定的な意味で使われている。自分の体にも心にも深く入り込んでくる感覚を、月と星のように自然と結びつく存在として描き、二人の関係がどこまでも強く結びついていくイメージになっている。
歌全体を通して、理性よりも感情が勝ち、恋の勢いに身をまかせていく甘く激しいムードが貫かれている。
相手に「称してほしい」「自分のものにしてほしい」と繰り返すことで、恋の依存にも近い強烈さが強調されている。


