【和訳】Angus & Julia Stone – Yellow Brick Road

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歌詞&和訳

Just a spoon full of sugar makes the medicine go down
たったスプーン一杯の砂糖で薬を飲み込めるようになる
Sweet Mary Jane, won’t you lay me down?

スウィート・メリー・ジェーン、安らぎをくれないか?
Lost my heart in California, lost my mind

カリフォルニアで心に落ち、理性を失った
Shot me down with a revolver, got me high

リボルバーで撃たれてハイになった

Then a heart of gold came on the stereo
そしてステレオから流れてきたのは「ハート・オブ・ゴールド」
Mr. Young made me cry

ミスター・ヤングが僕を泣かせた
Then all the colors of the rainbow

それから虹のすべての色が
Fell in my eyes

僕の瞳に落ちてきた

I lost my mind long ago
ずっと前に正気を失ったんだ
Down that yellow brick road

あの黄色いレンガ道を進んで
I lost my mind long ago

ずっと前に正気を失ったんだ
Down that yellow brick road

あの黄色いレンガ道を進んで

Took a train to the river where I dove right in
電車に乗って川に行き、飛び込んだ
That skinny dipping girl made the blue bird sing

あの素っ裸で泳いでいた女の子を見て、僕の心は踊った
Fell in love in California, she blew my mind

カリフォルニアで恋に落ちた、彼女は僕の心を吹き飛ばした
She shot me down with her revolver, she got me high

彼女はリボルバーで僕を撃ち、ハイさせたんだ

Then the weather man came on the radio
天気予報士がラジオで
Said there’ll be sunshine

晴れるでしょうって言ったけど
Then all the colors of the rainbow

それから虹のすべての色が
Fell in my mind

僕の瞳に落ちてきた

I lost my mind long ago
ずっと前に正気を失ったんだ
Down that yellow brick road

あの黄色いレンガ道を進んで
I lost my mind long ago

ずっと前に正気を失ったんだ
Down that yellow brick road

あの黄色いレンガ道を進んで

I lost my mind long ago
ずっと前に正気を失ったんだ
Down that yellow brick road

あの黄色いレンガ道を進んで
I lost my mind long ago

ずっと前に正気を失ったんだ
Down that yellow brick road

あの黄色いレンガ道を進んで

曲情報

 「Yellow Brick Road」(イエロー・ブリック・ロード)は、オーストラリアのシンガー・ソングライター・デュオ、アンガス & ジュリア・ストーンによる2枚目のスタジオアルバム『ダウン・ザ・ウェイ』に収録された曲である。このアルバムは2010年3月12日にオーストラリアでEMIミュージック・オーストラリアを通じてリリースされ、ARIAチャートで初登場1位となった。

 2010年のARIAミュージック・アワードでは、このアルバムはARIAアワード・オブ・ザ・イヤー、ベスト・アダルト・オルタナティブ・アルバム、ベスト・カバーアート、ARIAアワード・フォー・プロデューサー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。

解釈

スウィート・メリー・ジェーンって誰?

Sweet Mary Jane, won’t you lay me down?
スウィート・メリー・ジェーン、僕を寝かせてくれないか?

 スウィート・メリー・ジェーンは大麻の愛称。

カリフォルニアで起きたこと?

Lost my heart in California, lost my mind
カリフォルニアで心を失い、正気を失った

 この部分はイーグルスの名曲「Hotel California」(1977年)への言及である可能性がある。「Hotel California」は、マリファナの香り立つカリフォルニアのホテルに滞在し、快適な生活を送るが、堕落して快楽主義的な過ごし方を続ける滞在客たちに嫌気が差して、以前の自分の日常生活に戻るため、ホテルを去ろうとしたものの、離れようにも離れられなくなったというストーリーである。

ニール・ヤングへの言及

Then a heart of gold came on the stereo
そしてステレオから流れてきたのは「ハート・オブ・ゴールド」
Mr. Young made me cry

Mr.ヤングが僕を泣かせた

 Mr.ヤングはニール・ヤングのこと。ニール・ヤングは「ハート・オブ・ゴールド」(1972年)という曲の中で、「俺は黄金の心を手に入れるために鉱夫をしてきた / ハリウッドにもレッドウッドにも行った / 黄金の心を探して海にも渡った / 年をとったがまだ黄金の心を探し続けている」と歌っている。


 またニール・ヤングの1969年のアルバム『クレイジー・ハウス』に収録された「ダウン・バイ・ザ・リバー」という曲の影響も受けている可能性がある。

 以下、「ダウン・バイ・ザ・リバー」からの引用

Down by the river I shot my baby
川のほとりでベイビーを撃った
Down by the river

川のほとりで
Dead, ooh

死んだ、ああ
Shot her dead, ooh

彼女を撃ち殺した、ああ

 以下、「イエロー・ブリック・ロード」からの引用

Took a train to the river where I dove right in
電車に乗って川に行き、飛び込んだ

She shot me down with her revolver, she got me high
彼女はリボルバーで僕を撃ち、ハイさせたんだ


 以下、「ダウン・バイ・ザ・リバー」からの引用

She could drag me over the rainbow
彼女は私を虹の彼方まで引っぱって行ってくれるかもしれない
And send me away

そして送り出してくれ

 以下、「イエロー・ブリック・ロード」からの引用

Then all the colors of the rainbow
それから虹のすべての色が
Fell in my eyes

僕の瞳に映った

 この部分は涙のメタファーだと思われる。水が虹色に見えるのは、光の干渉という現象によるもので、ここでは泣いて水滴がついた目に虹色が映ったことを比喩的に表現していると思われる。


 また歌詞の「girl made the blue bird sing」の部分はニール・ヤングの1973年のアルバム『Chrome Dreams II』に収録された「Beautiful Bluebird」という曲を指している可能性もある。

That skinny dipping girl made the blue bird sing
直訳:あの全裸で泳ぐ女の子が「ザ・ブルーバード」を歌わせた
意訳:あの素っ裸で泳いでいた女の子を見て、僕の心は踊った

 ちなみにこのフレーズの「the blue bird」(青い鳥)は「幸せの象徴」を意味し、「(自分の心の中の)青い鳥を歌わせた」という表現で、「とびきり幸せな気分になった」という比喩表現になっている。

イエロー・ブリック・ロードとは?

 「イエロー・ブリック・ロード」は元は童話『オズの魔法使い』に出てくるエメラルド・シティに続く道のこと。

 アンガス・ストーンはオーストラリアのシドニーのアバロンで育ち、地元の高校まで歩く道は「イエロー・ブリック・ロード」として知られていた。彼は高校時代に何年も薬物を使用していたことについてインタビューの中で言及している。

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