【曲解説】Carpenters – Jambalaya (On The Bayou)

動画

曲情報

「ジャンバラヤ(オン・ザ・バイユー) 」は、アメリカのカントリーミュージック歌手のハンク・ウィリアムズが作詞作曲した楽曲で、1952年7月に初めてリリースされた。この曲は彼にとって最も多くカバーされた曲で、クレオール料理のジャンバラヤにちなんで名付けられている。2002年には、1952年にMGMレコードからリリースされたウィリアムズの録音がグラミー殿堂入りを果たした。

カーペンターズは、1973年のアルバム『Now & Then』に、カントリー調のアップテンポなポップバージョンでこの曲を収録した。このバージョンは、1974年にアメリカ国外でシングルとしてリリースされ、イギリス(チャートで最高12位)と日本で好調な売れ行きを見せた。

歌詞の意味

この曲は、ルイジアナのゆったりした暮らしやケイジャン文化のにぎやかな雰囲気を、陽気で温かな空気とともに描いている。愛するイヴォンヌに会うために沼地を進み、親族たちが集まって料理や音楽を囲みながら思いきり楽しむ光景が、生き生きと広がっていく。ジャンバラヤやガンボなどの郷土料理、ギターの音色、仲間たちの笑い声が交じり合い、素朴だけど豊かな生活が祝祭のように輝く。働きながら未来を築こうとするまっすぐな思いと、仲間が集まる温かなコミュニティが同時に描かれ、日常の中にある喜びを爽やかに感じさせる曲。

バイヨーとは?

Bayou: 米国南部の湿地帯を流れるゆったりした川や水路のこと。特にルイジアナで知られる。

ピローグとは?

Pirogue: ルイジアナのバイユーで使われる小型の手漕ぎボート。

ジャンバラヤとは?

Jambalaya: 米、肉、シーフード、野菜などを煮込んだクレオール料理。

フィレガンボとは?

Filé Gumbo: サッサフラスの葉を使った濃厚なスープ料理、ガンボの一種。フィレパウダーとも言う。

error: Content is protected !!